ISEKADO(有限会社二軒茶屋餅角屋本店、三重県伊勢市)は2月5日、西海岸スタイルを日本の感性で再構築した新定番ビール「Beyond the Pacific」を発売した。
同社にとっては4年ぶりの新定番ビール。米を使用しており、ドライながらも奥行きのあるピルスナーをベースに、アメリカ北西部産のホップ「ストラータ」と「クラッシュ」の2品種が生み出す華やかでフルーティな香りを主役に据えている。IPAを彷彿とさせる力強いホップキャラクターを持ちながらも、日本人の繊細な味覚に合わせて調整されたクリーンな味わいとキレのあるドライなフィニッシュが特徴となっている。
アメリカ西海岸で発展したIPAスタイルに敬意を払いながら、日本のピルスナー文化の視点と技術で再解釈した同ビール。麦わら色のほんのり霞がかった外観で、マンゴー、オレンジ、パッションフルーツ、ダンクといったトップノートが広がりつつ、口に含むと、強めの炭酸がしゅわしゅわと弾ける感触とともに、熟れた果実を思わせるホップフレーバーが一気に広がる。ほんのり甘みが感じられたのち、後味はスッキリと爽やかにキレていき、ホップのキャラクターと相まって心地よい清涼感が楽しめる。さらに、わずかに残る渋みの余韻が、次の一口を誘う絶妙なバランスを演出している。
原材料は大麦麦芽(外国製造)、米、ホップ。スタイルはPacific Dry Pilsnerで、アルコール度数は5.5%。350ml缶で価格は580円(税抜)。ISEKADO公式ONLINE SHOPほかで購入できる。
【販売ページ】ISEKADO公式ONLINE SHOP
【関連ページ】伊勢角屋麦酒

梶原誠司
