ビールの原料

ビールの主原料は麦、ホップ、水、酵母の4つから造られています。

クラフトビールの醍醐味は、多種多様な種類のビールを楽しめるところ。4つの原料の種類を使い分け、多彩な味や香りを造り出しています。

ビールの主原料? 麦芽

大麦、小麦、ライ麦、ソルガム麦等、様々な麦がビールに使用されています。麦によってビールの色、風味、そしてアルコール度数が変わってきます。多くは発芽させた大麦の麦芽(モルト)を使用しますが、麦のままではなく、発芽させることによって糖質が生まれます。この糖が酵母により分解されて、ビールを造り出しています。

ビールの主原料? ホップ

聞いたことがあるけど、実態をあまり知られていないホップは、アサ科の宿根性多年生植物です。ビール醸造においては、苦みや香り付け、そして雑菌の繁殖を抑える役割も担っています。ホップの種類は多種多様で、使うホップにより、多様なビールが製造できます。雄株と雌株が別々になっており、受精すると香りと苦味が落ちてしまうため、ビールに使われるのは受精前の雌株の花のみです。
日本の大手ビールメーカーは主に東北地方のホップ栽培農家と契約をして、東北はホップ生産のメッカで、全国のうち98%は東北地方で生産されています。近年では、クラフトビールのブルワリーは自らホップを栽培する自家栽培したホップを使用するところで出てきています。ところがちなみにアメリカで人気のソラチエースは元々は北海道空知で開発されたホップです。

ビールの主原料? 水

ビールの90%以上は水ででできています。ビール1?を造るためにおおよそ10?の水が必要とされており、水の役割は重要です。水に含まれるミネラル等の含有物の違いに応じて、酵母に与える影響が変化し、味や色合いが変わっていきます。水を選ぶことにもビール醸造においては非常に重要なポイントとなっています。

ビールの主原料? 酵母

酵母はビール製造において非常に重要な役割を果たす微生物です。酵母は麦芽から作られる糖を分解し、アルコールと炭酸を造り出します。そうです。ここで、ビールの炭酸とアルコールは作られるんです。炭酸を加えているわけではないんです。ビールにはラガー酵母とエール酵母という2種類の酵母が使い分けられ、異なったタイプのビールを造ることを可能にしてます。

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