京都醸造は2024年6月より北米の著名な醸造所で長らく製造に携わった経験を有するジェームズ・フォックス氏が醸造責任者に就任したことを発表した。
同社は、アメリカ・カナダ・ウェールズと国籍が異なる3人の外国人が2014年に京都市南区の地で創業したクラフトビールを製造する醸造所。長い歴史を持つ伝統的なベルギービールとアメリカのモダンなホップをかけ合わせたビールを主力に、一貫して無濾過非殺菌による製法にこだわり、独自のビール造りに取り組んできた。酵母由来の果実味を伴うような深い味わいや鮮度を感じさせる飲み口を強みに京都のみならず、全国のビールファンへフレッシュな商品を提供している。
創業以来、ビール製造に携わっていた醸造責任者兼社長の一人、クリス・へインジ氏が2023年末をもって退社したことを受け、同社は、これまでの品質第一主義を継承しながら、最新の技術や素材を駆使したよりよいビール造りに取り組める人物を探していた。
新醸造責任者として就任したジェームズ・フォックス氏は、本場アメリカのクラフトビールのムーブメントの中心にあったStone BreweryやBallast Pointといった著名な醸造所にてビール製造に携わり、製造から品質管理に至るまで世界トップレベルの技術と経験を持つ人物。同社の共同経営者兼最高商務責任者のベンジャミン・ファルク氏は「フォックス氏の加入は京都醸造だけでなく業界全体がよりよい方向へ進むきっかけになると信じています」と語る。
同社では、フォックス氏就任後のお披露目特別限定醸造ビール 「あらためまして」を近日中に発売できるように準備を進めているという。
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梶原誠司
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