カレー×ビール!【高円寺】アンドビールで自家製ビールとスパイシーな一皿を堪能!

高円寺アンドビールのカレーとビール

夏も終わりに近づいてきましたが、まだまだ残暑が厳しい日々。暑い日にはスパイスのきいたカレーが食べたくなりませんか?

今回は、自家醸造のビールとオリジナリティあふれるカレーが楽しめる高円寺のブリューパブ「アンドビール」を訪問し、スパイシーな一皿とフレッシュなビールを堪能! お店が5周年を迎える今年、新たな一歩を踏み出そうとしているブルワー・安藤祐理子さんにお話をお聞きしました!

カレー×ビールを楽しむ!高円寺「アンドビール」

東京都杉並区・高円寺にあるブリューパブ「アンドビール」は、JR中央線・高円寺駅と阿佐ヶ谷駅のほぼほぼ中間地点、線路沿いに広がる青々とした芝生が目印の「高円寺アパートメント」の1室にあります。

高円寺アンドビール
「高円寺アパートメント」1階の1室にある「アンドビール」
高円寺アンドビール
「アンドビール」の安藤祐理子さん(左)と安藤耕史さん(右)
写真提供:アンドビール

「アンドビール」はブルワーの安藤祐理子さんと料理全般を担当する安藤耕史さんのご夫婦が2017年に開業。自家製クラフトビールとカレーが楽しめるお店です。オープン当初は店内でビールを醸造していましたが、2019年、店舗のはす向かいに醸造所を移して店内の席数を増やし、ビールの醸造量も増量しました。

造って売ることを生業に。祐理子さんがブルワーを目指すまで

そもそも祐理子さんがブルワーを目指しはじめたのは、開業から2年ほど前。会社員時代に高円寺に住んでいた頃、ブリューパブ「高円寺麦酒工房」でビールを飲んだことがきっかけだったそう。

アンドビール醸造所
「アンドビール」の醸造所は店舗から歩いて10秒のところにあり、店内ではできたてのフレッシュなビールが飲める
写真提供:アンドビール

「実家がパン店なので、自分で何かを造って売る、という生業にもともと興味がありました。会社員としての仕事も充実していたんですが、お店をやりたいという気持ちはずっとあって、どんな店をやるか探りながら過ごしていました。そんな中で『高円寺麦酒工房』に行って、店内に醸造所があったのがなによりも衝撃で。ビールって造れるんだと知って、これだ!と思いましたね。それからすぐにのめり込みました」

それ以降、祐理子さんは山梨県甲府市のOutsider Brewingや栃木県の栃木マイクロブルワリーなどで研修を受け、「アンドビール」オープン後、2018年3月に初醸造ビールをリリースしました。

店内
「アンドビール」の店内

いつも違う味わいに出会える、自家製クラフトビール

「アンドビール」のクラフトビールには定番銘柄がなく、時期によってさまざまなスタイルのビールに出会えます。

「季節のフルーツを使ったビールや、その時々の課題を取り込んだビールを醸造しています。例えば最近では、ホップに向き合って味わいや使い方・特徴を捉えるために、シングルホップのビールをいくつか造りました」(祐理子さん)

タップリスト
2022年7月のある日のタップリスト。自家製ビールとゲストビール合わせて8tap。8tapすべてが自家製ビールになることもある
ビール
アンドビール「高円寺WIPA」(WIPA)

「アンドビール」の店舗では、自家醸造のビールをメインに常時8tapのドラフトビールを提供しています。取材日に注文したのは「高円寺WIPA」。ピルスナーモルトを80%使用し、ビタリングホップ・アロマホップは「Azacca」のみ、「Azacca」「Mosaic」「Citra」でドライホッピングしています。フルーティーな香りが楽しめる1杯で、アルコール度数は9%と高め。「どんなスタイルも好きですが、一番好きなスタイルはWIPA(ダブルIPA)。モルトの味わいが豊かで、アルコール度数が高めのものが好きです」という、祐理子さんのこだわりが詰まったビールです。

「アンドビール」はカレーとビールが楽しめるお店ですが、カレーに合わせてビールを造るということはなく、逆に特定のビアスタイルに合わせて料理を造ることもなく、ビールとカレーの組み合わせはお客様のお好みに任されています。

日替わりのカレーは合いがけも◎おかずも盛りだくさん!

 
ビールを飲んで喉をうるおしたら、もちろんカレーもオーダー!

