キリンビール株式会社は4月12日、日本で好評販売中の「グランドキリン」シリーズを、5月中旬より台湾、韓国などの東アジアへ年間を通した輸出を順次開始することを公表しました。
キリンビールは現在、世界約40の国と地域で「キリン一番搾り生ビール」を中心に展開しています。その中でも特に東アジアにおいては、「キリン一番搾り生ビール」の認知率が高く、30代前後の富裕層を中心に支持を集めています。これを受け、日本のクラフトビールの魅力を伝えていくとともに、海外でのキリンブランドの価値向上と東アジアでの若年層の支持拡大を目指すべく、台湾を皮切りに、東アジアで海外専用ラベルの「グランドキリン」シリーズを展開します。
キリンビールが台湾で行った独自調査によると「グランドキリン」シリーズは高い評価を受け、特に「味覚の個性」と「パッケージの魅力」が好評でした。
輸出展開する商品は3品目です。

まず「グランドキリン JPL(ジャパン・ペールラガー)」は、通年販売商品として展開します。国産麦芽と国産ホップ「IBUKI」(いぶき)を一部使用することで、豊かな味わいとフローラルな香りを楽しむことができる、日本の感性が注ぎ込まれたJPL(ジャパン・ペールラガー)です。国産麦芽からは豊かで香ばしい味わいと余韻、国産ホップからはフローラルな香りを引き出しています。アルコール分は6%。パッケージは醸造家の遊び心が感じられる切り絵風のロゴと、日本発のビアスタイルJPLを表現したデザインとなっています。
続いて「グランドキリン IPA(インディア・ペールエール)」は、通年販売商品として展開します。ひと手間かけた希少ホップを漬け込むことでエールタイプならではの柑橘の爽やかさと甘いフルーツの香り、上質な苦みを引き出したIPA(インディア・ペールエール)です。アルコール分は5.5%。パッケージは醸造家の遊び心が感じられる切り絵風のロゴと、ホップの香り際立つビアスタイルIPAを表現したデザインです。
最後に「グランドキリン ひこうき雲と私」は、数量限定商品として展開します。ホップとベルジャン酵母由来の香りが掛け合わさった、みずみずしいオレンジの果皮を思わせる、爽やかな味わいの無濾過ビールです。アルコール分は5%。パッケージは初夏の気持ち良い昼下がりをイメージしたデザインです。
いずれもキリンビール滋賀工場で製造されているビールで、輸出展開用の味の調整等は行わず、日本で販売している商品と同じ内容で販売します。日本独自のビールが、世界でどのような展開を見せていくのか楽しみですね!
【参照リリース】「グランドキリン」シリーズを5月より東アジアへ輸出開始
(My CRAFT BEER 編集部 平井 真理)

