日本でも徐々に人気が高まりつつあるクラフトビールですが、普段からビールを飲む方の中にも「クラフトビールって何だろう?」と思われている方もまだまだ多いのではないでしょうか?そこで、ここではクラフトビールに関する基本的な知識についてご紹介したいと思います。
クラフトビールとは?
クラフトビールとは、一言で言えば「大手メーカーで大量生産されるビールとは一線を画し、ブルワー(ビール職人)が、香り、味、苦味、色、デザインに徹底的こだわり、1つ1つに時間と労力を惜しみなくかけて、丹念に造られた工芸品のようなこだわりビール」です。
ちなみに、クラフトビール大国アメリカでは、 クラフトビール業界団体のBrewers Association(ブルワーズ協会)が、アメリカンクラフトビールを下記のように明確に定義しています。
- Small(小規模であること):年間製造量が600万バレル(約70万キロリットル)以下であること
- Independent(独立していること):他社メーカーによってコントールされていないこと
- Traditional(伝統的であること):伝統的若しくは革新的な醸造から作られるビールが、醸造されているビールの大半を占めていること
クラフトビールの楽しみ方
こだわりのビール職人によって造られたクラフトビールは、どのように楽しめば良いのでしょうか?
見慣れた黄金色から艶のある黒色のビールまで。口当たりが軽く飲みやすいものから、苦味を出したパンチのあるビールまで。アルコール度数の低いものもあれば、驚くほど高いビールまで。少量生産が可能にしたその多様さこそが、クラフトビールの醍醐味です。その一つ一つの違いを五感を存分に使って楽しんでみましょう。
視覚
光り輝く黄金色から漆のような美しい黒色まで、ビールの外観を楽しむことができます。また、ボルトや缶に入ったクラフトビールの場合は、パッケージにも注目してみてください。個性豊かなパッケージからオシャレなものまで、思わずパッケージでジャケ買いするのも楽しみの一つです。
嗅覚
鼻からアロマ(香り)を感じてみましょう。ホップの華やかな香りから、柑橘系のフルーツの香りやチョコレートのような甘い香りまで、今でには味わったことのない香りのビールに巡り合うことができます。
味覚
口に含んだ時のフレーバー(味)は、さっぱりとして飲みやすい味から、ホップが効いた苦味が強いものも、そして高級ブランデーのような芳醇な味わいがするものまで、その幅広さは同じビールとは思えません。
触覚
舌が触れた時の感触も口当たりの軽いものから、滑らかな感触のビールもあれば、少しピリッと感じるものもあります。
聴覚
ビールグラスにビールを注いだ時の音も楽しみの一つです。炭酸が弾けるように、ワインのようにしなやかに流れるように注がれるビールも。飲む前にその違いを感じるのもクラフトビールの楽しみの1つです。
まとめ
いかがでしょうか?ブルワー(醸造家)のこだわりに思いを馳せ、五感を存分に発揮して、肩肘張らずに気軽に楽しむのがクラフトビールです!1つ1つに特徴があるクラフトビール。ぜひ、自分のお好みのクラフトビールを見つけてみましょう!


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