「けやきひろば 春のビールまつり」イベント取材レポート

日本最大級のクラフトビールイベントの「けやきひろば 春のビールまつり」がさいたまスーパーアリーナ(埼玉県さいたま市)で2017年5月17日(水)~21日(日)の日程で開催されました。全国各地から選りすぐりのクラフトビールのブルワリーが集まり、毎年盛り上がりを見せるこのクラフトビールイベント。My CRAFT BEER編集部では週末の5月20日(土)に、イベントにお邪魔して取材してきました!当日のイベントの様子をレポートします。

いざ、会場へ

けやきひろば看板

開場時間の11時をやや過ぎた頃、さいたま新都心駅を降りると既に気温は30度近くまで上昇し、絶好のビール日和。そのまま、けやきひろば広場に足を進めて行くと、気温にも増して、会場からは湧き出る人の熱気。会場に入る前から、否応なしにテンションが高まります。いざ、会場に足を踏み入れると、開場直後にもかかわらず、多くの人がビニールシートを敷き、既に宴もたけなわ。最高の天候の中、多くの方がクラフトビールを楽しんでいます。

けやきひろば

17回目を迎えた今回の「けやきひろば 春のビールまつり」は、全国のブルワリー、飲食店、そして海外ビールのインポーター等が77のブースを連ね、定番ビールだけではなく、このイベント用に醸造された限定ビールなどを用意して、イベント参加者に1つ1つ丁寧にサーブしています。人気のブルワリーには長蛇の列が出来き、クラフトビールの人気の高まりをうかがわせます。

ブース ブース2

主催者の声

まずは、主催者である株式会社さいたまアリーナの企画室企画管理課でこのイベント責任者である矢萩俊弘さんに話をお伺いしました。

ー すごい数の人で賑わっていますね。もともとクラフトのイベントをはじめたきっかけは?

「今年も多くの方にご来場をいただいており、大変嬉しく思っております。最初は、アリーナの稼働率を高めるために始めた当イベントが、今や10万人超を集客する一大イベントに成長しました。元々のきっかけは、イベント企画担当者のひとりがコエドブルワリーの朝霧社長と知り合いだったことから、クラフトビールイベントに目をつけたことでした。」

ー ここまで人気のイベントになった要因は?

「入場料を取らない運営方法が、クラフトビールに馴染みのない人も気軽に参加できる垣根の低さとなり、クラフトビールファン以外の層にも浸透して行ったことが、このイベントをこの規模までに成長させた要因の1つだと思います。その後は、反響が反響を呼び、さらには近年のクラフトビールブームの後押しもあり、10万人規模のイベントとなりました。」

「また、飲食をする場所の確保が難しいとの参加者の声に、今回から予約席を設けるなど毎回改善を繰り返してきていることも参加者の満足度を向上させ、リピーターの獲得につながっていると思います。」

ー 今年からは予約席も用意されたんですよね。

「今回の予約席も、概ね好評です。1,300円ではありますが、1,000円分のパスポートチケットが付いておりますので、実質負担はそこまで大きくないです。」

予約席

ー 今後のイベントの展望は?

「規模が大きくなるにつれて、安全性の確保やマナーの徹底など運営の難しさも出て来ていますが、しっかりと対策を講じて、このイベントを継続的に運営していきたいと考えております。」

参加者の声

続いて、各地からクラフトビールをお目当てにやってきた参加者の方にも声を聞いてみました!

お友達同士で東京と千葉から来られた二人組

13時位に到着するも、うまくスペースを見つけてビニールシートを敷いてビールを満喫中のお二人に話を聞きました。イベントを知ったきっかけについて尋ねると、行きつけのビアバーでこのイベント情報を知って参加したとのこと。クラフトビールのよさについては「ビールのいいところは、どんなときでもテンションが高くなることですね。あと、どんな食事にもマッチするので、場所を選ばず楽しむことができるのもビールのいいところです。」と語ってくれました。

「今日も食事とのマッチングでビールを選んでいます。」と話す二人は、唐揚げをおつまみに、最初は志賀高原ビールをセレクト。「好きなビールは、ヴァイツェンと苦めのビール!」と好みは別々。自分の好みのビールを見つけることができるのも、80近いブルワリーが揃っているこのイベントならではです。

お目当てのビールは「インスタグラムで、たくさん写真がアップされているブルワリー。美味しそうなので、今から楽しみです!」と話すお二人、ビールと笑顔が似合っていました!

群馬から来た友達3名組

続いては、群馬から来たという3名組にインタビュー。イベントに来たきっかけについて聞くと「今日は大宮に行く予定でしたが、足を伸ばしてイベントに急遽参加しました。オクトーバーフェスタなどビールイベントには過去にも参加していますが、近くでビールイベントを探していたところ、ネット検索でこのイベントを知りました。友達を誘って、急遽今日は参加しました」とのこと。「どんなビールでも大好き!」と根っからのビール党の3人は、「ビール飲むと、ホッとしできる。」「疲れたときに飲むと最高です!」と語ってくれました!

東京からの会社仲間4名で参加

開場11時には来て、入り口近くの場所を確保したという4人組。「好みは、エール、ホワイト、苦めのビールとそれぞれ別々です。」と話すビニールシートには、ブルワリーのテイスティングカップ(少量を少しずつ様々の種類を試すことができる)がたくさん並んでいました。「色々なタイプのビールを楽しむことができるのがこのイベントの楽しいところです。」

地元さいたま市から参加した女性友達同士

最後に、地元さいたま市から参加している方にもお話を聞いてみました。イベントについて尋ねると「地元なので、毎年参加しています。」とのこと。お目当てのビールについては「昨年飲んだ独歩ビール。美味しくて今年も同じものを飲んでいます!」と、すっかりリピーターに。毎年数多くのリピーターの方が参加するのもこのイベントの特徴です。

取材後記

参加者の方々が、全国各地から集まった様々なブルワリーのクラフトビールを飲み比べしながら、最高の笑顔でビールと食事を楽しんでいる姿が印象的でした。やはり人の笑顔を生み出すクラフトビールは最高ですね!次回のクラフトビールまつりは2017年8月30日(水)~9月3日(日)、場所はさいたまスーパーアリーナの屋内スペースコミュニティアリーナにて開催予定とのことです。今回参加できなかった方も、次回は是非参加してみましょう!

さいたまスーパーアリーナ
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