吉祥寺のビール専門店「Ben’s Slop Shop」でクラフトビールをお持ち帰り!

ショップ店内

一部の都道府県や地域で飲食店の営業時間短縮要請が続く中、ビールのテイクアウトや量り売りの文化がじわじわと広がりつつあります。My CRAFT BEER編集部では炭酸類を持ち運びできる水筒・グラウラー(グロウラー)を携えて人気のリカーショップやブルワリーを巡り、クラフトビールをお持ち帰りする企画をスタートします。各地のローカルフードとのペアリングもご紹介!

今回は、東京・吉祥寺にオープンした「Ben’s slop shop」(ベンズ スロップショップ)を訪問。さまざまなカルチャーが入り混じったショップを堪能してきました!

吉祥寺に待望のクラフトビール専門店がオープン

「Ben’s Slop Shop」は、東京都武蔵野市・吉祥寺の中道通り沿いに2021年4月に開業したクラフトビールのボトルショップ。目黒区・都立大学にある「The Slop Shop」の2号店です。吉祥寺には、人気のビアパブやビールの品ぞろえの良い酒販店・スーパーはありますが、クラフトビール専門のショップはこれまでなかなか現れませんでした。「Ben’s Slop Shop」では角打ちもでき、ドラフトビールのテイクアウトや量り売りにも対応しています。

街の様子

吉祥寺の中道通りは、雑貨店や飲食店などがたち並ぶ賑やかな商店街

お店外観

「Ben’s Slop Shop」。どことなく地中海風な店構え

お店の外観は、白い塗り壁、アーチ形にデザインされた入り口、地中海を思わせる鮮やかなブルーの文字の看板や格子の扉。内装は「関東地方の某暗黒街の最深部で人知れず創作研究活動を続けるとある藝術家が気まぐれで手掛けた」もの。

店内

この人がL’Oncle Ben!

中に入ると、ボトルビールと宝石を手にした男性のイラストが。この人が、L’Oncle Ben(Benおじさん)。

スタッフの大曽根さんにお話をうかがうと、Benは架空の男性の名前。「Ben’s slop shop」は”液体宝石商”Ben氏が営んでいる設定です。液体の宝石(Liquid Gems)とはもちろん、クラフトビールのこと。

店内の様子

「Ben’s Slop Shop」の大曽根さん。幼少期をニューヨークで過ごし、英語力を活かしてビールの輸入企業に入社。退社後、「The Slop Shop」運営やビールの輸入を行う株式会社Harry Mayの立ち上げに参加

店内の様子

取材当日、店内ではL’Oncle Benの肖像画を生み出したグラフィックアーティストTweakさんの作品展を開催していた

店内の様子

アパレルやグッズの販売も。背中にBen氏がプリントされたTシャツや、某レコードレーベルのロゴを模した(先方公認済み!)サコシェ。横浜のブルワリーTDM1874と「The Slop Shop」のコラボビールのTシャツは、世界で活躍するアーティスト高木耕一郎さんがアートワークを担当

そもそも、Slopというワードは、オーストラリアのスラングでビールのこと。Slop Shopは、アメリカでは値段の安い衣料品店を指します。「The Slop Shop」も「Ben’s Slop Shop」も液体の宝石のようなハイグレードな商品を提供するのが店のコンセプトですが、店名は扱っている商品と真逆の意味合いも含んでいます。

クラシックと最先端が同居する、冷蔵ケースのラインナップ

冷蔵ケースを覗いてみましょう。

冷蔵ケース

「Ben’s Slop Shop」店内の冷蔵ケース。運営会社である株式会社Harry Mayが輸入したビールや、厳選した国内ブルワリーのものも取りそろえる

向かって左はIPAやペールエールなどホッピーなビール。中央はベルジャンスタイルやサワー系の酵母に特徴があるもの、右は麦が主役のビールや新入荷のものなど、スタイルごとにビールが配置されています。新興のマイクロブルワリーが手掛けた最先端のクラフトビールと、そのレシピの元ネタになっているようなヨーロッパのクラシックなスタイルのビール、どちらも幅広く取りそろえています。

冷蔵ケースのビール

ドイツのクラシックなビールも扱う

アート、音楽。クラフトビール周辺のカルチャーも紹介

「Ben’s Slop Shop」は、クラフトビール周辺のさまざまなカルチャーを紹介するショップでもあります。冷蔵ケースにはジャンルをまたいでコラボしたビールも。

