暑い日が続き、ビールがおいしい季節! 「My CRAFT BEER」編集部は、炭酸入りのドリンクを持ち運べる水筒・グラウラー(グロウラー)を携えて、クラフトビールのテイクアウトや量り売りに対応しているお店を巡っています。
今回は東京都の中央部、多摩地区に位置する国立市へ。駅近でふらっと立ち寄れる、クラフトビールのテイクアウト専門スタンド「SEKIYA TAP STAND」(せきやタップスタンド)にうかがい、地元に醸造所を構えるブルワリー「KUNITACHI BREWERY」(くにたちブルワリー)のビールをお持ち帰りしました!
スタンド形式のクラフトビール量り売り専門店「SEKIYA TAP STAND」
JR国立駅南口から延びる富士見通りに入ってすぐ。カウンター越しにビアサーバーが並ぶ、スタンド形式のショップ「SEKIYA TAP STAND」が目に入ります。
「SEKIYA TAP STAND」はクラフトビールのテイクアウト専門店。地元で100年以上事業を続けてきた株式会社せきやが経営する酒販店「SAKE-BOUTIQUE SEKIYA」の一画に、2020年11月にオープンしました。通りに面した店舗は開放的。入店することなくカウンター越しにビールをオーダーできます。駅から徒歩1分程と立地も良く、利用しやすい販売スタイルが人気で、グラウラーを手にしたお客様が列を作っている光景を見かけることも。
オリジナルグラウラーも好評。ペットボトルでの持ち帰りやグラウラーレンタルも可
「SEKIYA TAP STAND」では、プラカップ、ペットボトル、グラウラーのいずれかでビールをテイクアウトできます(2021年8月現在は、プラカップでの提供はお休み中)。株式会社せきやのグループ会社・株式会社草舎が運営するブルワリーKUNITACHI BREWERYオリジナルグラウラーの販売や、レンタルにも対応。
大容量のグラウラーにサーバーが付いた、ホームサーバーのレンタルも行っています。パーティーやキャンプなど、特別な日に利用したいサービスです。
KUNITACHI BREWERYオリジナルグラウラーにプリントされたロゴなど、アートワークはすべてビアイラストレーターのイソガイヒトヒサさんが担当。Tシャツなどの関連グッズも魅力的。
「KUNITACHI BREWERY」のビールを中心に、国内外のビールをラインナップ
ビールは基本、「KUNITACHI BREWERY」のビールをメインに、10種をラインナップ。タップリストは店頭に貼り出されているので、通りすがりにチェックすることができ、ビールの味わいについての解説や液色などがわかりやすく表示されています。しかも、グラウラーのサイズごとに価格が明記されているのが安心で嬉しい!
取材当日は、「KUNITACHI BREWERY」の定番ビールやシーズナルビールが8種。ゲストビールとして、静岡のKakegawa Farm Brewingと、栃木のろまんちっく村のビールがつながれていました。
グラウラーでビールをお持ち帰り!
