裏通りのドンダバダ×コンビニおつまみ!ヤッホーの新ビールに合うローソンのフードは?

長野県軽井沢町のヤッホーブルーイングは、全国向けレギュラー製品「裏通りのドンダバダ」を発売しました。2022年3月22日には全国のローソン・ナチュラルローソン・ポプラの酒類取扱い店舗で缶製品が数量限定で販売開始されます。

コンビニで「裏通りのドンダバダ」を買うついでに、おつまみも手に入れたいですよね。新製品の記者発表会でブルワーが語ったおすすめペアリングフードを参考に、ローソンでベストマッチなおつまみを探してみました!

10年ぶり!ヤッホーの新レギュラー「裏通りのドンダバダ」

ヤッホーブルーイングのフラッグシップビールといえば「よなよなエール」。「インドの青鬼」「東京ブラック」などの定番ビールもスタイルが違って個性が際立っていて、人それぞれにお気に入りの銘柄があるのでは? 

今回リリースされた新製品「裏通りのドンダバダ」は、ヤッホーにとって、2012年の「水曜日のネコ」発売以来10年ぶりに発表する全国向けレギュラー製品です。よなよなエール公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」各店で樽製品が販売開始しており、缶製品は2022年3月22日から全国のローソン・ナチュラルローソン・ポプラの酒類取扱い店舗で数量限定販売(取扱いのない店舗もあり)、公式通販サイト「よなよなの里」で先行発売。2022年4月上旬から首都圏・東海・近畿・軽井沢を中心としたエリアで順次発売予定、今後販売エリア・店舗が拡大していく予定です。

記者発表
ヤッホーブルーイング代表取締役社長・井手直行さん。プレス向け発表会にドンダバダのコスプレで登壇!
写真:ヤッホーブルーイング

「裏通りのドンダバダ」の製品コンセプトは「自分の好きに夢中で生きる」。製品名の「裏通り」は、こだわりのある大人が集まる場所をイメージし、「ドンダバダ」はジャズのスキャットに着想を得て、意味はないけれど響きがよい言葉をチョイス。「ドンダバダ」は、ルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)に夢中になり、自身の極め技で勝つことにこだわるルチャドール(ルチャ・リブレの選手)のキャラクター名でもあり、パッケージにはマスク姿の「ドンダバダ」が描かれています。

ビール
ヤッホーブルーイング「裏通りのドンダバダ」
スタイル:フリースタイルベルジャンゴールデンエール
原材料:麦芽、ホップ、糖類
アルコール度数:6.0%
希望小売価格:294円(税込)

ビールのレシピ開発はヤッホーブルーイングの若手ブルワー花崎稜さんと田上峻さんが担当しました。既存のビアスタイルや概念・製法にとらわれず、ブルワー自身が心から飲みたい味わいを追求しています。ビアスタイルは「フリースタイルベルジャンゴールデンエール」。ベルギー発祥の伝統的なビール「ベルジャンゴールデンエール」をベースにして自由な発想で再構築しています。

ブルワー
「裏通りのドンダバダ」の発売を前に行われたオンライン記者発表会では、醸造を担当した花崎稜さん(左)と田上峻さん(右)がビールを紹介
写真:ヤッホーブルーイング

「裏通りのドンダバダ」の製法上の特徴はおもに4つ。
❶酵母の添加量は「水曜日のネコ」の3倍
「裏通りのドンダバダ」は、ヤッホーブルーイングの定番ビール「水曜日のネコ」と同じベルジャン酵母を使用し、酵母の使用量は「水曜日のネコ」の3倍。さわやかでドライな味わいに仕上がっています。
❷高い温度帯で発酵
通常のエールビールの発酵温度は20度〜23度ですが「裏通りのドンダバダ」では最大26度と高めの温度帯で発酵。ヤッホーブルーイングの定番製品の中では最も高い発酵温度で、これによりシャルドネを思わせる香りが生まれます。
❸ブドウ糖を加える事でドライな味わいに
ベルギー発祥のビアスタイル「ベルジャンゴールデンエール」の伝統製法にインスピレーションを受け、発酵段階でブドウ糖を添加。これにより発酵に必要な糖分をブドウ糖で補えるので、少量の麦芽で発酵させることが可能に。麦芽の使用量が減ることで麦芽由来のボディ感が軽減されさらにドライな味わいを実現しています。
❹発酵の終わりにドライホップ
発酵過程の中盤ではなく終盤にドライホッピング(ホップを追加)することで、シトラスやトロピカルといった果実のような香りではなくウッディな香りを生成しています。

