サンクトガーレンは9月1日、山梨県北杜市で今年8月に収穫した国産ホップ1号の“かいこがね”を使ったビール「フレッシュ ホップ IPA」を数量限定で販売する。フレッシュでみずみずしい香りが楽しめるBrut IPAスタイルのビールとなっている。
同商品では、何の成分も失われていない摘みたてホップをそのまま使用。8月11日に収穫した“かいこがね”ホップを、すぐ同社の神奈川県内の工場に持ち帰り醸造した。初回のホップ投入は収穫から24時間以内。とれたてホップを使ったビールは、限られた場所(ビール醸造所とホップ畑の距離が近い)、限られた時期(ホップの収穫時期)しか造れないという。
醸造工程で4回のホップ投入。ホップの香りを存分に楽しめるよう、ボディ(糖度)は極限までドライに仕上げた。苦味は控えめにし、青々とした柑橘を思わせるホップフレーバーだけをビールに凝縮させました。ドライな飲み口に圧倒的ホップ感を楽しめる。
日本でホップ栽培が始まったのは1930年代の北杜市。国産種苗登録ホップ第1号の「かいこがね(甲斐黄金)」も北杜市で生まれた。当時は800を超える農家でホップ栽培が行われていたが、1993年、輸入ホップへの切り替えとともにホップ農家は姿を消していく。そんななか、浅川定良氏の「かいこがねの種を絶やしたくない」という思いで“かいこがね”の栽培を開始。浅川氏の話を聞いた同社が、毎年収穫を手伝うとともに全量を買い取りビールにしている。
アルコール度数は6.5%。330ml瓶で希望小売価格は539円(税込)。サンクトガーレン公式オンラインショップ、サンクトガーレン取扱い各店で購入できる。
【参照・販売ページ】FRESH HOP IPA | サンクトガーレン
【関連ページ】サンクトガーレン
梶原誠司
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