千葉県香取市にゆかりがある、ザファーム、かけわ、金澤バイオ研究所の3企業は、協業で循環型社会に貢献するクラフトビール醸造の取り組みを開始した。
2023年5月下旬より「農園リゾートTHEFARM」にて、Brewery伊能忠次郎商店が醸造したクラフトビール「THE FARM IPA」の販売を開始。麦芽に加えて小麦やオーツ麦を使用したことで、重厚な飲み口のIPAに仕上がっている。ふんだんに使われた上品なホップと柑橘系ホップが、まるで森の中にいるような香りを醸し出しており、また隠し味として醤油が使われるなどこだわり抜いた一品となっている。
同商品の生産過程において、醸造時に発生するビール粕を金澤バイオ研究所が肥料化。さらにはその肥料がザファームの圃場(ほじょう)に提供され、クラフトビール用のホップを生産する。その後収穫されたホップを再度伊能忠次郎商店に納品しビールを醸造するという、循環型のクラフトビール醸造モデルを構築した。
今回の生産モデルを旗頭として、今後も香取市にゆかりがある企業が協力し合い、循環型社会の実現をめざして積極的に取り組んでいくという。

梶原誠司

最新記事 by 梶原誠司 (全て見る)
- Better life with upcycle、伊予柑エールビール「Iyokan Saison」を製造販売 - 2025年2月8日
- ヤッホーブルーイング、「ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ」を2026年夏までに開業 - 2025年2月8日
- 沖縄のブルワリー・MAHOWBREWのクラフトビールが缶ビール発売で全国へ - 2024年12月31日