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クラフトビール×音楽×新生姜の奇跡のコラボ「三拍子」はどのようにして生まれたのか

三拍子

クラフトビールブルワリー「CRAFTROCK BREWING」とロックバンド「FRONTIER BACKYARD」(以下、FBY)、そして「岩下の新生姜」によるトリプルコラボビール「三拍子」が2月16日に発売されます。一見相容れない組み合わせによるコラボビールは、どのようにして生まれたのでしょうか。「CRAFTROCK BREWING」を運営するステディワークス代表取締役の田中徹さんと「CRAFTROCK BREWPUB&LIVE」醸造長の鈴木諒さん、FBYのヴォーカリスト・TGMX aka SYUTA-LOW TAGAMI(田上修太郎)さんにお話を伺いました。

文:梶原誠司、編:秋山哲一、聞き手・撮影:梶原誠司・秋山哲一

音楽とクラフトビールをつなげたい

ステディワークス代表の田中さんは中学生時代に洋楽にハマったという音楽フリーク。学生時代はおいしい飲食店に行くのも好きだったそうです。「小さくてもいいので、自分の好きな音楽がいつも流れているようなお酒を飲んで楽しめるお店を作りたいなあというイメージが自分の中にあったんですよね」と田中さんは振り返ります。

ステディワークス代表取締役の田中徹さん
ステディワークス代表取締役の田中徹さん

その後、田中さんは飲食業での経験を積み、2010年にステディワークスを設立。2011年にはクラフトビールブームの火付け役となった「クラフトビアマーケット」の1号店を東京・虎ノ門に構えました。さらに音楽好きが高じて2014年には音楽とクラフトビールの野外フェス「CRAFTROCK FESTIVAL」(のちの「CRAFTROCK CIRCUIT」)を開催。2019年には東京日本橋・コレド室町テラスにライブスペースも設けたビアパブ「CRAFTROCK BREWPUB&LIVE」をオープンしました。

「普段からいろんなビアバーに行って酒場巡りをしてるなかで、不思議とミュージシャンでお酒やクラフトビールが好きという方とよく出会っていたので、そのままイベントに出演していただいたんです。そういうご縁を大切にしながら今まで地道に活動を続けてきて、今度は生演奏が聞けるお店ができたらいいなと思い、『CRAFTROCK BREWPUB & LIVE』を作りました」とこれまでの経緯を話してくれました。

栃木出身のミュージシャンとして「地元の『岩下の新生姜』を使ったビールを作ってみたい」

2001年に結成されたFBYはダンサブルなポップサウンドが特徴的な2人組ロックバンド。今回のコラボビール発売について、ボーカルの田上さんは「僕たち、コロナ禍になってから無観客でいろいろな場所をお借りして、ライブ撮影をし、それをCD化するという企画を立ち上げていまして、その一環で『CRAFTROCK BREWPUB & LIVE』をお借りしたんです。また以前に『CRAFTROCK CIRCUIT』のイベントに何度かお誘いいただいたこともあったので、すでにご縁はありました」と話しつつ、「僕がビール好きということもあって、そのころから『いつかビール作らせてもらいたいな』という話をしていました」と教えてくれました。

FBYのヴォーカリスト・TGMX aka SYUTA-LOW TAGAMI(田上修太郎)さん
FBYのヴォーカリスト・TGMX aka SYUTA-LOW TAGAMI(田上修太郎)さん

FBYの2人は栃木出身で高校の同級生。2人とも子供のころから「岩下の新生姜」を食べていて馴染みがあったそうです。

「あるとき、イベントで岩下食品の岩下和了社長とお会いすることになって、ぜひお話ししてみたいと思ってお声を掛けさせていただいたら、気さくな方だったんです。僕らがいるようなロックフィールドにも造詣が深い方だったんですね。今回、勢いで『岩下の新生姜フレーバーのビールを作りたいです』と言ったら賛同してくれました」と田上さん。さらに「これを作ったらビール好きの親も喜ぶなって思いました」とニコリと笑顔を見せてくれました。

