サウザンブックス社は7月21日、中世ドイツを舞台にビール醸造を極めた男の数奇な人生を描いた、ドイツ発の小説『ビア・マーグス ビールに魅せられた修道士』を発売する。
同作の舞台は13世紀のドイツ。貧しい農民の子ニクラスは、修道院では食べ物に困らないと聞き、修道士となる。当時の修道院ではビール醸造所が併設されており、ニクラスはビール造りに励み、腕を上げていく。教皇も一目置く「ビールの魔術師(ビア・マーグス)」と呼ばれるまでになる。しかし、そんな彼に敵意を燃やし、執拗に命を狙う者が現れる。
著者は熟練のビール醸造家でもある小説家のギュンター・テメス。ビール醸造のこととなると夢中になり、どこへでも足を運ぶほどの研究熱心のビールマイスターだ。同作では、中世ドイツのビール造りや中世の世界観が垣間見られ、主人公・ニクラスの波乱万丈な人生と運命をミステリータッチで描いている。
翻訳は森本智子氏と遠山明子氏が担当。価格は2,640円。全国の書店にて購入できる。
【参照ページ】中世のビール醸造の世界へといざなう、ビール醸造を極めた男の数奇な人生『ビア・マーグス ビールに魅せられた修道士』 | サウザンブックス社
梶原誠司
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