株式会社栄屋製パン(本社所在地:神奈川県海老名市)は2月5日、自社ブランド「Better life with upcycle」のクラフトビールブルワリーをオープンした。ブルワリーでは運営母体である製パン工場から出る、切り落とされて不要となったパンのミミをモルトの一部に代替して醸造を行う。
同社では不要になったパンのミミなどはこれまで飼料として活用していた。日々生み出される廃棄資源をダウンサイクルではなく、美味しく味わえるクラフトビールにアップサイクルすることで、豊かさや楽しさにつなげたいという思いからクラフトビールの自社ブランドを立ち上げた。2022年より協力ブルワリーによるOEMでの販売を行ってきたが、市場の反響の大きさから自社ブルワリーのオープンに至った。
それに伴い、3月初旬にはECサイトをリニューアル。これまで販売していた「Bread NZ Pale Ale」、「Bread Coffee Stout」のほか 3月10日からは「American Wheat」、「Extra Special Bitter」の2種の新商品を発売する。今後はさらに販路を広げていくという。
また、同ブランドでは3月1日から24日まで、埼玉・大宮駅構内エキュート大宮のイベントスペースにて「& found」というショールーミング店舗に出店。時間により試飲や試食などの体験もできるスペースとなっている。営業時間は平日・土曜は9時30分から22時。日・祝日は9時30分から20時30分まで(営業時間の変更の可能性あり)。
【販売ページ】Better life with upcycle公式サイト

梶原誠司

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