京都市に醸造所を構えるブルワリー・京都醸造は、2021年7月に起きた洪水で甚大な被害を受けたベルギーを支援しようと、ビールの売り上げの一部を義援金として寄付する取り組みを進めています。
100年に1度の大洪水、被害は深刻
2021年7月半ば、ベルギー東部・ドイツ西部で数日間豪雨が続き、川が氾濫して大洪水が起きました。当地ではこのような災害は100年に1度と言われるほど稀で、被害は深刻化。死傷者も多く出て、住宅や車が流され、がれきが積み上がる惨状が報道されました。
京都醸造はこの災害からの復興を支援するため、2021年8月に販売した定番ビールセットの売り上げの一部をベルギーの赤十字基金に寄付することを決めました。
京都醸造がベルギーを支援する理由
ウエールズ、カナダ、アメリカにルーツを持つ3人が京都で開業した京都醸造が、なぜベルギーを支援するのでしょうか。
京都醸造の定番商品であるセゾン「一期一会」をはじめ、他の定番ビール2種類も、使っているのはベルジャン酵母。この酵母が生まれた場所はその名にある通り、ベルギーです。京都醸造の創業メンバーは開業前にベルギーを旅し、そこで出会った数々のビールに影響を受けてきました。ブリュッセルにあるBrussel Beer Projectとのコラボビールに取り組んだこともあり、ベルギーは特別な場所。今回の洪水被害を見て、京都醸造として何か手を差し伸べられないかと考え、このチャリティー企画がキックオフしたというわけです。
定番セットの内容は？
京都醸造の定番セットは、京都醸造を代表する定番ビール3種の350ml缶がそれぞれ2本ずつ入った6本セット。ビールのラインナップをご紹介しましょう。
・一期一会 （セゾン、 ABV5.5％)
ベルジャン酵母が生む複雑な香りとドライな口当たり。新しくなり、これまで以上に食事に合わせやすい華やかで軽やかなセゾンになりました。
・一意専心 （ベルジャンIPA、ABV6.5％)
柑橘系ホップとスパイシーな酵母の味わいを組み合わせたドライで深みのあるベルジャンIPA。レシピを変え、さらにパンチのあるIPAらしいIPAへ生まれ変わりました。
・黒潮の如く （ベルジャンスタウト、ABV6.0%)
黒ビールが苦手な人にこそおすすめしたいスタウト。焙煎麦芽のロースト感とベルギー酵母由来のダークフルーツのような味わいがうまくまとまった飲み飽きしないドライな仕上がり。さらにボディをしっかりさせることにより、一層深い飲み応えとドライな味わいが生まれました。
どのビールも、季節を問わず通年楽しめる味わい。京都醸造のビールをはじめて飲む方にぴったりのセット内容です。2021年にレシピを見直し、新定番ビールとして生まれ変わっているので、これまで定番ビールを飲んできた方も改めて飲んでみる価値アリ。
キャンペーンは8月末まで。ぜひオーダーを！
この取り組みの期限は、2021年8月末。この機会に、京都醸造の定番ビールをオーダーしてみませんか。
日本国内でもこれまでには考えられなかったような豪雨被害や自然災害が起きています。ベルギーやドイツで起きていることは他人事ではありませんね。ビールを飲んで支援して、世界の気候変動についても考えていきたいです。
【販売ページ】
京都醸造 定番セット（Core Series Set）
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