サンクトガーレン、トロピカルな濁りと味わいのクラフトビール「Golden Haze IPA」発売

神奈川県厚木市の地ビールメーカー、サンクトガーレンは4月27日、トロピカルジュースのような濁った見た目と味わいが特徴のビール「Golden Haze IPA(ゴールデンヘイズアイピーエー)」を4月28日(金)に発売しました。

Golden Haze IPA

「Golden Haze IPA」は、2016年にアメリカ北東部で誕生したIPAの派生スタイル「New England IPA(ニューイングランドスタイルアイピーエー)」を踏襲しています。

NE-IPAは今ではアメリカ各地で造られるようになりましたが、現地での凄まじい人気のため日本にはほとんど入ってきません。NE-IPAは一般的なIPAよりもさらに盛大にホップを使いますが、Golden Haze IPA(NE-IPA)は、XPA(IPA)に対して約3倍のホップを使っています。そのホップの使用量はサンクトガーレン史上最大です。

ホップ

そしてNE-IPAは大量にホップを使っていながらも苦味が控えめであることも特徴です。理由はホップの使い方にあります。通常、ホップは麦汁を煮沸している最中に段階的に加えていきますが、NE-IPAは麦汁の煮沸時に投入するホップはごく僅かで、ほとんどのホップを理論上ホップの苦味が抽出されない麦汁煮沸後に投入します。具体的に麦汁煮沸中に加えるホップと煮沸後に加えるホップの割合はXPAで8:5なのに対し、「Golden Haze IPA」ではトロピカルな香りのホップをメインにした2:39です。

ホップ豆乳・麦汁糖度計測

また、NE-IPAは盛大に使ったホップのため濁っていることも特徴の1つで「Hazy IPA」とも呼ばれており、今回の“Golden Haze(金色の煙霧)”の名前もこの呼称から名づけられました。

サンクトガーレンでは、「Yokohama Fruhlings Fest2017」「2017けやきひろば春のビール祭り」「ヒビヤガーデン」の3つのイベントにブースを出店し、いずれの会場でもIPAとNE-IPAの飲み比べが楽しめます。

ホップを大量に使ったことで、濁った色合いと、ホップのトロピカルな香りが相まったトロピカルジュースのようなクラフトビールに仕上がったという「Golden Haze IPA(ゴールデンヘイズアイピーエー)」をぜひ味わってみてください。

【参照リリース】トロピカルジュースのような見た目と味わいのビール「Golden Haze IPA(ゴールデンヘイズアイピーエー)」サンクトガーレン史上最大量ホップ使用
【ブルワリー公式サイト】元祖地ビール「サンクトガーレン」公式ホームページ

(My CRAFT BEER 編集部 平井 真理)

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