天王洲にて1997年よりクラフトビールを造り続けている「T.Y.HARBOR BREWERY」は、2019年春夏の限定ビールを製造しています。
T.Y.HARBORは、大手メーカーに属さない独立系のビール醸造所として、東京で一番長い歴史を持つブルワリーです。経営は株式会社タイソンズアンドカンパニーが行っており、天王洲の醸造所には休日に行列ができるほど人気のレストラン「T.Y.HARBOR」が隣接しています。レストランでは、おいしい食事とともに出来立てのクラフトビールを楽しむことができます。
ビールは、ペールエール、アンバーエール、ウィートエール、IPA、インペリアルスタウトの5種類が定番。それに加えて、月替わりの「シーズナルブルー」と個性的な「リミテッドブルー」の2種類を展開しています。
シーズナルブルーは、季節の素材を使うなどクラフトビール業界での流行のスタイルを提案しており、リミテッドブルーは少量生産で個性的なビールとなっています。2017年の20周年の時に、従来よりも小型の醸造設備を開設したことにより、リミテッドブルーのような実験的なビールを製造できるようになりました。
これらの個性的なビールは、創業からビールを造り続けるブルーマスターの阿部和永氏を筆頭に、4名のブルワーチームがアイディアを出し合い、自らが担当し仕込む形で手造りしています。
22周年を迎える2019年春夏の限定ビールを紹介します。
シーズナルブルー
3月 さくらドロップ

桜の花で香りを付け、ハイビスカスでさくら色を付けたサワースタイルのビール。近年流行の乳酸菌を使用しています。
4月 ヘージービーツIPA

ペールエールの3倍ものホップを使用したIPAに、ビーツを加えたベジタブルビール。パワフルな苦みとコク、そして柑橘系の香りが感じられます。
5月

東ドイツ(ライプツィヒ)発祥の塩を加えたゴーゼスタイルに、色鮮やかな赤紫蘇を塩漬けした「しば漬け」をイメージさせるビールが登場します。
6月
ドイツ産ホップ・モルト・イーストを使用した、定番のエールビールとは異なる夏にぴったりの「ジャーマンラガー」が登場します。
リミテッドブルー
3月中旬
北海道登別市のビール「鬼伝説」とともに醸造した、ホップの効いたブリュット
4月
ファントムブルワリー「一騎醸造」とともに醸造した、焼酎麹を使用したブリュット

「ブリュット」とは名前の通りシャンパンのような、非常にドライなビールのことです。他の人気クラフトビール醸造所と天王洲にて共同で仕込む形をとっており、2つの個性が融合された新しいビールを味わうことができます。
5月以降も日本酒酵母を使用したビールや、干しシイタケと鰹節を使用した旨味のあるブラウンビールなどを販売予定です。
どれも個性溢れるビールばかりですね。天王洲の「T.Y.HARBOR」や系列店「SMOKEHOUSE」などに足を運んで、お気に入りの一杯を見つけてください!
【公式ページ】T.Y.HARBOR BREWERY
【関連ページ】T.Y. HARBOR BREWERY | クラフトビールの総合情報サイト My CRAFT BEER

明田川蘭

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