『酒のほそ道』ラズウェル細木さんの個展へ！ビールやおつまみのドローイング、コハダTシャツも人気！

この独特のタッチ、見覚えのある方も多いのでは？　この絵は、漫画『酒のほそ道』の作者・ラズウェル細木さんの作品。東京・阿佐ヶ谷のギャラリー「VOID」では、1994年に『酒のほそ道』を連載開始して以来四半世紀以上に渡ってお酒と酒場の魅力を描き続けている、漫画家・ラズウェル細木さんの個展「俳酒」を開催しています。

ラズウェル細木さんの個展「俳酒」は、阿佐ヶ谷・中杉通り沿いのギャラリー「VOID」で開催中

酒と肴の歳時記『酒のほそ道』でおなじみ、ラズウェル細木さん

ラズウェル細木さんの代表作『酒のほそ道』は、現在も『週刊漫画ゴラク』（日本文芸社刊）で連載が続いている超長寿グルメ漫画。コンビニの漫画コーナーで単行本を見かけることもありますね。サラリーマンの主人公が会社の後輩や友達と居酒屋に行ったり、1人で飲んだりしながらお酒や肴のうんちくを語る、読み切りスタイルのストーリーです。

“酒と肴の歳時記”のキャッチフレーズが示す通り、おつまみは日本の季節や旬を意識した食材が取り上げられることが多く、読んでいるとビールが飲みたくなること間違いなし！各話の最後には、お酒にまつわる俳句が一句添えられるのが定番です。

ビール、ホッピー、おつまみ…お酒にまつわる作品を展示する「俳酒」

会場内展示 — 「俳酒」で展示されるのは、お酒にまつわるモチーフを描いた作品が中心。今はもう営業していない大衆酒場の名店を描いた1枚も。売約済みになった作品もある中、会期中に新規作品が追加される可能性もあるとか

展覧会「俳酒」は、ラズウェル細木さんが東京ではじめて開催する個展です。日本酒、ホッピー、ビール、おつまみ、居酒屋の風景などを描いたドローイング作品（額装色紙）や秘蔵原稿が展示・販売されています。作品を鑑賞しているとアルコールが欲しくなって、訪問した当日も来場者同士で自然に酒談義が始まり、酒場情報が飛び交っていました。

コハダのTシャツ？オリジナルグッズも充実！

オリジナルグッズも充実していて、会場では家飲みが楽しくなるようなビールグラスやジョッキ、Tシャツ、クリアファイルなどを販売。なお、絵画作品・オリジナルグッズともに「VOID」の通販サイトでも販売が予定されています。

個展は10月17日まで、漫画サイトやweb連載もチェック！

ラズウェル細木さんの作品や文章は、web上で読めるものもあります。「LINEマンガ」や「コミックシーモア」では『酒のほそ道』を配信中で、無料で立ち読みできるページも。月刊誌『おとなの週末』（講談社ビーシー刊）の公式webサイトでは、単行本『ラズウェル細木の漫画エッセイ　グルメ宝島　美味しい食の探検へ』（講談社ビーシー／講談社刊）に収録されている作品をセレクトして公開中です。旬の食材を使ったおつまみや、ラズウェル細木さんがはまっている“ミニ調理器具”を使った料理の紹介など、ビール片手に読みたくなるコンテンツ！展覧会と合わせて、ぜひチェックしてみてください。

展覧会は2021年10月17日まで開催中です。

【展覧会概要】
ラズウェル細木東京初個展『俳酒（はいしゅ）』
開催場所：VOID（ヴォイド）
〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北1-28-8 芙蓉コーポ102
開催期間：2021年9月30日（木）～10月17日（日）
営業時間：13：00～19：00
月曜定休／入場無料
＊新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて　
ご入場時の「アルコール消毒」「マスク着用」にご協力ください。

【ラズウェル細木さんプロフィール】
1956年生まれ、山形県米沢市出身。1983年デビュー。旨い食と酒を求めて庶民目線で描いた作品が人気を博している。代表作に『酒のほそ道』（日本文芸社）、『う』（講談社）、『大江戸酒道楽』（リイド社）、『ときめきジャズタイム』（ジャズ批評社）などがある。2012年、『酒のほそ道』などの作品群で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2010年、米沢市観光大使に就任。『酒のほそ道』は現在も、『週刊漫画ゴラク』（日本文芸社）で連載中。月刊誌『おとなの週末』（講談社）では新しい食の美味を研究する「口福三昧」を執筆。