では、早速ビールをオーダーしてお持ち帰りしましょう。スタッフの井藤良平さんにグラウラーをお渡しすると、まずは丁寧に洗浄してくれました。
キャップ部分は分解して洗い、本体は洗剤で洗ったあとにグラスリンサーですすいで、最後はアルコール除菌。ビールが酸化しないよう、グラウラー内にガスを充填してからビールを注いでくれます。
KUNITACHI BREWERY「夏のあわい」をオーダー
今回選んだビールは、KUNITACHI BREWERYの「夏のあわい」。この春にリリースされた「春のあわい」に続くシーズナルビールです。
KUNITACHI BREWERYは「SEKIYA TAP STAND」のオープンと同じく2020年11月に醸造を開始したブルワリー。醸造所は、お店から徒歩で15分程の場所にあり、タイミングが良ければその日できたてのフレッシュなビールが納品されます。KUNITACHI BREWERY醸造長・斯波克幸さんに、「夏のあわい」についてうかがいました。
「シーズンごとに作る“あわい”のシリーズは、ベルギー系のビールにしようと考えていて、セゾンをベースにしています。『夏のあわい』のスタイルは、Philly Sour Saison (フィリー サワー セゾン)。セゾン酵母そのものも少し酸味が出るんですが、今回は酸を出す酵母としてフィリーサワー酵母をミックスして発酵させ、さわやかな酸味を出しました。レッドプラムの果汁を使い、フルーティーで、色合いが鮮やかです」(斯波さん)
“あわい”とは、モノとモノ、概念と概念の間を意味する言葉。「夏のあわい」は、春から夏、夏から秋という季節の間を表現しています。ビールのレシピにおいても特性の違う2つの酵母を使うことでそのテーマを表したのだそう。移ろう季節を繊細にとらえたビールですね。
「夏のあわい」をグラウラーに詰めていただき、持ち帰ってグラスに注ぐと、色は鮮やかな赤紫色。目を引く色合いで、どこか涼しげな印象も。フルーティーさと酸味を感じる香り。苦味はほとんどなく甘酸っぱくさわやかな味わいで、プラムの果汁感とベリーのような風味も感じます
イソガイヒトヒサさんが担当しているフライヤーのイラストも季節感にあふれていて、ビールと一緒に楽しみたいですね。フライヤーは、「SEKIYA TAP STAND」の店頭で在庫があれば、ビール購入時にもらえます。
ローカルフードとペアリング!
「夏のあわい」に合わせるフードを、国立で探しました。醸造長・斯波さんに相談すると、「『夏のあわい』はさっぱりした味わいで、野菜と相性が良いと思います。サラダなんかいいですね。フルーツを使ったフードにも合いそうです。甘さをリセットしてくれるので、甘いものにも合わせやすいですよ」とのこと。斯波さんのアドバイスを参考にしてお店を探しました。
向かったのは「SEKIYA TAP STAND」のすぐ近く、細い路地沿いの建物の2階にあるカフェ「porte cafe」。野菜中心のお惣菜、手作りのキッシュやスイーツのお店で、テイクアウトにも対応しています。この日は5種類のデリが用意されていましたが、「キノコと緑野菜の柚子胡椒マリネ」をセレクトしてお持ち帰り。キノコやブロッコリーはしっかり食感を残して調理されていて、ビネガーの酸味が「夏のあわい」のさわやかさを引き立てます。後味に柚子胡椒の香りと辛味があってアクセントに。
国立から南に足を延ばして谷保方面へ。府中と国立に店舗のあるパン店「プチアンジュ」でドライフルーツがたっぷり入ったパンを購入しました。「瀬戸内レモンとクランベリーのフランス」はレモン果汁で漬け込んだ瀬戸内産レモンのピールと、クランベリーがゴロゴロ入ったバゲット。「夏のあわい」のジューシーな酸味と、甘酸っぱいレモンピール、クランベリーの味わいが合います!
ふらっと立ち寄れる量り売りスタンド、酒販店「SEKIYA」のビールの品揃えも◎
ビールの量り売りを利用してみたいけど、お店の雰囲気や注文の仕方・料金がわからなくてちょっとハードルが高い……と思っている方、いませんか。「SEKIYA TAP STAND」は開放的なスタンド形式でふらっと立ち寄ることができ、ビールのリストや価格も店頭に貼り出してあるのでじっくり選べます。はじめてのグラウラーフィル体験に最適なお店かもしれません。
また、「SEKIYA TAP STAND」の隣にある酒販店「SAKE-BOUTIQUE SEKIYA」はクラフトビールの品ぞろえが豊富。KUNITACHI BREWERYのボトルビールも扱っています。この2店舗で、グラウラーでも瓶・缶のパッケージでも、その日の用途に合わせてクラフトビールがテイクアウトできます。
地元の方はもちろん、お仕事帰りなどに「SEKIYA TAP STAND」に立ち寄って、デイリーにテイクアウトを楽しみたいですね。クラフトビールで、家飲みを盛り上げましょう!
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