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飲み過ぎても大丈夫?2.5%の超低アルコールHAZY IPA「ビールのおかげ」は音楽から生まれたビール!

ビール
KUNITACHI BREWERY「ビールのおかげ」2nd Micro Hazy IPA 写真提供:KUNITACHI BREWERY

東京・国立市にあるKUNITACHI BREWERYから、超低アルコールなのにしっかり飲み応えがあるMicro Hazy IPA「ビールのおかげ」のセカンドバッチが発売になります。このビール、音楽から生まれたビールなんです! 低アルコール度数と飲み応えをどうやって両立させたのか、ブルワーが語った醸造の工夫と、3人のクリエイターがコラボしたストーリーをレポートします。

ミュージシャン、イラストレーター、醸造家のコラボで生まれた「ビールのおかげ」

「ビールのおかげ」はそもそも、ウクレレシンガーの宮 武弘さんが作った楽曲として始まりました。


宮 武弘さん「ビールのおかげ」MV

宮さんは各地でクラフトビールを楽しんだり、ヤッホーブルーイングのイベントでライブをしたりと、プライベートでもお仕事でもビールに深く関わっているアーティスト。ビールを飲みながら聞きたくなる曲「ビールのおかげ」は2021年3月に配信され、ヤッホーのイベントを通じて出会ったビアイラストレーター・イソガイヒトヒサさんが配信用のカバーイラストを担当しました。

スナップ
「ビールのおかげ」は、ウクレレシンガー・宮 武弘さん(中央)
、ビアイラストレーター・イソガイヒトヒサさん(左)、KUNITACHI BREWERY醸造長シワカツユキさん(右)、3人のクリエイターのコラボで生まれたビール
写真提供:イソガイヒトヒサ
ラベル
イソガイさんがデザインした「ビールのおかげ」ファーストバッチのラベル。ホップ農家さん、ビールを造る人やサーブする人、楽しむ人、いろんな人がいていろんな循環がある、ということを表現したそう。ファーストバッチとセカンドバッチのラベルには若干の違いが。どこが変わったかチェックするのも楽しいかも
©イソガイヒトヒサ

せっかくだったらビールも造ろうと、イソガイさんが旧知のKUNITACHI BREWERY醸造長シワカツユキさんに声を掛けて、2021年5月にファーストバッチのビールをリリース。ミュージシャン、イラストレーター、醸造家のコラボで生まれたビールは話題になり、発売後すぐに完売となりました。

相関図
クリエイター3人がコラボして生まれた「ビールのおかげ」
©イソガイヒトヒサ

とにかくピーチ!シトラス感!2.5%の超低アルコールでも飲み応えのあるヘイジー

2021年9月18日発売のセカンドバッチは、「少しくらい飲みすぎても大丈夫な低アルコールで、しかし飲みごたえはあるビールを」という前回からのコンセプトはそのままに、アルコール度数をさらに下げ、ホップのアロマを存分に感じられる仕上がり。スタイルはHazy IPA。

ビール
KUNITACHI BREWERY「ビールのおかげ」2nd Micro Hazy IPA
写真提供:KUNITACHI BREWERY

発売に先立って2021年9月16日にYouTubeで配信された発売記念トークライブでは、シワさんが今回のビールについて詳しく解説してくれました。ファーストバッチでは、飲み応えを出すために焙燥した麦芽を使っていましたが、今回はきれいな黄色のビールを造りたいということで焙燥した麦芽は使用せず、糖化の段階でかなりの工夫をしたとか。

キャプチャ

発売記念トークライブの様子。シワさんのお話をしっかり聞きたい方はYouTubeのアーカイブをチェック。ビールについての詳しい解説は37分ごろから……

「セカンドバッチでは酵素が活動できるぎりぎりの、かなり高い温度で糖化をしました。麦芽に含まれるでんぷんを分解する酵素の働きは温度帯によって変わってくるんです。高温で糖化させることによって、口当たりがやわらかくなり飲み応えが出るような効果をもつ糖を増やすようにしました」(シワさん)

ブルワー
KUNITACHI BREWERY醸造長シワカツユキさん
写真提供:イソガイヒトヒサ

ホップは前回より2種類増やして計7種類投入。メインのホップをモザイクからエルドラドに変更しました。

「サッカーで言えばトータルフットボール。何かが突出しているというより、全てのホップの個性が活きています」(シワさん)

コースター
写真提供:イソガイヒトヒサ

一口飲んで感じるのはまず、ピーチ! ピーチの後にさわやかなシトラス感があり、温度が低いうちはグレープフルーツのような香り。温度が上がるにつれて日向夏やシークァーサーなど、酸味を感じる柑橘の香りになります。オーツ麦を使っているので、その風味や洋ナシのような余韻も。スッキリした味わいを楽しみたかったら2度くらいまでキンキンに冷やして飲んでも良し、10度以上13度くらいまで上げてから飲むと、香りが開いてきて変化が楽しめます。

ボトルも、グラウラーでの量り売りも◎ ステッカー付きアソートセットも

「ビールのおかげ」セカンドバッチは、KUNITACHI BREWERYの系列会社である東京・国立の酒販店「SAKE-BOUTIQUE SEKIYA」でボトルを販売、そのお隣りにあるビール量り売り専門店「SEKIYA TAP STAND」では、グラウラーフィルもできます。

店外観
ビール量り売り専門店「SEKIYA TAP STAND」

「SAKE-BOUTIQUE SEKIYA」が運営するオンラインショップでは、「ビールのおかげ」ボトル6本セットの他に、「ビールのおかげ」2本とKUNITACHI BREWERYのビールをセットにしたアソートセットも販売。アソートセットにはステッカーのおまけもついてきます!

ライブ配信で一緒に乾杯!

ファーストバッチ発売後には発売記念ライブがリアルで行われましたが、今回は東京が緊急事態宣言下ということもあり、配信ライブを企画中。「ビールのおかげ」セカンドバッチを飲みながらそれぞれの場所から参加するライブ兼オンライン飲み会が行われるかもしれません。宮さん、イソガイさん、KUNITACHI BREWERYのSNS等で情報をご確認ください。

スナップ
東京・上石神井の酒販店「関町セラー」で開催された、「ビールのおかげ」ファーストバッチ発売記念ライブ
写真提供:イソガイヒトヒサ

イソガイさんは「今後も、“ビール”と“音楽”を軸に、楽しいことを提供していきたい」と語り、状況が変わればいつかイベントやライブをリアルで開催したいそう。まずは完売必至の「ビールのおかげ」セカンドバッチを入手して、その日を待ちましょう!

【販売サイト】
SAKE-BOUTIQUE SEKIYA Online Shop

【関連サイト】
KUNITACHI BREWERY
miya takehiro official web site
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