今年も、もうすぐ節分がやってきます。「鬼は外、福は内」といいながら鬼を退治し、福を呼ぶ豆まきをしたことがある方も多いはず。節分は、古代中国で使用されていた太陽暦に基づくと春の始まりとされており、1年の節目であるおめでたい日でもあります。
そんなおめでたい日に飲む変わったビールがあるのをご存じですか。今回は、節分におすすめのクラフトビールを2つ紹介します。いつもとは違う、ちょっとユニークで遊び心たっぷりのクラフトビールを節分の日に味わってみてください。
そのまま食べられる?いわて蔵ビールの「まさかの恵方巻きビール」
その年の良い方角を向いて食べるとよいとされている恵方巻。毎年お正月が終わると、スーパーマーケットやコンビニエンスストアを始めとする小売店で、ずらりと並べられた恵方巻を見たことがある方も少なくないでしょう。しかし、節分を終えて廃棄される恵方巻の金額が全国で約10億2800万円に上るなど、恵方巻の食品ロスが問題となっています。
そんななか、岩手県一関市にある「世嬉の一酒造(せきのいちしゅぞう)」が手掛けるクラフトビールブランド「いわて蔵ビール」がちょっと変わったユニークなクラフトビールを発表しました。
その名も「まさかの恵方巻きビール」!クラフトビール好きな社長が恵方巻ブームに乗り、海苔巻シールと恵方巻の断面をビール缶に貼り付けて楽しむという、なんともシャレの効いたビールです。
節分の日には、海苔巻シールと恵方巻の断面をビール缶に貼り付け、恵方巻のように吉をもたらす方角(2022年は北北西)を向いてクラフトビールを楽しみましょう。腰に手を当てて飲めば、楽しさもひとしお。恵方巻の食品ロス削減にも配慮した、節分にぴったりのクラフトビールです。
「まさかの恵方巻きビール」として販売されるクラフトビールは、いわて蔵ビールが手がける「金蔵」「赤蔵」「黒蔵」の3種類。限定1,000巻ずつの販売のため、早めの購入をおすすめします。シールのみの販売も行っているので、自宅にあるビールにシールを貼り付けて楽しむのもいいですね。
まさかの恵方巻ビール 金蔵ver.
まずご紹介するのは、スッキリと飲みやすいピルスナータイプの「金蔵」。私たちが普段よく飲む大手ビールメーカーの「キリン 一番搾り」や「アサヒ スーパードライ」と同じスタイルのため、初めての方でも飲みやすいでしょう。
ビールの色は、お馴染みの黄金色。ホップの香りが爽やかに香り、口に含むとガツンとした爽快感とともに、スッキリとした喉越しが光ります。ゴクゴクと喉を鳴らしたくなっちゃうような飲みやすさに、腰に手を当てて恵方巻ビールとして飲むポテンシャルは抜群。節分の日に、福を呼び寄せるにはぴったりのクラフトビールです。
まさかの恵方巻ビール 赤蔵ver.
焙煎したローストモルトの香ばしさが特徴の「赤蔵」は、レッドエールタイプ。すこし赤みがかった赤茶色をしています。口に含むと、ホップの清々しい香りとともにローストされた大麦の苦味が広がり、ほのかな余韻を感じます。ベリーのような柔らかい酸味も楽しめますよ。
上記でご紹介した「金蔵」よりもちょっと上品な「赤蔵」は、腰に手を当ててグビグビと飲むのではなく、味わいを楽しみながら少しずつ飲むのがおすすめです。もちろん、まさかの恵方巻きビールとして喉ごしを楽しむのもGood。スッと草原を駆け抜けるようなホップの豊かな香りと一緒に、ビールを楽しんでみてください。
まさかの恵方巻ビール 黒蔵ver.
コーヒーのような味わい深いビールといえば、スタウトタイプの「黒蔵」。本当にコーヒーを飲んでいるのでは?という錯覚に陥るほど、濃厚な焙煎香を感じるビールです。
他のビールとは違い、真っ黒としたボディが魅力のスタウトタイプ。ローストされた麦芽のビターな風味はもちろんのこと、チョコレートを思わせるじっくりと濃厚な味わいを楽しめます。アルコール度数が7%と高い分、ガツンとくる力強さも感じますね。ちょっと大人の味わいのクラフトビールです。
【販売サイト】世嬉の一酒造蔵元直送サイト
節分にクラフトビールで鬼退治!「鬼伝説ビール」
恵方巻きで福を呼び寄せたあとは、豆をまいて鬼退治!「のぼりべつ地ビール プレミアムビール 鬼伝説」(以下、鬼伝説ビール)は、まさに節分にぴったりのクラフトビールです!鬼伝説ビールでしっかりと鬼を退治して、素敵な1年を迎えましょう。
鬼伝説ビールを製造するのは、北海道の有名なお菓子メーカーである「わかさいも本舗」。1998年より「登別東店 のぼりべつ地ビール館」で醸造を開始し、北海道の大自然に恵まれた豊かな水を使用した、麦芽100%のビールを製造しています。
定番のピルスナータイプの「青鬼」やレッドエールタイプの「赤鬼」をはじめ、ペールエールタイプの「金鬼」や、苦味が特徴のIPAタイプの「雷鬼」など、さまざまなスタイルのクラフトビールを販売。節分の時期には鬼にちなんだビールイベントをいろいろな場所で開催しています。この機会に、ぜひ鬼を退治しましょう!
今回は、鬼伝説ビールの中でも定番の3種類をご紹介します。
青鬼ピルスナー
金色の缶に青鬼のイラストがある「青鬼」は、お馴染みのピルスナータイプ。日本人に一番馴染みのあるビールスタイルです。
グラスに注ぐと、白いふわふわとした泡が立つのと同時にホップの柔らかなと香りが漂います。飲み口はスッキリとして、喉にガツンとくる力強さ。麦とのバランスもよく、甘みと苦味が調和した味わいに仕上がっており、とても飲みやすいビールです。
赤鬼レッドエール
「赤鬼レッドエール」は、イギリスの伝統的な製法で作られたレッドエールタイプ。ほんのり赤みを帯びた色をしています。
焙煎された大麦の焙煎香とともに、柔らかな甘みが特徴。口に含むと、優しい炭酸が穏やかに広がります。ビール特有の苦味は少なく、フルーティーな香りがスッと鼻に抜けるでしょう。スッキリ飲むというよりも、ビールの味わいを楽しむのがおすすめです。
金鬼ペールエール
大麦の優しい味わいを楽しむなら、ペールエールタイプの「金鬼ペールエール」。ふんわりとしたホップの香りが優しく香ります。
グラスに注ぐと、ピルスナーよりも濃い黄金色で少し濁りがかっている様子。りんごやグレープフルーツのような柑橘を彷彿とさせる、アメリカ産のアロマホップの香りが漂います。ピルスナーよりも味わい深く、レッドエールよりも飲みやすいクラフトビールです。
【販売サイト】鬼伝説ブルワリー オンラインショップ
節分に「まさかの恵方巻きビール」と「鬼伝説ビール」を手に入れよう
1年の始まりを祈願する節分の日に、ちょっとユニークでおもしろいクラフトビールを2つ紹介しました。例年、節分には豆をまいて福を呼ぶ人も、今年は「まさかの恵方巻きビール」と「鬼伝説ビール」をお供に福を招きましょう。
【販売サイト】世嬉の一酒造蔵元直送サイト
【販売サイト】鬼伝説ブルワリー オンラインショップ
むなげちゃん
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