【イベントレポート】VR体験で自宅にいながら工場見学!「愛媛クラフトビールツーリズム」のオンラインツアーが面白い!

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緊急事態宣言が明け、街には少しずつ賑わいが戻りつつあるなか、自宅にいながら愛媛県のクラフトビール工場を見学できるオンラインツアー「愛媛クラフトビールツーリズム」の一回目が11月20日(土)に開催されました。

同ツアーは、愛媛でクラフトビールに携わる人々のストーリーや想いを聞き、実際にクラフトビールを醸造する様子や愛媛の歴史、文化をVR技術を活用した映像で楽しめるというもの。送られてきたVRゴーグルを身に着け、愛媛でクラフトビールを醸造する人々との交流も楽しめます。

実際に参加してみると、自宅にいながら、クラフトビールの醸造風景や工場を間近に見学でき、ワクワク、ドキドキが止まりませんでした!VRゴーグルを通してその場にいるような感覚!今回はそんな第一回目の体験レポートをお届けします。

愛媛クラフトビールツーリズムとは

愛媛クラフトビールツーリズムとは、株式会社エイチ・アイ・エスが参画する、VR技術を活用した体験型のオンラインツアーです。観光庁の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」の一環で実施されました。

クラフトビールは、大手ビールメーカーが製造するビールとは違い、小規模醸造によって製造される個性豊かなビール。作る人によって、苦味が強いものやフルーティーな味わいのものなど、さまざまなビールを楽しめるのがクラフトビールの魅力です。

愛媛クラフトビールツーリズムには、そんなクラフトビールの醸造所をもっとたくさん愛媛に作り、日本を代表するクラフトビールの聖地にすることで、日本だけではなく海外の人にも愛媛を訪れてもらいたい、移住者や定住者が増えるきっかけにしたいとの想いが込められています。

「参加者限定乾杯セット」の中身は?

オンラインツアーには、抽選で選ばれた50人が参加しました。当選した人には、オンラインツアー当日までに「参加者限定乾杯セット」が自宅に届けられます。

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セットの箱を開けてみると、中には2019年に愛媛県松山市にオープンした注目のブルワリー「DD4D BREWING」が醸造したオリジナルクラフトビール1本と、愛媛県特産のじゃこ天を食べやすいスティック状にした「じゃこ天スティック」、自宅にいながらVR映像を体験できる「ハコスコVRゴーグル」、愛媛クラフトビールツーリズムのオリジナルステッカーの計4点が入っていました。

当日は、送られてきたクラフトビールとおつまみを味わいながら、参加者のみなさんとオンラインツアーを楽しみました!

「ハコスコVRゴーグル」でVR体験!

ここで気になるのが「VR映像を駆使した体験型オンラインツアー」という点。

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今回使用されたのは、段ボール製の組み立て型「ハコスコVRゴーグル」!説明書の通りに組み立てていくだけで、誰でも簡単に自宅でVR映像を楽しめるという優れものです。組み立て終わったら、前方のポケットにスマートフォンを差し込んで、完成!

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不器用でもカンタンにできました

おおお~!簡単に組み立られました!これで、スマートフォンの映像がゴーグルのレンズに反射することで、立体的に、かつ臨場感あふれる映像を楽しめるようになります。オンラインツアーでは、この「ハコスコVRゴーグル」を使って、クラフトビールの工場見学を行います。

オンラインツアーの様子

当日は、14時からZoomでのオンラインツアー!開始5分前までに、事前に送られてきたURLからアクセスして待機します。いよいよ14時。他の参加者も続々と入室し、今か今かとその時を待ちます。

今回、愛媛のクラフトビールについて教えてくれたのは「DD4D BREWING」のブルワー・山之内圭太さんと、2020年にクラフトビールの醸造施設を併設したゲストハウス「麦宿伝 Guest House Brew」をオープンした木和田伝さん。

進行役にアナウンサーの方を合わせて、「愛媛クラフトビールツーリズム 第1回オンラインツアー」のスタートです。

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左から、「麦宿伝」の木和田伝さん、アナウンサーの木和田優衣さん、「DD4D BREWING」の山之内圭太さん

まずは、全員で乾杯から。

事前に送られてきたオリジナルクラフトビールを開けて、みんなで乾杯です。愛媛県特産の「じゃこ天スティック」も一緒にいただきました。

乾杯!

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きれいな黄金色をしたビールは、ほのかにホップの爽やかな香りが漂い、鼻腔をくすぐってきます。口に含むと、フルーティーな味わいの中にホップの苦味がしっかりと効いて、ゴクゴクと喉を鳴らしたくなる飲みやすさ。くう~!昼間から、参加者のみなさんと一緒にビールを飲めるなんて贅沢すぎる!

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醸造した「DD4D BREWING」の山之内さんによると、使用したホップは、グレープフルーツの香りがするカスケードホップ、草のような香りが特徴的なコロンバス、トロピカルな風味を放つシムコーの3種類。

愛媛クラフトビールツーリズムのために、新たに醸造したクラフトビールなんだそう。スタイルは、ホップフレーバーが強い「ウエストコーストIPA」。隠し味に、愛媛県が生産量第1位の「ハダカムギ」を使用することで、ほんのりと柔らかい口当たりに仕上がっています。

乾杯が終わると、愛媛のPR動画を参加者全員で鑑賞しました。

「DD4D BREWING」の山之内圭太さん

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クラフトビールを造っているだけなのに、愛媛の人はすごく優しい

山之内さんはもともとビール醸造家として、東京で仕事をしていましたが、実家のある愛媛県松山市で新たにブルワリーを立ち上げました。松山には、カラフルなそうめんの「五色そうめん」や街に堂々とそびえる「松山城」、芸妓遊びができる「道後温泉」など魅力溢れるものがいっぱいあります。