今回のトリプルコラボビール「三拍子」は2021年11月から企画を立ち上げ、12月中旬から仕込みスタート。FBYの2人も打ち合わせから参加しました。

「社会科見学をさせてもらったという感じですね。ブルワリーさんはこんな大変なことされてるんだなと実感しました」と田上さん。特に大変だったのは麦芽カスを取り出す作業だったそう。醸造過程で麦汁と麦芽が一緒くたになった状態からカスだけをかき出しますが、200キロの麦汁だと、実際にかき出すのは300キロにも及ぶといいます。

田上さんは「肉体労働で結構疲れましたね。汗かきました。これを毎日のようにやられてるのはすごいと思います。作り方を知れたので、ビールを味わえる理由が一つ増えました」と声を弾ませていました。

醸造長の鈴木さんに聞くコラボビールの作り方

これまでもさまざまなミュージシャンとのコラボビールを製造してきた「CRAFTROCK BREWING」。まずは打ち合わせの段階で、そのミュージシャンがどんなものに興味を持っているのかなど、ヒアリングをしていきます。

醸造長の鈴木さんは「やっぱりコラボするミュージシャンが満足してくれるようなものを造るのが一番かなと思っています」と切り出し、「必ずしもコラボビールを造りたいという皆さんが、クラフトビールを好きというわけでもありません。でも、クラフトビールを今まで飲んだことないけど興味あるといった人には、クラフトビールを好きになってもらえるチャンスでもあるんです」と熱弁をふるいます。

「CRAFTROCK BREWPUB&LIVE」醸造長の鈴木諒さん
「CRAFTROCK BREWPUB&LIVE」醸造長の鈴木諒さん

ブルワリーからしてみるとミュージシャンとのコラボビールが発売されれば、ファンが買って飲んでくれるきっかけにもなるので、これほどいい機会を逃さないわけにはいきません。

「知らないクラフトビールの銘柄をコンビニとかで買うよりも、自分の好きなバンドのコラボビールがどういう話の流れで作られたのが分かると、よりクラフトビールの良さや感じ方が違ってくると思うんですね。こういうことが積み重なることでクラフトビールをもっと好きになってくれたらいいなと思ってます」と鈴木さんは話してくれました。

今回はFBYと岩下の新生姜とのトリプルコラボ。鈴木さんは「FBYの地元・栃木のファンの方も喜んでくれるといいですね」と笑顔を見せつつ、「新生姜だけだと結構きつい感じとか辛味が出すぎてしまうような気がして、それをちょっと和らげるようにシナモンも入れて、味を丸くするように心掛けました」と製造方法を明かしてくれました。

また、鈴木さんは「今回のようなコラボ企画は毎回楽しみです。打ち合わせ段階で自分が普段思いつかないような発想が飛び交うことが多くて。変な話、無茶振りされることもあるんですけど、いい刺激になってると思います。たくさんの経験をさせてもらっています」と話し、白い歯をみせていました。

音楽とクラフトビールの共通点はクリエイティブ

ミュージシャンから見てビール造りはどのように映ったのでしょうか。田上さんに音楽とクラフトビールの制作過程の共通点を伺ってみました。

「クラフトビールというぐらいなので、やっぱりクリエイティビティが高いビールですよね。アメリカの方だと、とんでもない材料を使って、半分ジョークで作っているようなこともあるそうなんです。音楽もそういうところがあるなと思いました。これを入れてみたら面白いかも、みたいな感じ。要はよりエンターテイメント性がある飲み物なのかな。自由さがあるなという気がしていまして。面白いと思います」

続けて「僕らはビールを造るプロではないので、『CRAFTROCK CIRCUIT』に参加しているようなノリで一緒に何かクリエイティブな作業をしているイメージです。それがビールなのかライブのショーなのか、やっていることはちょっと違いますけど、楽しんでいただけるのが一番。ビールを飲んで音楽を聞いてというのが楽しいわけじゃないですか。それを目指してらっしゃる気がするので、それがすごく共通してますし、いいことだなと思っています」と語ります。

