島根県の大根島醸造所は、地元の特産物を活用したクラフトビールを造るブルワリー。この秋、ホクホクの栗カボチャを使った「松江パンプキンエール」を数量限定でリリースしました。ボトルのラベルにデザインされているのは、漫画『あしたのジョー』の登場人物!「松江パンプキンエール」と『あしたのジョー』がコラボした背景に迫ります。
島根県東部にある小さな火山島、大根島
島根県松江市八束町の大根島(だいこんしま)は、島根東部の中海に浮かぶ小さな島。
大根島は約19万年前の火山の噴火によって形成されたとされ、良質な湧水に恵まれています。主要産業はボタンの苗木栽培。見ごろの時期には島内各地のボタン園がにぎわいます。ほかに、薬としても用いられるオタネニンジン、米や野菜など品質の高い農産物が栽培されています。
特産物を活かしたクラフトビール造りに取り組む大根島醸造所
大根島でクラフトビールの醸造が始まったのは2020年のこと。地域特産品の企画開発を手掛ける合同会社大根島研究所が大根島醸造所を立ち上げ、特産物を活用したビールを手掛けています。
フラッグシップは複数の麦芽と6種類のホップを贅沢に使用した「FULL THROTTLE IPA」。麦芽とホップそれぞれ1品種のみで作った「SMASH IPA」、八束町産のハチミツを使用した、甘くてコクがある「AMERICAN HONEY WHEAT」も定番のラインナップ。
大根島産安納芋を使った「松江安納芋ブランエール」、美保関町産みかんの「松江えびすみかんエール」、松江市鹿島町産のトマトの「松江トマトエール」など、地元の農産物を活用したビールも多種多様に展開しています。
JAしまねくにびき特産の栗カボチャの名は「ブラックのジョー」®
2021年秋にリリースとなった、大根島醸造所の「松江パンプキンエール」は、島根県JAしまねくにびき産の栗カボチャ「ブラックのジョー」®を使用したクラフトビール。
「ブラックのジョー」®は、種苗や農業用品を扱う会社・サカタのタネが品種開発した栗カボチャです。濃厚な味わい、ほっこりした甘み、ホックホクな栗のような食感が特長。松江市に本部があるJAしまねくにびきでは、2019年から「ブラックのジョー」を本格的に栽培しています。八束町でも収穫があり、今回、生産の過程で傷が付くなど出荷できなくなってしまった青果を中心にビールの醸造に活用し、「松江パンプキンエール」が誕生。「ブラックのジョー」®の甘さと栗のような濃厚なおいしさが楽しめるビールに仕上がっています。
「ジョー」つながりで、『あしたのジョー』とコラボ!
ネーミングの「ジョー」つながりで、サカタのタネはこれまでにも漫画『あしたのジョー』(原作/高森朝雄、漫画/ちばてつや)と「ブラックのジョー」®のコラボキャンペーンを実施してきました。その流れで「松江パンプキンエール」も『あしたのジョー』とコラボ。ボトルには、ジョーや力石徹をはじめ『あしたのジョー』のおなじみの登場人物が描かれています。
ボトルは3種類の展開。ビール好きの方はもちろん、『あしたのジョー』ファンの方も飲みたくなる・コレクションしたくなるパッケージです!
ハロウィンに飲みたい!「松江パンプキンエール」
パンプキンといえば、ハロウィンの飾りつけに欠かせないアイテムですね。「松江パンプキンエール」はハロウィンの贈り物やハロウィンパーティーを盛り上げるビールとしてもぴったり。パーティーの場にこのボトルが置かれていたらかなりのインパクトです。大根島の特産品を活かしたさまざまなビールがラインナップしている大根島醸造所の販売サイトで販売中です。ぜひ一度チェックしてみてください!
※©高森朝雄・ちばてつや/講談社
※商品画像はイメージです。実際の商品とはデザイン・仕様が一部異なる場合があります
写真提供:大根島醸造所
【関連サイト】
大根島醸造所
サカタのタネ ブラックのジョー×松江パンプキンエール