そんな松山でビール造りをしていると、東京と同じように造っているだけなのに、街の人がすごく喜んでくれたり、背中を押してくれたりと、愛媛の人の優しさが感じられ、それがすごく力になっているそうです。

今では、地元の素材を使用したビールをたくさん揃えており、例えば、愛媛の柑橘類や日本酒酵母、ハラペーニョなどを使ったビールを醸造しています。

クラフトビールを積極的に広げていきたい

クラフトビールファンだけではなく、他の人の目にも止まるように工夫して取り組んでいる山之内さん。例えば「DD4D」の1号店は、ブティックとブルワリーを同じ空間に作り、洋服好きな人がついでにビールを飲んだり、ビール好きな人が洋服を見て帰ったり。そんな業界を超える取り組みを行っています。

そして、バギーでいろいろなところにも出張しています。クラフトビールファンだけではなく、他の人にも知ってもらいたいとの想いから、待っているだけではなく、いろいろな人に積極的にアプローチしながら、日々クラフトビールを広げています。

「麦宿伝 Guest House Brew」の木和田伝さん

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三津浜の人と作った宿とブルワリー

木和田さんは、「ビール飲みすぎちゃった~」というときに「泊まって行きなよ~!」と気軽に使ってもらえる心地よさを感じてもらえるよう、松山市三津浜で1階にビールが飲める場所と醸造所、2階に宿を作りました。

お店は全部、三津浜の人との協力によって、できあがりました。お店の暖簾は、三津浜の友人が外国製のジーンズをかき集めて、ほどいて、オリジナルのものが作られました。また、三津浜の人は物々交換が多く、これを作ってくれたら、ビール10杯、ビール15杯などのやり取りが交わされるそうです。

「そうやって、三津浜の人たちと一緒にオリジナルのものを作りました。ここの人は、そういう“つながり”を大事にしてるんじゃないんですかね」

地域の農家さんと造るクラフトビール

木和田さんが造るビールは、赤い身のビーツやパクチーなど、地域の農家が作る野菜で造るものが多いといいます。そして、女性に人気のビールは、レモングラスの香りがする「Toby White Ale(トビホワイトエール)」。これは、パクチーの根っことピールしたレモンをつけたものです。このように地域の農家とコラボすることで三津浜が活性化すればとの想いから、クラフトビールを造っています。

VR体験でクラフトビールの醸造風景と工場見学

それでは、いよいよお待ちかね!クラフトビール醸造風景と工場見学です!ハコスコVRゴーグルを使用して「DD4D BREWING」のビール醸造見学へ出かけます。

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案内してくれた「DD4D BREWING」の山之内さん

スマートフォンには、このように2つの画面に同じ映像が映し出されます。ハコスコVRゴーグルを使用することで、2つの画面が1つに重なり、より立体的で臨場感のある映像を楽しめます。

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ビールになる前の麦汁をかき混ぜている山之内さん

当日は「DD4D BREWING」の山之内さん自身が、麦汁にホップを投入する醸造風景を見学できました。実際に目の前で麦汁をかき混ぜている様子から、ホップの豊かな香りが漂ってきそう…そんな臨場感を楽しめます。

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新しくできた醸造所を見学

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クラフトビールの醸造風景をたっぷりと見学したあとは、三津浜に新たにオープンした「DD4D BREWING」の工場の見学へ。

新たな工場では、毎週3,500~7,000リットルのビールを醸造できるそうです。今発酵途中のビールは、缶ビールになって販売予定です。

初めての自宅でのVR映像体験は、普通の映像よりも立体的で、目の前で行っているようなリアル感が楽しめ、すごくよかったです。自宅で気軽に、ビール醸造風景や工場見学ができる「ハコスコVRゴーグル」は、今後オンラインツアーを楽しむための肝になるかもと思いました。

未来のビール醸造家へのメッセージ

クラフトビールの醸造風景・工場見学が終わり、最後は質問コーナーで締めくくられました。現在、クラフトビールの醸造を行う2人にブルワリーの名前の由来やビールを醸造するうえでの失敗談など、さまざまな質問が飛び交うなか、今回、特に印象的だった「将来、ビール醸造をしてみたい人に向けたメッセージ」をご紹介します。

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「やりたいなら、やっちゃいな!と思います。だけど、やっぱりビールを造るうえで、それなりの知識と経験は必要。じゃないと、中途半端なビールになっちゃいます。僕らも、ベストを尽くす気持ちで、日々ビールの勉強をしています。勉強は大切です。ビールの知識と学ぶ姿勢があれば、どんなやり方であれ、おいしいビールが造れるんじゃないかなと思います。まずは、いろんなビールを飲んで、ビールのおいしさを楽しんでみてください!」

まとめ

今回初めて行われた「愛媛クラフトビールツーリズム」。VR映像を使用した、臨場感溢れるクラフトビール醸造風景や工場見学は、自宅でも気軽に愛媛の良さを感じられる素敵な体験でした。

オンラインツアーを通して、「実際に愛媛に行ってみたい!」という気持ちがフツフツと湧き出る不思議な気持ちになりました。いつか、お二人が醸造するブルワリーに足を運んでみたいと思います。

【関連ページ】第2回オンラインツアーの限定お土産セットのページ
【関連ページ】第3回オンラインツアー(2022年1月15日開催)の申し込みページ

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むなげちゃん

むなげちゃん

1995年生まれ。京都在住。元酒類販売営業マン。ビールはもちろん、お酒全般を愛する。現在は、お酒メディアをはじめとしたウェブライターとして活動中。将来の夢は、世界中のお酒を飲み歩きながら記事を執筆すること。大好きなビールに揉まれて生きていきたい!「note」では、日々お酒情報更新中!大好物は鴨川で飲むビール。最高!
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