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関西大学がオリジナル“SDGsクラフトビール”を製作「関大ブリュープロジェクト」が始動

関大ブリュープロジェクト

関西大学では東邦レオおよびNI-WA(中津ブルワリー)と連携し、大学オリジナルビールの開発を通じて環境保全や地域交流等を推進する「関大ブリュープロジェクト」を始動させた。3月19日の卒業式の裏側では、卒業生や関大万博部の学生らが教職員とともにホップの苗植えイベントを挙行した。

同プロジェクトはSDGsを背景に、環境保全や地域活性、人や企業とのパートナーシップなどのさまざまな文脈から推進する取組みであり、大阪・関西万博の共創チャレンジとしても登録する予定。ホップの苗を植えた後、7月から9月に収穫・醸造し、10月以降に各種行事にて乾杯イベントを実施するという流れとなっている。

クラフトビールに関しては味や瓶のラベルデザイン、商品ネーミング等については、関大万博部の学生が中心となって企画し、Z世代の視点を取り入れたイマドキビールの開発を目指す。フルーティな味わいに仕上げるために、食品ロス削減を考慮して、“規格外果物”を活用するなどの工夫も凝らす。

また、環境保全の観点として、千里山キャンパスの一部建物前にホップのプランターを設置し、学内の緑化およびグリーンカーテンによる省エネルギー化を図る。さらに、同取組みを通じて、学内構成員のSDGs意識醸成・行動変容につなげる。なお、初年度に想定しているホップの収穫量は約15kg(設置プランター数:10個)で、330mlの瓶ビール約600本を作る計画だという。

「そだてる」「つくる」「つながる」という3つのアプローチで、学生、教職員、校友、保護者、地域住民、企業・自治体などさまざまなステークホルダーとの“関わりしろ”を創出することができるのが、同プロジェクト最大の特長。将来的には、クラフトビールづくりを通じて、未成年飲酒や飲酒に伴う事故の防止、若い世代に向けた適正飲酒の啓発活動を展開していくことも計画している。

【参照ページ】プレスリリース「卒業後は母校で乾杯!オリジナル”SDGsクラフトビール”を製作する『関大ブリュープロジェクト』が始動」を配信 | 関西大学

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梶原誠司

1975年生まれ。神奈川県横浜市出身。好きなビールは横浜スタジアムのベイスターズラガー。好きな野球チームは横浜DeNAベイスターズ。贔屓のチームが勝てば美酒。負ければほろ苦いビール。ビールが先なのか。野球が先なのか。正直、そんなことはどうでもいい。それくらい、球場で飲むビールが好き。

よなよなの里