伝統的なベルジャンゴールデンエールはホップ香をほとんど感じないビアスタイルですが「裏通りのドンダバダ」はクラシックな製法を参考にしてアレンジし、ワイン醸造用のブドウ品種・シャルドネを思わせるさわやかな香りが特長です。飲み口はドライで軽快さがありながらも、ほどよいボディ感と少し高めのアルコール度数6.0%で飲みごたえのある仕上がり。飲み頃温度は8度だそう。

「裏通りのドンダバダ」に合うフードは?コンビニおつまみとペアリング

記者発表会では「裏通りのドンダバダ」のおすすめペアリングフードについても言及がありました。醸造を担当した田上さんの解説によれば、

「このビールは複雑で繊細なキャラクターを持ち合わせています。淡白だけど、ほどよくパンチのあるお料理と合わせるのがいいかなと思います。例えば白身魚のフリットだったり、チキンの香草焼きだったり。シャルドネの白ワインに近い味わいがあるので、シャルドネに合う料理はおすすめです」(田上さん)

このアドバイスを元に、「裏通りのドンダバダ」を先行限定発売するローソンでペアリングフードを探してみました。田上さんが挙げた白身魚のフリットとチキンの香草焼きそのものは手に入らなかったのですが、なるべくそれに近いもの、という基準で、ローソンで買える3つのおつまみをセレクトしました!

おつまみ
ローソンで「裏通りのドンダバダ」に合うフードをセレクト。左から、「ムラサキイカと明太の大葉包み揚げ」、「クリームチーズ生ハム巻き」「炭火焼サラダチキン 柚子こしょう味」

淡白な味わいのイカと明太の天ぷら

白身魚のフリットの代わりに選んだのは、限定発売のホットスナック「ムラサキイカと明太の大葉包み揚げ」。

ビールとおつまみ
「裏通りのドンダバダ」×「ムラサキイカと明太の大葉包み揚げ」

「ムラサキイカと明太の大葉包み揚げ」は、ムラサキイカと明太ソース、山芋を、大葉で包んだ天ぷらです。衣サクサク。白身魚ではないものの、やわらかく淡白な味わいのイカと明太の旨み、大葉の香りがする天ぷらが、「裏通りのドンダバダ」のすっきりさわやかな味わいに合います。

柚子の香りが◎、サラダチキンのバリエーション

チキンの香草焼きに近いものは? と探して、ローソン店内で目に留まったのはサラダチキンのコーナー。スモークしたもの、フレーバー付きのものなどいろんなバリエーションがありましたが、“ほどよくパンチのあるお料理”というコメントを重視して選んだのは「炭火焼サラダチキン 柚子こしょう味」。

ビールとおつまみ
「裏通りのドンダバダ」×「炭火焼サラダチキン 柚子こしょう味」

「炭火焼サラダチキン 柚子こしょう味」は、備長炭で焼いたサラダチキンを、柚子こしょうで味付けした一品。炭火焼の香りは強すぎず、柚子こしょうの風味がアクセントになって「裏通りのドンダバダ」のドライな風味に合います。

クリームチーズと生ハムのコラボ

“シャルドネの白ワインに合うもの”といえば、すぐに思いつくのはチーズ。ローソンオリジナル商品にはチーズそのものも多種類ラインナップされていますが、生ハムも一緒に味わえる「クリームチーズ生ハム巻き」をセレクト。

ビールとおつまみ
「裏通りのドンダバダ」×「クリームチーズ生ハム巻き」

「クリームチーズ生ハム巻き」は、しっとりした生ハムでクリームチーズを巻いたおつまみ。ローソンは生ハム単体の商品も多く扱っていて、ロース生ハム、厚切り深燻などバリエーションも豊か。「クリームチーズ生ハム巻き」は調理済みのおつまみですが、チーズや生ハムを好みで選んで組み合わせてもいいかも。

コンビニで買えるヤッホーのクラフトビール、新製品は定着するか?

「裏通りのドンダバダ」を、ヤッホーブルーイングの他のレギュラー製品と比べてみると、「よなよなエール」のように柑橘系の香りは強くなく、「インドの青鬼」のような強烈な苦味はなく、「水曜日のネコ」よりも少しモルトを感じる味わい、でしょうか。何かが強く際立っているというよりもおだやかで繊細な味わいがあるので、同じく繊細な味わいのお料理に合わせやすく感じます。

ビールとおつまみ

コンビニや量販店でいつでも気軽にリーズナブルに手に入るヤッホーブルーイングのビールは、デイリーに楽しめるクラフトビール。ヤッホーのビールの中ですでにお気に入りの銘柄がある方も、今日仕事帰りにコンビニに寄ったら「裏通りのドンダバダ」を試してみては? これまでクラフトビールに手が伸びなかった方も、新たなお気に入りに追加できるかどうか、まずは飲んでみましょう!

【関連サイト】
ヤッホーブルーイング「裏通りのドンダバダ」特設サイト

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