左から鈴木諒さん、TGMX aka SYUTA-LOW TAGAMI(田上修太郎)さん、田中徹さん
左から鈴木諒さん、TGMX aka SYUTA-LOW TAGAMI(田上修太郎)さん、田中徹さん

ファーストバッチの味わい

「CRAFTROCK BREWPUB & LIVE」では1月12日に「三拍子」の先飲み会が開催され、同商品のファーストバッチを提供しました。ファーストバッチは一口舌の上に乗せただけで「岩下の新生姜」感があふれ出るようなビールでした。醸造を担当した鈴木さんは「今回はイベント用ですね。改善点もいくつかあったので、2月16日のリリースまでには味や色を改善していきたいと思っています」と打ち明けます。

また、田上さんは「やっぱりグッときますよね。1杯のビールではありますけども、出会いとか含めて、僕らが育った土地だったりとか、そういうものがないとここまでできなかった。岩下さんや『CRAFTROCK』さんと出会わなければこのビールはなかった。ましてや僕らがバンドをやってなかったら…そう思うと深い味わいがしますね」と感慨深げな様子でした。

「三拍子」ファーストバッチ
「三拍子」ファーストバッチ

今後の展開は…

「CRAFTROCK」では4月16日、17日に東京・立川で「CRAFTROCK FESTIVAL ’22」を開催します。さらなる展開について伺うと、田中さんは「コロナ前の時のことをイメージしながらまたお店増やしていきたいですね。それと、『CRAFTROCK BREWING』のスタッフでバンドを組みたいと思っています」と驚きの発言。

続けて、「スタッフには多くのミュージシャンがいるのですが、そのスタッフにはスタジオ練習代を福利厚生で全額負担しています。お店のコンセプトとしてミュージシャンをサポートするビールメーカーというのを掲げているので。ならば、自分たちでバンドを組んでみようと…」とその理由を明かします。また、「コロナ禍で今はなかなかできていないのですが、常に毎日ライブがあるお店を目指していきたいです」と今後の抱負を語ってくれました。

田上さんも「ビールはもちろんですが『CRAFTROCK』さんはフェスやライブ、イベントも開催しているので、この後もいろいろとコラボさせていただければなと思っています」と話してくれました。

皆さんイキイキとした表情でお話をしてくれました。「なにか面白いことをやろう」という気持ちの表れなのかもしれません。この“ご機嫌な好奇心”が“縁”を取り持ち、「三拍子」を作り出したのではないでしょうか。これも一つの“ご縁”なので、皆さんも一度「三拍子」を召し上がってみてください。思いがけない出会いがあるかもしれません。

お知らせ

FRONTIER BACKYARD / direct package “RELAX” LIVE CRAFTROCK BREWPUB&LIVEでのライブの模様をYouTubeにて配信中!

同タイトルのライブ盤CDは2月16日より販売開始!

diskunionでは、CRAFTROCK BREWINGとのコラボバッヂ特典付。

2月9日20:00より「三拍子」予約開始

CRAFTROCK BREWING ONLINE STORE
※FBY×CRAFTROCK×岩下の新生姜トリプルコラボビール「三拍子」とCDのセット販売あり。

【参照ページ】FRONTIER BACKYARD×CRAFTROCK×岩下の新生姜 トリプルコラボクラフトビール『三拍子』発売記念!先飲み会を1月12日に開催。 | 岩下食品
【関連ページ】CRAFTROCK Brewing

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梶原誠司

1975年生まれ。神奈川県横浜市出身。好きなビールは横浜スタジアムのベイスターズラガー。好きな野球チームは横浜DeNAベイスターズ。贔屓のチームが勝てば美酒。負ければほろ苦いビール。ビールが先なのか。野球が先なのか。正直、そんなことはどうでもいい。それくらい、球場で飲むビールが好き。