榮太樓總本鋪は11月29日、石川酒造と国分首都圏と共同開発した「TOKYO黒みつLAGER」(発泡酒)を5,150本の数量限定で発売した。3社は黒みつと黒ビールの相性に着目し、その比率が最もバランスの良い商品になるよう、協業により開発した。
同商品では、沖縄県の黒糖を使用した黒みつをぜいたくに使い、麦芽はピルゼン・ミュンヘン・キャラメル・チョコレート・ブラックの5種類を使用。仕込み水には秩父山系の伏流水を使用している。榮太樓總本鋪の黒みつの上品な甘さと、石川酒造のデュンケル(黒ビール)のコクを合わせた、深みのある絶妙な味わいに仕上がった。
今回、「甘味」に着目した商品は少ないものの潜在的なニーズがあると捉え、スイーツやデザートにもなり「宅飲み」シーンでじっくりと味わうことができる甘口タイプのクラフトビアテイスト(発泡酒)を開発したという。製造後の麦芽粕はサステナブルな社会実現を目指す観点から、肥料・飼料として再利用している。
石川酒造は東京都福生市の老舗酒蔵。明治期にビール醸造をしていた歴史を持つ同社は、1998年に「多摩の恵」の名でビール醸造を再開している。清酒造りにも使用する自社地下天然水をぜいたくに使っている。
原材料は麦芽(外国製造)、黒みつ、ホップ。アルコール度数は4.5%。330ml瓶で希望小売価格は865円(税別)。
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