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COEDO、産学官連携でフルーツエール「COEDO香琳-Kourin-」を醸造

香琳-Kourin-

コエドブルワリーは、信州大学、長野県飯綱町、ニューホライズンコレクティブとともにフルーツビールシリーズからリンゴを使用した「香琳-Kourin-」をリメイクし、2024年1月中旬より埼玉を中心とした関東地域や長野県、COEDO公式通販で発売を開始する。

使用している長野県飯綱町産で栽培されるメイポールは受粉用で可食部が少なく活用方法が限られるリンゴ。このメイポールを信州大学の特許技術で加工して開発した。「香琳-Kourin-」はホッピーシードルをイメージしてつくり上げたBrut IPA。エステルのキャラクターは控えめに、柑橘を思わせるフルーティーなホップアロマとリンゴのフレーバーを引き立たせ、糖を抑えてドライな飲み口となっている。

信州大学工学部の松澤恒友特任教授(当時)の研究室では、果物の皮の廃棄問題や廃棄コストの課題に注目し、「酵素処理技術」を活用することで廃棄される皮から抽出できる天然色素を有効利用し、社会や地域への貢献につなげたいという思いから、長年リンゴの研究に取り組んできた。ニューホライズンコレクティブの「売れる仕組み創造室」立ち上げメンバーである金井氏は、安曇野市の観光振興ビジョン外部アドバイザーとして度々長野県を訪れているなかで松澤特任教授(当時)と出会い、この「酵素処理技術」に着目し、果物の皮を活用した具体的なプランを検討。長年のマーケティング・営業力を生かし、信州大学とともにプロジェクトを行ってきた。

今回の開発にあたって、クラフトビールの知見や商品開発力を有するCOEDOが取り組んできた農産物を活用したフルーツビールシリーズから、リンゴを採用したフルーツエール「香琳-Kourin-」をベースに、「日本一のりんごの町」を目指して広報・販促活動を行っている長野県飯綱町を引き合わせ、リプロデュースに至ったという。

「香琳-Kourin-」の原材料は麦芽、リンゴ、ホップ。アルコール度数は6.0%で333ml瓶。12月21日頃に仕込みを始め、2024年1月25日頃出荷開始予定。

【販売ページ】COEDO公式通販サイト
【関連ページ】COEDO(コエドブルワリー)

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梶原誠司

1975年生まれ。神奈川県横浜市出身。好きなビールは横浜スタジアムのベイスターズラガー。好きな野球チームは横浜DeNAベイスターズ。贔屓のチームが勝てば美酒。負ければほろ苦いビール。ビールが先なのか。野球が先なのか。正直、そんなことはどうでもいい。それくらい、球場で飲むビールが好き。

よなよなの里