近鉄リテーリングは2025年1月下旬頃、三重県志摩市にある近鉄鵜方駅にクラフトビール醸造所「志摩醸造(Shima Brewery)」を開業する。伊勢志摩エリアの新たな名物となるクラフトビールを醸造するという。
同醸造所で醸造したクラフトビールは、樽、缶ビール、瓶ビールとして、伊勢志摩エリアのホテルや物販店舗に加え、オンラインショップにて販売する。また、醸造風景を眺めながら、できたてのクラフトビールを楽しむことができるタップルームを2025年3月上旬に、志摩醸造内に開業するという。
ロゴマークには、クラフトビールに親しみを持ってもらえるよう、醸造タンク達が和を紡いでいくイメージをデザイン。主な醸造設備としては、仕込みタンク1.5キロリットル、発酵タンク1.5キロリットル6基、熟成タンク1.5キロリットル2基、缶充填設備など。
同社としては近鉄奈良駅前にある「大和醸造(Yamato Brewery)」に次ぐ2か所目の醸造所。2020年に開業した大和醸造は、直営店のYAMATO Craft Beer Table近鉄奈良駅前店、大和西大寺駅店、奈良三条通店でのオリジナルクラフトビールの提供や、近鉄が運行する観光特急「しまかぜ」「青の交響曲(シンフォニー)」「あをによし」の車内でもオリジナルラベルのクラフトビールを提供。定番ビール「はじまりの音(ね)」シリーズのうち「はじまりの音 スタウト」は「インターナショナルビアカップ2021」で金賞、「はじまりの音 セゾン」も同様に「インターナショナルビアカップ2022」で金賞を受賞している。

梶原誠司

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