2021年は全国的に桜の開花が早いようです。例年通りのお花見は難しいかもしれませんが、春に向けて気持ちは高まりますね。今年は、桜の季節をビールで楽しみませんか? 桜の葉や花、桜由来の酵母を使ったビールをセレクトしてご紹介します。味わいも春らしく、パッケージも華やか。就職や転職、引っ越しなど、人生の転機を迎える人への贈り物にもおすすめできる、個性ある桜のビール5選です。
桜餅風味!桜の花と葉を使った「サンクトガーレン さくら」
神奈川県厚木市のブルワリー・サンクトガーレンは、桜の花と葉を使った香りも味わいも桜餅風味のビール「サンクトガーレン さくら」を発売。
使用している桜は「天下第一の桜」と称される長野県伊那市高遠のもの。桜茶などにも使われる食用の八重桜を1回の仕込みに60キロ使用しています。桜の風味と香りを活かすため、ホップの使用は抑えて苦味を控えめに。柔らかい口当たりを出すため小麦麦芽を20%使用しています。神奈川県海老名市の泉橋酒造で栽培された酒米 “楽風舞(らくふうまい)”を加えて甘い風味をビールにプラスし、道明寺桜餅のような味わいを表現しています。
パッケージも春らしく華やか。贈り物に最適な1本です。
【販売サイト】サンクトガーレン楽天店
【関連サイト】飲む”桜餅”のようなビール「サンクトガーレン さくら」2021年2月19日より<春限定>発売
【関連サイト】サンクトガーレンホームページ
桜の葉の甘い香り、いわて蔵ビール「桜嵐IPA」
岩手県一関市のいわて蔵ビールは、「桜嵐IPA~Pink Tyhoon~」をリリース。桜の甘い香りとホップの豊かな風味が楽しめるビールです。
自然由来の素材を使うことにこだわっているいわて蔵ビール。この「桜嵐IPA」には、桜の葉を使用して香りを出しています。それを支えるベースのビールにもこだわり、麦芽を数種類使用してしっかりしたボディを造り、かつホップを4種類使って香り豊かに仕上げました。グラスに注ぐと、美しいルビー色。テーブルの上を明るく演出してくれそうです。
【販売サイト】いわて蔵ビール直送販売サイト
【関連サイト】いわて蔵ビールホームページ
田沢湖ビール「桜こまち」は桜の天然酵母を使用
秋田県仙北市に拠点を置くブルワリー・田沢湖ビールの「桜こまち」は、桜の花びらからとれた桜天然酵母「秋田美桜酵母」で仕込んだビールです。
「秋田美桜酵母」は、秋田県麦酒醸造技術研究会が秋田県内の桜の名所の花や樹液から300ものサンプルを集め、桜を思わせる香り高い酵母を選んで起こしたもの。この酵母はアルコールをつくる能力が弱く、ビール作りは難航。 醸造特性の優れた酵母と交配させる工夫をし、香り高くキレのあるビールをつくることに成功しました。桜の天然酵母「秋田美桜酵母」を使った「桜こまち」は、通年購入できる、田沢湖ビールのレギュラー商品です。
【販売サイト】田沢湖ビール・わらび座オンラインショップ
【関連サイト】田沢湖ビールホームページ
桜が香るゴーゼ、ロコビア「佐倉櫻 さくらゴーゼ」
ロコビアは千葉県佐倉市で1998年にスタートし、創業当初から醸造を担当していたブルワーの鍵谷百代さんが2012年に独立し受け継いだブルワリー。多様なスタイルのビールを醸造しています。
ゴーゼはドイツの伝統的なビールスタイルで、小麦を使い塩を加えるのが特徴。塩味と酸味を感じる爽やかな味わいが楽しめる、ちょっとレアなビール。「佐倉櫻 さくらゴーゼ」は国産の桜を加え、桜の香りと柔らかな酸味を表現。後に残るミネラル感が「桜茶」を思わせる味わいです。
【販売サイト】ロコビア販売所
【関連サイト】ロコビアホームページ
桜の花酵母で仕込んだ、伊勢角屋麦酒「さくらペールエール」
伊勢角屋麦酒は1994年にスタートしたブルワリーで、運営会社の二軒茶屋餅角屋本店は天正3年・1575年から続く老舗。古くから和菓子や味噌・醬油を作ってきた会社です。
伊勢角屋麦酒の「さくらペールエール」は、東京農大花酵母研究会が桜の花から起こした酵母を使ったビール。桜の花酵母の特徴であるマスカットのような優しくフルーティーな香りを活かすため、苦みを抑え、酵母の香りにホップの柑橘の香りを組み合わせて爽やかなペールエールに仕上げました。
色は桜のイメージに合わせ、定番のペールエールより若干淡くしています。春にぴったりな華やかな味わいの1本です。
【販売サイト】伊勢角屋麦酒オンラインショップ
【関連サイト】伊勢角屋麦酒ホームページ
桜のビールを飲んで、春を楽しもう!
田沢湖ビールの「桜こまち」をのぞき、桜のビールは季節限定、数量が限られた特別なビールです。気になるビールがあったら早めに入手を! 今年はお家でお花見をする予定の方も多いかもしれません。春らしい桜のビールを飲んで楽しい時間を過ごしましょう。