ヤッホーブルーイング、地産地消の新ビール「山の上ニューイ」を長野県・山梨県のセブン-イレブンで先行発売

長野県に拠点を置くヤッホーブルーイングは12月8日、新製品となるビール「山の上ニューイ」の発表会を開催した。同商品は12月9日より長野県・山梨県のセブン-イレブンで先行発売。ペアリングのオリジナル商品も販売する。

長野・山梨の県民が誇る製品をつくりたい

長野・山梨の県民が誇る製品を作りたいということが開発のきっかけ。「甲信モダナイズ」を製品コンセプトとして、地域にあった「自然」や「カルチャー」に、現代的なセンスを加えて作り上げた。

製品名は長野県民と山梨県民にとっての心のシンボル「壮大な山々」と、「新しい＝New」から発想し「山の上ニューイ」と命名。ホップは長野県発祥の「信州早生」と山梨県発祥の「かいこがね」、山梨県北杜市の生産者・北杜ホップスの国産ホップを一部使用した。

ヤッホーブルーイングの井出直行社長は「山の上ニューイ」缶のコスプレ姿で登場し「長野・山梨では看板商品『よなよなエール』以上の日常的なビールにしたい」と意気込みを語った。

長野県・山梨県産を使ったペアリング製品を発売

また発売に伴い、セブン-イレブン・ジャパンとヤッホーブルーイングはペアリングオリジナル商品「カップデリ」2製品を共同開発した。

長野県の給食で提供される「チリコンカン」をクラフトビールに合うようにスパイシーな味わいに仕上げた「スパイシーチリコンカン」（税込248.40円）には隠し味として信州味噌を加えた。

「角切りローストポーク（安曇野産山わさびソース）」（税込352.24円）ではしっとりとしたローストポークと、しめじ、スライスオニオン、リーフレタスを盛り付けた。すりおろした安曇野産山わさびを使用し、クリーミーなフレンチドレッシング風のソースをかけて食べる。

2つの「カップデリ」は12月9日に長野県・山梨県限定で発売する。

スムーズな口当たりでホップ香を楽しめる

「山の上ニューイ」は、流通缶ビールとして日本で初めて「エッセンシャルホッピング（水蒸気蒸留）製法」を用いたビールだ。良質なホップの香りを抽出蒸留することで不快な苦みや渋みを抑え、好ましい香り成分だけを抽出した。また、エッセンシャルホッピング製法によって得られたホップアロマ芳香水はそのままビールに添加でき、ホップ除去の必要がないため、製造工程におけるビールロス削減につながるサステナブルな製法となっている。

山の上ニューイエッセンシャルホッピング（水蒸気蒸留）製法 — エッセンシャルホッピング（水蒸気蒸留）製法

スタイルはKo-Shin Noble Hop Ale。レモングラスなどのハーブやおだやかな森林を思わせる爽やかな香りが特徴で、ドリンカブルな味わいに仕上がっている。実際に試飲してみたところ、確かに苦みが少なく飲みやすい。スムーズな口当たりで爽やかなホップの香りが鼻を抜ける。後味はすっと消えて口に残らない。上品な一品だ。

「山の上ニューイ」の原材料は大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ。アルコール度数は4.5％。350ml缶で小売価格267円（税抜）。長野県・山梨県のセブン-イレブンのほかでは、よなよなエール公式通販サイト「よなよなの里」では1月下旬から、よなよなエール公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」では12月9日より全店で販売を開始する。

そのほか店頭ギフトキャンペーンとして、長野県伊那市の企業・やまとわと共同開発した「オリジナル経木」を、3缶購入した各店舗先着30名にプレゼントする。