和歌山県橋本で温泉施設「ゆの里」を経営する株式会社重岡は9月21日、クラフトビールを製造する「神野々(このの)麦酒醸造所」を橋本市内に新設することを決め、立地協定を橋本市と結んだ。
同社は、1億3500万円を投資して温泉施設敷地内の北側に延べ床面積217平方メートルの醸造所を建設。来年秋からの操業を目指す。屋内には、タンクが並ぶ醸造スペースや、試飲ができるエリアを設けるという。
ブランド名は醸造所予定地の地名を冠した「神野々麦酒(ビール)」。敷地内にある井戸からくみ上げた地下水を原料に、酵母菌をこし取らずに瓶詰めし、クラフトビールを製造する。冷蔵で流通する「無濾過(ろか)ビール」として売り出す予定だ。
同社の社員が無ろ過のクラフトビールを造っているアウグスビール(東京)で研修を受け、製法などを学ぶ。今後は、ビール酵母入りの漬物など、地元産の野菜を使った新商品の開発にも取り組んでいくという。
【関連ページ】アウグスビール
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梶原誠司
1975年生まれ。神奈川県横浜市出身。好きなビールは横浜スタジアムのベイスターズラガー。好きな野球チームは横浜DeNAベイスターズ。贔屓のチームが勝てば美酒。負ければほろ苦いビール。ビールが先なのか。野球が先なのか。正直、そんなことはどうでもいい。それくらい、球場で飲むビールが好き。
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