東北のブルワリー11社が地元の米とホップでビールを醸造!「東北魂ビールプロジェクト」

東北魂ロゴ

東日本大震災から10年目となる2021年3月、「第15回東北魂ビールプロジェクト」の特別醸造ビールがリリースされました。 今回参加したのは東北6県のブルワリー11社。震災からの復興に寄与してくれたお客様への感謝の意を込めて、各社が地域のお米とホップを使ったビールを醸造しました。

11社のロゴ

「第15回東北魂ビールプロジェクト」に参加した11社のロゴ

「東北魂ビールプロジェクト」とは、東北のブルワリーが集まり、お互いの経験・知識をオープンにして技術研鑽し、東北地方を、おいしいビールを醸造する場にするプロジェクトです。

10年前、東日本大震災で被災したブルワリーに対して、全国の多くのお客様から支援が寄せられました。震災翌年の2012年、いわて蔵ビール(岩手県)・秋田あくらビール(秋田県)・福島路ビール(福島県)の3つのブルワリーが集まり、お客様にどうやって感謝を伝えるか話し合った結果、ビールの品質を高めることでしか恩返しはできないと結論が出ました。そこで、醸造技術を高めることを目的にこの「東北魂プロジェクト」を立ち上げ、以降、毎年数種類のビールを醸造してきました。

ブルワー集合写真

「第13回東北魂ビールプロジェクト」参加メンバー。第13回は、ブルワリー15社が協力してセッションIPAを醸造した

スタート時から少しずつ賛同する仲間が増え、現在は14社のブルワリーとキリンビール仙台工場、キリンビールのクラフトビールメーカー、スプリングバレーが加わり、継続して勉強会を開催。これまでは参加ブルワリーが集まって共同でビールを仕込み、研修してきましたが、2021年はコロナ禍で人が集まることが難しく、一緒に作業することは叶いませんでした。そういった情勢を踏まえ、今回は「地域の米とホップを使用したビールを提供すること」を条件とし、各社がそれぞれ特別なビールを醸造・販売することに。ビールを購入したお客様を対象に、オンラインイベント「東北魂ビールプロジェクト震災後10年の想いビールと共に(仮称)」を開催する予定もあるとか。

ビール

「第15回東北魂ビールプロジェクト」で各ブルワリーが作った特別醸造ビール

では、「第15回東北魂ビールプロジェクト」参加ブルワリー11社と、地域の米とホップを使った各社の特別醸造ビールをご紹介しましょう。震災から10年となる節目の今年、東北のおいしいビールを飲むことをきっかけに、改めてあの大きな災害について考えてみませんか。

「第15回東北魂ビールプロジェクト」参加ブルワリー

「提供ビール名」(ビールスタイル)、ブルワリーによる解説、販売方法の順にご紹介しています。

ブルワーポートレート

11の醸造所のブルワー

いわて蔵ビール【岩手県一関市】

「ありがとう10年エール」(オリジナルペールエール)
岩手県産陸前高田市の復興米「たかたのゆめ」と岩手産ホップIBUKIを使用し、岩手で自然採取した酵母を使用したビール。ホップの香りと酵母由来の香りが織りなし、米の旨味が加わったバランスの良いビールです。自社直売所、取引先酒販店、「いわて蔵ビール」(世嬉の一酒造)サイトで販売。

ビールとグラス

いわて蔵ビール「ありがとう10年エール」


遠野麦酒ZUMONA【岩手県遠野市】

「C58 239 GOLDEN ALE」(ゴールデンエール)
遠野産ホップIBUKIを100%使用し、副原料には遠野で育まれた奇跡の米「大槌復興米」を使用し醸造しました。クセのない軽やかな飲み口と華やかな香りが特徴の黄金色をしたクラフトビールです。遠野麦酒ZUMONA(上閉伊酒造)サイトで販売。

秋田あくらビール【秋田県秋田市】

「柚子ウィートラガー」(ウィートラガー)
田市柴田農園のあきたこまち、横手産IBUKIホップ、仙北市産小麦を使用。国産柚子がふわっと香る非常にスッキリしたビールに仕上がりました。秋田あくらビールサイトで販売。 

田沢湖ビール【秋田県仙北市】

「あきたこまちと東北産ホップのクラフトビール」(brut ipa)
仙北市産「あきたこまち」と東北産IBUKIホップを使用。さらに2種類のホップを使用しフローラルかつ爽やかな柑橘系のあるビールに仕上がっています。自社売店、県内・県外各取扱店・田沢湖ビールサイトで販売。

OIRASE Brewery【青森県十和田市】

「奥入瀬ビール ケルシュ 青天の霹靂」(ケルシュ)
青森県奨励品種のお米「青天の霹靂」を副原料に使用。東北産ホップIBUKIを100%使用。フルーティーな香りを持ちながらもスッキリとした味わいでお米の風味が感じられるビールです。OIRASE Breweryサイトで販売。

仙南シンケンファクトリー【宮城県角田市】

「ササニシキラガー」(ラガー)
宮城県産のササニシキと岩手県産IBUKIホップを使用したほんのりとしたお米の香りとIBUKIの爽快な香りが特徴。飲み口はライトボディでスッキリとした味わいです。購入希望の場合は「仙南シンケンファクトリー」Facebook、もしくはメールで問合せ。

BLACK TIDE BREWING【宮城県気仙沼市】

「TOHOKU PRIDE」(Double IPA)
東松島の希望の大麦と、遠野産IBUKIホップ、そして、気仙沼の酒蔵「男山本店」の酒造りでも使用されている酒米 山田錦を使ったDouble IPA。自社の直売所、取引先酒販店、BLACK TIDE BREWINGオンラインショップで販売。

Argon Brewing【宮城県塩釜市】

「久遠~KUON~」(ストロングゴールデンエール)
塩竃産ササニシキ 遠野産IBUKIホップを使用アルコール度数7%の強めのビールです。ArgonBrewingの店内での販売。飲食販売 JR仙石線本塩釜駅下車徒歩3分。テイクアウト可。

福島路ビール【福島県福島市】

「いぶき」(ピルスナー)
会津産のコシヒカリと遠野産IBUKIホップを100%使用した華やかなホップの香りが特徴の飲みごたえがあるラガービール。自社直売所で販売。

南会津マウンテンブルーイング【福島県南会津町】

「Blue Bird Day Pilsner」(ピルスナー)
福島県会津産コシヒカリ、岩手県遠野産IBUKI HOP、をメインに使った、爽やかで飲みやすいピルスナースタイル。購入希望の場合はタップルームBeerFridgeへ問合せ。

米沢ジャックスブルワリー【山形県米沢市】

「ジャックス※ラガー」(ピルスナー)
遠野産ホップ『イブキ』と会津産飯米『コシヒカリ』を使用しました。しっかりとした飲み口とホップの香りが華やかなラガー。米沢ジャックスブルワリーサイトで販売。

【参照サイト】東日本大震災10年目に東北6県のビール会社11社が共同で取り組む、復興感謝のビール 「第15回東北魂ビールプロジェクト」
【関連サイト】あの日、醸造所は…。東日本大震災を乗り越えた岩手県一関市「いわて蔵ビール」の10年

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My CRAFTBEER 編集部
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