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アウグスビール、小規模醸造所「マイクロブルワリー」のプロデュース事業開始

古民家とクラフトビールの組み合わせの例
古民家とクラフトビールの組み合わせの例

August International株式会社は、親会社のアウグスビール株式会社と共同で、小規模醸造所「マイクロブルワリー」のプロデュース事業を1月17日より開始しました。

もともとマイクロブルワリーはアメリカが人気の発端となり、2012年に2,400か所だったクラフトビールの醸造所は、2017年には6,000を超えています。一方で日本国内ではまだまだその数は少なく、1994年の酒税法改正以降に登場したマイクロブルワリーは増えているもののその数は300程度です。

この要因には、クラフトビールの価格は一般に販売されているビールに比べて高く、なかには倍程度するビールもあることが懸念材料として考えられます。そこでAugust Internationalは、日本のクラフトビール業界を盛り上げるべく、今回のマイクロブルワリーの支援事業に至りました。

August Internationalが提供するマイクロブルワリーは、低価格でも出来立ての美味しいクラフトビールを販売できる環境を提供します。店舗併設型をとり、物流費のかからない自社製造ビールを低コストで実現し、導入店舗の利益も確保しやすくしています。また、生産量も調整できるため、旗艦店舗でビールを醸造し、系列店に卸すこともできるようになります。

マイクロブルワリー導入事例
マイクロブルワリー導入事例

先行検証として、複数の飲食店を対象に店舗併設型醸造所の開発、運営支援を実施したところ、それらの店舗ではビールを飲む回数が増えただけでなく、「醸造施設を見学したい」「出来立ての美味しいビールを飲みたい」といった利用者が増え、店舗売上が約15%改善されました。

今回のプロデュース事業のパッケージには、アウグスビール役員の大手ビール会社での経験と知識、そして創業15年のクラフトビールの醸造経験で得た免許取得、企画、品質、流通管理のノウハウがすべて詰まっています。そのため、一般に1年以上かかる醸造免許取得も最短6か月程度まで期間を圧縮することができます。独自のクラフトビールを生み出すマイクロブルワリーが増えることにより、クラフトビール市場のさらなる活性化が期待できます。これからクラフトビール事業を立ち上げようという方は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

アウグスビール代表取締役 坂本健二氏/醸造責任者 本庄啓介氏
アウグスビール代表取締役 坂本健二氏/醸造責任者 本庄啓介氏

【ウェブサイト】アウグスビール株式会社

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明田川蘭

出版社、外資IT会社を経て沖縄で2年弱を過ごし東京へ帰って来て、編集・ライターとして独立。大のお酒好き、旅好きで、旅に出かければ必ずやその土地の地ビールや日本酒などをいただく。好物は「温泉に入った後のビール」「仕事で嫌なことがあった後のビール」「フェスでいただくビール」。

よなよなの里