サイダー(シードル)ってどんなお酒? 岩手県のりんごを使った「ドライサイダー」ベアレン醸造所から発売

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岩手県盛岡市のブルワリー・ベアレン醸造所は、100%岩手県産のりんごを原料とし、ボトル1本にりんご約2個分の果実を使用したサイダー(シードル)「ベアレン ドライサイダー」を発売しました。

サイダー(シードル)ってどんなお酒?

サイダーはりんご(広義には、りんごに類する果実)を酵母で発酵させて造ったお酒。世界中で飲まれてきたポピュラーな果実酒で、英語ではサイダー(cider)、フランス語ではシードル(cidre)と呼ばれます。その年のりんごの出来や品種によっても味わいが異なるため、ワインのように年ごとに味の違いを楽しむことができるのが大きな特徴です。近年はビールのブルワリーでもサイダーを醸造するようになってきており、小規模生産で丁寧に造られたクラフトサイダーは、注目度が高まっています。

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ベアレン醸造所「ベアレン ドライサイダー」

ベアレン醸造所が自社の商品に「シードル」ではなく「サイダー」という名を付けていることには理由があります。英国ではビアパブでサイダーが提供され、ビールのようにパイントグラスに注いで飲まれます。樽ビール同様、開栓から徐々に変化する樽サイダーの味わいが楽しまれ、ビールと並んでパブ文化を作り上げてきたお酒です。ベアレンのスタッフはそんな本場英国のサイダーの伝統をリスペクトし、英語名を採用しています。

岩手県産のりんごを使った「ベアレン ドライサイダー」

2021年9月30日にリリースされた「ベアレン ドライサイダー」は、岩手県産のりんごを原料とし、ボトル1本にりんごを約2個分、贅沢に使ったサイダー。ベアレン醸造所では2014年から毎年、季節限定商品としてサイダーを醸造しており、「ベアレン ドライサイダー」は今年で7シーズン目の商品となります。

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毎年近隣のりんご農家から果実を取り寄せ、数種類をブレンド。果汁ではなくりんごの実を仕入れて、スタッフが1個1個、搾汁機で果実を絞ります。絞った果汁はフレッシュなうちに無添加で仕込み、じっくりと発酵させ、およそ1カ月かけてサイダーを完成させます。

今年のドライサイダーは「極早生」と「早生」(わせ=収穫までの期間が短い作物のこと)を使用。酵母がかなり活発に活動し、りんごの高い糖分をしっかりと食べて発酵したため、例年よりもスッキリさっぱりとした味わい。甘味料、酸化防止剤や着色料・香料などは一切不使用。りんごそのものの風味、酸味が楽しめます。

りんごのさわやかさがあり、ドライでシャープな味わいの「ベアレン ドライサイダー」は食事にも合わせやすく、さまざまなシーンで飲みたい1本。「ベアレン ドライサイダー」で今年収穫されたりんごの味を堪能しましょう!

【「ベアレン ドライサイダー」商品概要】
原材料:りんご(国産)
スタイル:サイダー
アルコール度数:6.5%
販売開始:2021年9月30日
希望小売価格:367円(税込)/300mlボトル
おもな販売先:北山工場直売所・ベアレンwebショップ・直営レストラン、県内スーパー・酒販店・百貨店、県外酒販店・飲食店・アンテナショップ他

【関連サイト】
ベアレン醸造所
ベアレン開発ストーリー ドライサイダーについて

【販売サイト】
クラシックビール ベアレン醸造所「ベアレン ドライサイダー」

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