香川県多度津町にある四国計測工業は11月8日、クラフトビールブランド 「Quad K Beer(クアッドケイビア)」として、熟成ホップを使用したビール2種の販売を開始した。
同商品は、同社の熟成促進装置「エイジングブースター」の新たな可能性を追求する中で、「ビールの原料であるホップ を熟成するとどうなるのか?」との社員のアイデアから生まれたビール。「エイジングブースター」は、食材表面を冷却しながら、マイクロ波によって食材内部を加熱することで熟成促進する装置だという。
今回、販売した2種のビールは「あしたのセゾン」と「mucaca(ムカカ)」。これらを丸亀市のミロクブルワリーが醸造し、クラフトビールブランド「Quad K Beer」として、小売店や飲食店、ふるさと納税返礼品などで販売する。
「あしたのセゾン」は国産ホップを熟成したことで、苦味が少なく、酵母由来のエステル香と優しい口当たりが特徴のセゾンビール。原材料は麦芽(ドイツ製造)、ホップ(国産)、茶葉。330ml瓶でアルコール度数は5%。まろやかな味わいで女性でも飲みやすい仕上がりとなっている。
「mucaca(ムカカ)」は多度津町シルバー人材センターが、ひとつひとつ大切に育てた無農薬のイチジクをビールの副原料として使用した。原材料は麦芽(ドイツ製造)、いちじく、いちじくの葉、ホップ(国産)、八角。ビアスタイルはフルーツビール。330ml瓶でアルコール度数は5%。アンバーエールをベースに、イチジクの実以外にも香りの強いいちじくの葉と八角をバランスよく加えることで、独特の風味を醸し出した個性的なビールとなっている。
久本酒店、ノッキング キッチン、ito(高松市)、松田酒店(丸亀市),SOSOGU(三豊市)等の小売店・飲食店で販売予定。また、丸亀市のふるさと納税返礼品となっている。
【参照ページ】国産の熟成ホップを使ったクラフトビールを販売開始 | 四国計測工業(PDF)
梶原誠司
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