2020年10月24日(土)、25日(日)の2日間、東京八王子の高尾山で「第2回高尾山クラフトビア&ギア フェスティバル」が開催されました。秋晴れのビール日和、多くの来場者が集まったイベントの様子をレポートします。
絶景の展望台でクラフトビールを楽しむ!
フェスの会場となった高尾山霞台展望施設は山の中腹にあり、ケーブルカーやリフトの発着駅からすぐアクセスできます。連なる山々や関東の街の様子が望める絶景ポイントで、自分の足で山道を上ってきた登山客も、頂上を目指す前に一息つくスポット。
取材した日曜日は、イベントに多くの来場者が集まりました。感染症対策で会場の収容人数を制限していたこともあって、整理券が配られ、番号が呼ばれるのを待っての入場となりました。
山にまつわるブルワリーが出店
いざ会場へ! アウトドアギアブランドやフードの屋台もにぎわっていましたが、クラフトビールを目当てにしている来場者が大半。しかし入場人数に制限があることでビールを買うための行列もなく、席取りに苦労することもなく、ゆったりと楽しめました。
今年は、5つのブルワリーが出店していました。
高尾山の地元・八王子を流れる多摩川の源流部、山梨県小菅村に醸造所を構えるFar Yeast Brewingは、フルーティなセゾン「東京ホワイト」やクリーンな苦みのある「東京IPA」などを提供。八王子の姉妹都市・日光市に拠点があるNikko Brewingは、「THE NIKKO MONKY’S PALE ALE」、限定醸造の「日光米糀セゾン」など。高尾山と東海自然歩道で結ばれている大阪府箕面市の箕面ビールは、「BOSS ZARU IPA」や定番の「PALE ALE」などを提供していました。
花由来の酵母で発酵、高尾ビールの「やまゆりセゾン」
高尾ビールが提供していたビールの中から、「やまゆりセゾン」をオーダー。
やまゆりは八王子の市の花。「やまゆりセゾン」は、東京薬科大学八王子キャンパスに咲くやまゆりの花由来の野生酵母を使った、ベルジャンスタイルのビールです。花から酵母を起こすために、大学の研究室と協力して試行錯誤を繰り返したとか。
苦みは抑えられ、香りも後味も華やか。やまゆりの花の芳醇なアロマを想像させる1杯です。登山後の乾いた喉にしみるおいしさ。
高尾山の絶景を堪能しながら飲むビールは最高! 高尾山にゆかりの深い特別なビールに出会える「高尾山クラフトビア&ギア フェスティバル」は、山好きもビール好きも大満足できるイベントでした。
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【公式サイト】第2回 高尾山クラフトビア&ギア フェスティバル