最新科学でホップの香りを最大限に活かす、超ジューシーな「Far Yeast Hop Frontier-Juicy IPA-」発売

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「馨和 KAGUA」や「Far Yeast」シリーズなどで知られるブルワリーFar Yeast Brewingが、超ジューシーでヘイジーなIPA「Far Yeast Hop Frontier-Juicy IPA-」をリリース! 発売を前にオンライン試飲発表会が開かれました。ホップのポテンシャルを最大限に引き出すために探求した科学的アプローチとは? 発表会で語られた開発プロセスをレポートします。

いままでにない香りに出会えるJuicy IPA、誕生

山梨県小菅村を拠点とするブルワリーFar Yeast Brewing(ファーイーストブルーイング、以下FYB)は、2021年3月3日、Juicy IPA のさらなる新領域に挑んだ新商品「Far Yeast Hop Frontier-Juicy IPA-」(ファーイースト ホップフロンティア ジューシーアイピーエー) をリリースします。

Far Yeast Brewing「Far Yeast Hop Frontier-Juicy IPA-」

Far Yeast Brewing「Far Yeast Hop Frontier-Juicy IPA-」

クラフトビールのトレンドは目まぐるしく変化しています。人気のビールスタイルは、ホワイトエールやペールエールなどからアメリカンIPAへ。そして現在はJuicy IPA、Hazy IPA(Brewers Association発行「ビアスタイル・ガイドライン」での表記はJuicy or Hazy India Pale Ale)が圧倒的人気。Juicy IPAは、ホップのフレーバーが非常に強く、ジューシーでフルーティな味わいが特徴です。2018年に正式に「ビアスタイル・ガイドライン」に掲載された新しいスタイルですが一気に広まり、今やビアパブのタップリストにJuicyやHazyがないのは珍しいと感じるほど。

FYBは気軽にクラフトビールの最新トレンドを楽しめる定番商品をリリースしようと、Juicy IPAのビールスタイルにこだわって新商品開発に着手しました。これまでにもFYBはJuicy IPA、Hazy IPAを限定商品として発売し、コンテストなどでも高評価を得ていましたが、今回はJuicy IPAの個性であるホップの香りを最大限に引き出すために、勘や経験ではなく 、最新のホップ理論に基づく科学的なアプローチでビール作りに挑戦。Hop Frontier 、ホップの最前線に立ち、“いままでにない香りに出会える”「Far Yeast Hop Frontier -Juicy IPA-」が完成しました。

「Survivables」、醸造したビールにホップの香りがどれだけ残るか?

発売に先立って開催されたオンライン試飲発表会では、 Far Yeast Brewing株式会社代表取締役・山田司朗さんから、この新商品開発のプロセスやその背景にある最新のホップ研究成果が説明されました。

オンライン試飲会でプレゼンテーション

オンライン試飲会でプレゼンテーションする、Far Yeast Brewing株式会社代表取締役・山田司朗さん

「Far Yeast Hop Frontier」は数種類のホップを使っていますが、キーとなるのは、「TRI2304CR」というホッププロダクト。これは香りの成分を抽出したクライオホップをブレンドしたもので、アメリカのホップサプライヤー「Yakima Chief Hops®」が数年にわたる研究を経て開発した特別なプロダクトです。

動画でプレゼンテーション

「Yakima Chief Hops®」の技術者も、動画でプレゼンテーション。FYBは「Yakima Chief Hops®」との関係性を構築して、これまでにもコラボビールなどをリリースしてきた

Yakima Chief はホップの「香気成分」を科学的に分析。香りの元であるオイルの含有量が多い品種を使っても、その強い香りが醸造後のビールに反映されるかどうかは別のマターだということがわかってきました。そこで、醸造工程を経ても失われずに、完成したビールの中に生き残る香り成分を「Survivables」と名付けて分析し、ホップの香りを活かす方法を探求しました。そういった研究を踏まえ、「TRI2304CR」は、液体への溶け込みやすさを最大化する工夫が凝らされ、フルーティーでジューシーなホップのアロマを、ビールに最大限に活かすことができるように開発されたのです。

FYBは「Yakima Chief Hops®」との関係性を構築し、今回の「Far Yeast Hop Frontier」にこの特別な「TRI2304CR」を使用。さらに、ホップの添加量、加えるタイミングなど、最新のホップ理論に基づいたビール作りを実践しました。

「このホップ品種をこのタイミングで入れれば香りを最大化できる、という理論は確立できたのですが、料理にしてもビールにしても、実際にでき上がったものはいろいろな影響を受けるものです。香りの組み合わせ、醸造工程、充填後の変化などによる影響を、今後検証していくのが楽しみです」(山田さん)

科学的アプローチを意識したロゴやデザイン

デザインコンセプトは「実験的」「サイエンス」「先進性」。パッケージの写真は、水に塗料が溶け出していく様子を表現し、ホップの様々なアロマ成分が液体に混ざるイメージを重ねています。

パッケージ

「Far Yeast Hop Frontier-Juicy IPA-」パッケージ

モチーフマークは、ホップに含まれる香りの成分リナロールの化学式にインスパイアされたデザインです。今回のビール作りの科学的なアプローチが、デザインワークにも表れています。

ジューシーなIPAを気軽に体験できる1本に

「Far Yeast Hop Frontier-Juicy IPA-」開発の科学的アプローチについてレポートしましたが、理屈はさておき、ビールの味わいはどんなものでしょうか。FYBのスタッフのテイスティングノートから「トロピカル」「柑橘、パイナップル、マンゴー、バナナのような香り」「花のような香り」、というコメントが紹介され、山田さんは「多層的な香り」と言及。「6.5%というアルコール度数を感じさせない」、「ドリンカビリティが高い」というコメントもあったそうです。

ビール缶

「Far Yeast Hop Frontier-Juicy IPA-」

「Far Yeast」シリーズなどFYBの定番商品の一部はスーパーや地域の小売店などで買えるものもあり、価格も含めユーザーにとって購入しやすい印象があります。今後、この「Far Yeast Hop Frontier-Juicy IPA-」が定番製品となり販売店が広がっていけば、マニアではない一般のユーザーがクラフトビール界で人気のビールスタイルJuicy IPAを気軽に試せる1本となるかもしれません。正式な発売日よりも前に、2021年2月27日には直営店(東京・五反田、熱海、福岡)で発売を開始。取扱店などの情報はホームページで情報を公開する予定とのこと。詳細はホームページをご確認ください。

【関連ページ】Far Yeast Brewingがビールの新領域を開拓 いままでにない香りに出会う 「Far Yeast Hop Frontier -Juicy IPA-」 3月3日(水)発売
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My CRAFTBEER 編集部
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