NECとコエドブルワリー、AI分析を活用したクラフトビール「人生醸造craft」を開発

人生醸造craft

NECとコエドブルワリーは7月15日、クラフトビール「人生醸造craft」の販売を開始しました。同商品は、人とAIの協調によって世代間コミュニケーションを促進することを目的とし、トレンドを反映する雑誌記事をAIで分析し、世代の特徴を表現しています。

同商品の開発には、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」を用いました。「CanCam」「DIME」「週刊ポスト」など小学館提供による40年分の雑誌のファッション画像と文章を分析。これにより、クラフトビールを楽しむ順番として一般的な「色・香り・味」の3ステップを数値化し、ビール職人が20~50代の4世代の特徴を4種類のクラフトビールとして表現しました。各年代の人がその年齢に至るまでに辿ってきたトレンドを分析・数値化して、ビールの色や香り、味に反映させるなんて、面白い試みですね。

20代を表現した「人生醸造craft ~20’s PINK~」はハーブエール。アメリカ産ホップの柑橘系のアロマでハイビスカスによる酸味と淡いピンク色が特徴。苦みとアルコール度数を控えめにしています。原材料はモルト、ホップ、ラクトース、ハイビスカスでアルコール度数3.5%。30代を表現した「人生醸造craft ~30’s BLUE~」はフルーツエール。ココナッツとホップのトロピカルなアロマが特徴で、レモンピール由来の心地よい酸味とホップの苦味が味わえます。原材料はモルト、ホップ、ココナッツ、レモン果皮、青色色素(クチナシ)でアルコール度数4.0%。

40代を表現した「人生醸造craft ~40’s YELLOW~」はクリスタルヴァイツェン。酵母由来のバナナを思わせるエステルとフェノールが織りなす複雑なアロマのバランスがよくまとまっているのが特徴です。原材料はモルト、ホップでアルコール度数は5.5%。50代を表現した「人生醸造craft ~50’s RED~」はオリジナルエール。スペシャリティモルトの配合と高めのアルコール分のバランスをとることで、適度なボディ感とすっきりとした飲み口、芳醇な後味を楽しめます。原材料は麦芽、ホップ、さつまいもでアルコール度数は7.0%。

同商品は1日足らずで完売してしまったため、再醸造・再販売を決定。現在、公式ネットショップで予約販売の受付中です。
予約販売分の出荷時期は9月下旬~10月中旬にかけてお申込み先着順に順次発送を予定しています。

【予約注文ページ】人生醸造craft 缶4本セット(予約販売)
【関連ページ】COEDO

The following two tabs change content below.

梶原誠司

1975年生まれ。神奈川県横浜市出身。好きなビールは横浜スタジアムのベイスターズラガー。好きな野球チームは横浜DeNAベイスターズ。贔屓のチームが勝てば美酒。負ければほろ苦いビール。ビールが先なのか。野球が先なのか。正直、そんなことはどうでもいい。それくらい、球場で飲むビールが好き。

よなよなの里