料理を担当する耕史さんは、学生時代からアジア各地を旅してきた経験をもとに、オリジナリティあふれるレシピでスパイシーな一皿を提供しています。祐理子さんとの出会いもカレーの縁で、祐理子さんが仲間と暮らしていたシェアハウスに、仲間の知り合いだった耕史さんが訪ねてきてカレーをふるまったことがきっかけだったとか。

アンドビール店内
アジア各地を旅してきた経験をもとに、スパイシーな料理を提供する耕史さん
写真提供:アンドビール

「アンドビール」のランチで提供される「カレー定食」は、3~4種類の日替わりカレーから好みのものをチョイスするシステム。1種がけから4種がけまで選べて(価格は1100円~1550円)、ライスも少な目から大盛りまでオーダーできます(大盛りはプラス150円)。「カレー定食」にはデフォルトでおかずが6種類ほどついてきて、さらに日替わりのオリジナルポテサラ、アチャール(アジアの漬物)を別途料金でトッピング可。自分の食べたい料理をちょうどいい分量で注文できます。

メニュー
ある日のランチメニュー。「カレー定食」はカレー4種とおかず6種類のラインナップ。オプションで、ポテトサラダとアチャールをトッピングすることもできる

ランチでは、耕史さんの出身地である岐阜県の名産品・郡上味噌を使ったキーマカレーがほぼレギュラーメニューとして登板し、そのほかは季節の野菜を使ったカレー、出汁のきいたカレー、酸味のあるカレー、ココナッツミルク入りのカレーなど、味も素材も異なるカレーが提供されます。耕史さん発案のレシピに加えて、スタッフが考案・調理したカレーも。どれにするか迷ってしまったら、2種がけ~4種がけで楽しむのがおすすめ。

カレー
2022年夏のある日のメニューから。「ケララチキン」1種がけ。ごはんのそばに添えられているのはレンズ豆のおせんべい・パパド。そのほか、おかずも盛りだくさん!

早速、ランチの「カレー定食」から、「ケララチキン」1種がけを注文。

ケララとは、南インドの州の名。ココナッツミルクの風味とトマトの酸味がきいたカレーで、大ぶりのチキンが盛り付けられていました。おかずは、キャロットソムタム、大根のアチャール、きんぴら、ポルサンボル(アジアのふりかけのようなもの)、そして、八角風味の煮たまごとパパド。パパドはレンズ豆のおせんべいで、サクッと軽い食感。

カレーはスパイスの香りがきいていて辛味もかなりあり、食べている間に汗だくに……。カレーを食べ進めるにつれてクラフトビールがどんどん減っていきます。

カレーとビール
「高円寺WIPA」×ケララチキン
「アンドビール」のお客様はランチでもビールを頼んでいる方が多数。特に夏は昼からカレー×ビールを楽しみたい!
メニュー

「アンドビール」はランチ営業の後、アイドルタイムを挟んで夜営業が始まります。夜は引き続き8tapのビールが飲めて、カレー(2種類)と一品料理を提供。週末のランチには耕史さん特製のビリヤニがメニューに並ぶこともあります(事前予約した場合は夜営業でも提供可)。

8月で5周年!アニバーサリーウィークは周年ビールとスペシャルメニューを提供中

2017年8月オープンの「アンドビール」は、2022年で5周年を迎えます。2022年8月24日(水曜日)~28日(日曜日)は周年ウィークとしてスペシャルメニューを提供中! 土日のランチタイムは5種がけカレーを用意。夜はパイントサイズのビールをオーダーした方にビリヤニのサービスも(数量限定)。グッズ販売や、バンドの演奏などのイベントもあります。

アンドビール

ビールは、周年ビールとして「Momotabi2022」がオンタップ。白ワインのような味わいのニュージーランド産ホップ「Nelson Sauvin(ネルソンソーヴィン)」を使ったHazy IPAをベースに、山梨県産のモモをふんだんに投入。フルーティーな味わいです。

「アンドビール」5周年アニバーサリーウィークの詳しい情報は「アンドビール」の公式インスタグラムをチェックしてください。この機会にぜひビールとカレーを楽しんで!

山梨県勝沼に新拠点!「アンドビール」の新たな展開

祐理子さんは2021年2月、新たな展開に乗り出し、ワインの産地として知られる山梨県勝沼に新拠点を設けました。勝沼の地を選んだのは、ワインの醸造樽を使ってバレルエイジドビールを造るため。

「ビールの研修のためにこれまで何度かアメリカに行っているんですが、2019年に行ったサンディエゴでバレルエイジドに出会ったんです」(祐理子さん)

ビールの醸造に新たな要素をどんどん取り入れ、それをオープンソースにして他者とシェアすることを厭わないアメリカの文化が好き、という祐理子さん。ワインやウイスキーのバレルを彼らの解釈で活用する、その手法に魅力を感じたそう。

アンドビール店内

醸造の設備も整い、2022年、勝沼醸造所での初仕込みが完了。熟成期間を経て「アンドビール」のバレルエイジドビールがリリースされるのは、来年以降になるかも。フレッシュなビールも製造する予定で、これまではかなり数量が限定されていたパッケージ商品も購入しやすくなる可能性大です。今後の「アンドビール」の動向に注目しましょう!

※文中にある料理やビールのメニュー、タップリスト、価格などの情報は2022年7月時点の情報です。

【関連サイト】
「アンドビール」ホームページ

「アンドビール」インスタグラム

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