大阪“谷六”エリアの人気ベーカリー「TANI ROKU BAKERY PANENA」(タニロクベーカリー パネーナ)が、パンとお酒のマリアージュを楽しむ立ち飲みベーカリー「うらパネ」の営業を始めました。“お酒に合うパン”を取り揃え、オリジナルのクラフトビールも提供。ベーカリーの陳列台をそのまま使ったスタンディングバー「うらパネ」のこだわりをうかがいました。
パンをつまみにビールを楽しむ、立ち飲みベーカリーが登場
大阪市中央区谷町六丁目近辺は“谷六”(タニロク)と呼ばれ、都会的なオフィス街と昔ながらの長屋や町家を再生した店舗が混在するエリア。にぎやかさとレトロ感が混ざり合ったこの界隈で“お酒に合うパン”を提供するベーカリー「タニロクベーカリー パネーナ」が、2020年11月、スタンディングバー「うらパネ」の営業を開始しました。
昼はテイクアウト専門のベーカリー。夜18時になると「うらパネ」の看板が出され、ベーカリーの陳列台がスタンディング台に変身、立ち飲みベーカリーとして夜の営業がスタートします。
お酒に合うパンとは? パネーナの工夫
おいしいパンをおつまみにしてお酒を飲むのが好きな方は多いと思いますが、パネーナの“お酒に合うパン”にはどんな特徴があるんでしょうか。
スタッフによると「発酵によってパン生地の旨みを引き出し、具材はナッツ、ドライフルーツ、オリーブなどお酒に合うものを合わせ、単に混ぜるだけでなくお互いの良さを引き立て合うように工夫しています」とのこと。
クラフトビールに合わせるパンとしてスタッフが一番おすすめするのは、手捏ねのくるみパン。「くるみが活きるように、ミキサーを使わずに生地を手で捏ねて歯切れを良くし、くるみの香ばしさと生地の旨みを出しています」(スタッフ)。
大山Gビールとコラボしたオリジナルビールを提供
「うらパネ」のドリンクメニューにはワインや日本酒、各社のボトルビールがラインナップされていますが、ぜひオーダーしたいのはレストラン事業を運営する系列会社・カラビナフードワークス株式会社のオリジナルクラフトビール。
ビールを醸造しているのは、「大山Gビール」で知られる鳥取県のくめざくら大山ブルワリー。名峰・大山の麓で、良質な伏流水を使ってビールを作っています。
オリジナルビールは3種。
「その苦み、爽快につき。」は、柑橘系の香りと麦の旨み、心地良い苦みが楽しめるIPL。「その香り、妖艶につき。」は小麦麦芽を使い、苦味が抑えられたヴァイツェン。「そのコク、芳醇につき。」はローストした麦芽由来の香りが特徴的で、飲み応えのあるスタウトです。
お得な「パンかご」など、メニューも充実
メニューの目玉は、多くの食事パンを何度でもおかわりできるお得な「パンかご」。
ほかにも生ハムやチーズといった定番おつまみから、トリッパの煮込みなどイタリア料理のメニューもそろいます。メニューは今後もバージョンアップしていく予定。「系列レストランとのコラボをより強化し、パンに合わせるペーストやディップなどのメニューも増やしていきたいです」(スタッフ)
パン好きにはたまらないこの営業形態。その日焼いたフレッシュなパンをその日のうちに味わう機会が増えるのは、お客様にとってもお店にとってもうれしいこと。料理の価格もリーズナブルで、仕事帰り、家に着く前に軽く飲みたい時や、食後の1杯にも立ち寄りたいですね。1杯飲むついでに翌日の朝のパンもテイクアウトしたくなります。
営業は火曜から土曜の18:00~22:30、ラストオーダーは22:00です。
【「うらパネ」メニュー】
・パンかご(常時5~7種類用意する食事パンがおかわり自由) 1名330円
・イタリア産アンチョビとドライトマト 330円
・セーグルフリュイとクリームチーズ 330円
・ブロッコリーとオリーブの可能性 330円
・イタリア産生ハム 550円
・自家製ソーセージ2本 550円
・トリッパの煮込み 550円
・もち豚のロースソテー 550円
・オリジナルクラフトビール 800円~
・ボトルビール 500円~
・ワイン スパークリング・白・赤 500円~
・日本酒 600円~
※価格は税込み
【参照サイト】谷6で人気の大人のパン屋が、立ち飲みベーカリー 「うらパネ」を2020年11月3日にスタート
【公式サイト】TANI ROKU BAKERY PANENA(タニロクベーカリー パネーナ)