ビールのパッケージ

Garage Beer「RV-3004」。ドーナツのようにも見えるイラストは、スプレー缶を真上から見た図

例えば、スペインのブルワリーGarage Beer(ガラージビア)の「RV-3004」。このビールは世界のグラフィティーアーティストが愛用するスプレー塗料のメーカーMontana Colorsとのコラボで造られた1本。「RV-3004」とは塗料の色を表す型番で、ビールの液色はその型番の色に合わせてボルドー色に仕上がっています。ビールスタイルはインペリアルベルリナーヴァイセ。ラズベリー、ブラックベリー、ブラックカラント、イチジクを使い、甘酸っぱい味わい。

ケース内のビール

ニューヨークのブルワリーInterboroのビール。左から、「Premiere」「Lifted」「Tiger Style」「Louder Than A Bomb」。ビールに付けられた解説は文字数多め

音楽好きの大曽根さんの推しは、ニューヨークにあるブルワリーInterboro(インターボロー)。ブルワーはHip Hopレーベルを立ち上げた経歴を持ち、リリースするビールには音楽に関連した名前が付けられることも。ヘイジーIPAの「Lifted」はHip HopグループWu-Tang Clanのメンバーのソロアルバムの歌詞から。ニューヨーク都市部のブルワリーKCBCとコラボした「Tiger Style」はWu-Tang Clan の曲の歌詞からビール名が付けられています。クラフトビールに興味がなくても、Hip Hop好きなら手が伸びてしまうパッケージ。

ビールについての詳しい説明や他ジャンルとの関連は、商品POPに文字数多めでびっしりと解説されています。これは、「むかし通っていた、レコード屋のイメージ」と大曽根さん。お客様がレコード1枚1枚に付けられた長文の解説をじっくり読んでセレクトする、その販売スタイルを踏襲しているのだそう。

グラウラーでビールをテイクアウト

パッケージのビールも気になりますが、今回はドラフトのビールをお持ち帰りする企画。この日は、持ち込んだ20オンスのステンレス製グラウラーでビールを購入しました。

グラウラー

「Ben’s Slop Shop」はプラカップでの持ち帰りも可。グラウラーのレンタルもできる

タップリスト

この日のタップリスト。パッケージ商品同様、新しいスタイルからクラシックなものまでラインナップ

おすすめいただいたビールは、静岡県富士宮市のブルワリーBayern Meister(バイエルンマイスター)の「PRINZ」(プリンス)。Bayern Meisterは富士山の水と厳選された材料を使い、ドイツ人ビールマイスターがビール純粋令を厳格に守りクラシックな製法でビールを醸造しています。提供している店は数が限られ、かなりレアなビール。

グラウラー

20オンス(約592ml)のグラウラーでビールを持ち帰り。持ち帰りの量が多ければ多いほど価格はお得に設定されている

クリアな黄金色、Bayern Meister「PRINZ」を味わう

グラウラー

テイクアウトして、グラウラーからグラスへ

ビール

Bayern Meister「PRINZ」German Style Pilsner

ビールを詰めたグラウラーを持って店を出てからビールを飲み始めるまでだいたい2時間ぐらい経過していましたが、中身は冷え冷えで、炭酸ももちろん問題なし。グラスに注ぐと、色はクリアな黄金色。泡はクリーミー。麦の旨みや甘味を感じ、優しい苦味も。香りは豊かで非常に繊細です。

ローカルフードとペアリング!

ビールのおつまみ用に吉祥寺の名物フードもテイクアウトしました。今回購入したのは、いつも行列ができている「吉祥寺さとう」の丸メンチカツ。

メンチカツ

「吉祥寺さとう」の丸メンチカツを購入

ビールとおつまみ

丸メンチカツ×「PRINZ」

お肉の旨みが凝縮したメンチカツとビールの相性は◎。ドイツ産アロマホップ由来の香りが繊細な「PRINZ」には、同じ「吉祥寺さとう」の激うまコロッケも合うかも。

多様なカルチャーが楽しめるビールショップ「Ben’s Slop Shop」

「Ben’s Slop Shop」は、最先端のものもクラシックなスタイルも取り揃え、誰もがクラフトビールに親しみを感じられるショップ。クラフトビールを通じてさまざまなカルチャーに触れることができて、音楽好きもアート好きも楽しめます。量り売りは、購入量が多くなればなるほどお得な価格設定になっているのも嬉しいところ。ボトルや缶は通販でも買えるので、サイトをチェックしてみてください。

コロナ禍で時短営業を続ける飲食店が多い状況ですが、こんな時こそ地元や勤務先のローカルな酒販店やブルワリーに行ってみては? パッケージ商品の販売や量り売りに対応していたらぜひテイクアウトして、クラフトビールで家飲みしましょう!

※ご紹介したビールは取材当日のラインナップで、商品は随時入れ替わります。

【関連サイト】「Ben’s Slop Shop」インスタグラム
【販売サイト】「The Slop Shop」オンラインショップ

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My CRAFTBEER 編集部
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