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サンクトガーレンが「アップルシナモンエール」を9月27日から秋冬限定販売

アップルシナモンエール

サンクトガーレンが「アップルシナモンエール」を2017年9月27日から2018年3月末までの秋冬限定で販売します。希望小売価格は330ml429円(税抜)です。

販売される場所はサンクトガーレンオンラインショップ、京王百貨店新宿店、ドン・キホーテ中目黒本店、のもの秋葉原店、クイーンズ伊勢丹 品川店・藤沢店、日吉東急、スリーエフ 品川小山台店・新城店、マルイファミリー海老名店などです。

サンクトガーレン取扱いビアバーと、9月29日から10月15日に横浜赤レンガ倉庫で開催される「横浜オクトーバーフェスト2017」では、樽生で楽しめます。
 
サンクトガーレンは日本で地ビールが解禁される以前より、クラフトビール(地ビール)激戦区のアメリカでビールの製造販売を行っていた「元祖地ビール屋」です。

大手で主流の「ラガー」とは製法も味わいも対極の「エール」を一貫して醸造しており、国内外のコンテストで数々の受賞歴があります。王道ビールの他、バレンタイン限定チョコビール、ボジョレー同時解禁の麦のワイン、一升瓶ビールなど従来のビールのイメージを覆すような個性的なラインナップでクラフトビールの魅力を発信していますが、もう1つ力を入れているのが「フルーツビール」です。

リンゴ、オレンジ、桃など生の果物を使ったフルーツビールが何種類か製造されていますが、香料などに頼らず果物本来の香りや味わいを引き出すため、果物がたっぷり贅沢に使われます。そのため、通常より安く仕入れられる規格外の訳あり果実でなければ採算が合いません。訳あり果実の利用は、農家にとっては売り物にならない果実が売れ、サンクトガーレンにとっては安く果物を譲ってもらえて個性的なビールが醸造できるということで、Win-Winの関係となっています。

今回発売となる「アップルシナモンエール」で使われるリンゴは、長野県伊那市の「訳ありリンゴ」です。収穫前に落下してしまったものや、大きさが規格外のものなど通常では売り物にならない果実を買い取ってビールに加工します。

アップルシナモンエール工程1 アップルシナモンエール工程2

仕込みは、サンクトガーレン発祥の地、厚木市のパン屋さんの大きなオーブンを借りて焼リンゴ(砂糖不使用)を作るところから始まります。1日かけて500個のリンゴを焼き上げ、天板にあふれ出たリンゴの果汁も残さずビールのベースとなる麦汁に投入。翌丸1日かけてタンク1本分(小瓶換算約3000本分)のビールが仕込まれます。

麦芽(モルト)も軽く焦がして「カラメルモルト」にするため、このビールをつくっているときの工場は、焼リンゴと麦芽の香ばしい風味が混ざってアップルパイを焼いているような香りに包まれます。

アップルシナモンエールとお菓子

こうしてできた琥珀色のビールは、カラメルソースのような風味がするので、デザート感覚でクッキーやパウンドケーキ、バームクーヘンといった焼き菓子やアイスクリームとよく合います。もちろん、本物のアップルパイとの相性も抜群です。食事であうのは、意外かもしれませんが、カレーです。リンゴもシナモンもカレーの原材料なので考えてみると納得です。

リンゴは、季節の移ろいとともに品種が変わり、9月はつがる、10月はジョナゴールド・紅玉・シナノスイート、11月はふじ、とそのタイミングで旬のものが使われます。先日の台風18号では強風の影響でリンゴ同士がこすれたり、枝にぶつかったりして果実に傷がつく被害が出ています。その傷リンゴも活用する予定です。

アップルシナモンエールハロウィン

アップルシナモンエール ハロウィンバージョン」も9月27日より同時発売されます。

欧米ではカボチャとともに、リンゴもハロウィンに欠かせません。ラベルのリンゴ部分がジャック・オー・ランタンになっていますので、ハロウィン・パーティーに花を添えてくれます。こちらは、10月末までの期間限定販売となります。

その季節ならではのビールを楽しませてくれる「サンクトガーレン」にこれからも注目です!

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