クラフトビールが飲める野球場

うだるような暑さが続いています。皆さま、どのようにお過ごしでしょうか。

夏と言ったらビールですね。真夏の夜、外気に触れながら飲むビールは格別なものです。

特に野球場で飲むビールなんて最高です。アイドル顔負けのかわいらしい売り子さんも増えていますし、最近はクラフトビールが飲める野球場も話題となっています。今回はそんなクラフトビールが飲める野球場をご紹介します。

ZOZOマリンスタジアムに「マリーンズビール」が登場

千葉ロッテマリーンズの本拠地・ZOZOマリンスタジアムでは、エールビール「マリーンズビール」を7月6日より販売を始めました。製造元は千葉市初のクラフトビール醸造所であり、2018年4月に自社醸造を開始した「MAKUHARI BREWERY（幕張ブルワリー）」。クラフトビールの本場・アメリカのオレゴン州ポートランドでの仕込み方を追求し、ホップな香りと苦みが入り混じったフルーティーな味を完成させました。

マリンスタジアムは海から近い球場です。浜風にあたりつつ、千葉ロッテのかっこいい応援歌を耳にしながらビールをゴクリ。5回裏もしくは7回裏終了後には巨大花火を楽しむことができます。

嚆矢となった横浜スタジアムの「ベイスターズエール」「ベイスターズラガー」

横浜スタジアムを本拠地とする横浜DeNAベイスターズは2015年に球界初の球団オリジナル醸造ビール「BAYSTARS ALE（ベイスターズ・エール）」を発表し、16年は「BAYSTARS LAGER（ベイスターズ・ラガー）」の販売を開始しました。

ベイスターズ・エールを手がけたのは、地元関内に店舗を構えるクラフトビールブランド・横浜ベイブルーイング。爽やかなホップの香りに、柑橘系の香りをプラスしており、女性でも飲みやすいです。ベイスターズ・ラガーは180年余りにわたる酒造りで培われた技と心を有する木内酒造が手がけました。重厚感あるコクとキレでしっかりとしたのどごしを楽しめます。

どちらも日本最古のビール審査会「インターナショナル・ビアカップ」で、受賞歴があるほどの実力。すり鉢状となっている横浜スタジアムの高いスタンドで飲むビールもこれまた一興です。2018年はシーズンを通して4種類の期間・数量限定「BAYSTARS SEASON LIMITED BEER（ベイスターズ・シーズンリミテッドビール）」を発売しています。

東北の味が集結！楽天生命パーク宮城の「イーグルスビール」

宮城県仙台市を本拠地とする東北楽天ゴールデンイーグルスは2017年に3種類のオリジナルクラフトビール「EAGLES BEER（イーグルスビール）」を発売しました。

みちのく福島路ビール（福島）、いわて蔵ビール（岩手）、仙南シンケンファクトリー（宮城）と3つのブルワリーが製造。2018年にはBe Easy Brewing（ビーイージーブルーイング）（青森）、田沢湖ビール（秋田）、地ビール月山（山形県）が加わりました。

さらに、青森の「ほたて一夜干し」や秋田の「いぶりがっこ」、福島の「いかにんじん」など東北6県の「東北の厳選おつまみ」もそろえています。

今季のイーグルスは成績的に厳しい状況が続いていますが、田中和基選手や岩見雅紀選手など将来が楽しみな若手選手も育っています。ビールを飲みながらチームを温かい目で見守ってみるのもいいじゃありませんか。

ほかにもあるよ！野球場でクラフトビール

西武プリンスドーム内にあるクラフトビアバー「L’s CRAFT」では、Blue Moonをドラフト（樽詰め）で提供しています。東京ヤクルトスワローズが本拠地とする明治神宮野球場では毎年恒例「生ビール半額ナイター」を実施しています。今年はアメリカの代表的なクラフトビールメーカーであるブルックリン・ブルワリー社のフラグシップブランド「ブルックリンラガー」の樽生ビールを数量限定で販売するそうです。