「遠野麦酒 ZUMONA」のブランドでビールを醸造する岩手県遠野市の上閉伊酒造株式会社は、宮城県気仙沼市のBLACK TIDE BREWINGと協同で仕込んだコラボビール「BEYOND CLOUDS」をリリースしました。
上閉伊酒造は寛政元年(1789年)創業の老舗の酒蔵。1999年から「遠野麦酒 ZUMONA」ブランドでクラフトビールの醸造を開始し、日本有数のホップ産地・遠野のホップを使った商品を核に展開。ビールは超軟水で仕込まれ、まろやかで角がない旨さが特徴です。
BLACK TIDE BREWING(ブラックタイドブルーイング、以下BTB)は、2019年創業のブルワリーで「気仙沼が世界に誇るクラフトビールを創る!気仙沼の人々と共に!」がコンセプト。リアス海岸と緑豊かな山々、古くから漁業を通じて海外と交流があった宮城県気仙沼の土地や文化に魅せられて集まったスタッフがビール造りに携わっています。
上閉伊酒造とBTB、東北の2つのブルワリーが協同で仕込んだコラボレーションビール「BEYOND CLOUDS」(ビヨンドクラウズ)は、2021年8月30日から出荷がスタート。ホップをふんだんに使用するビールの醸造を得意とするBTBと、ホップ名産地の遠野に拠点を置く上閉伊酒造、それぞれの特徴を活かした商品となっています。
「BEYOND CLOUDS」のビールスタイルはTDH LAGER。 TDHとはトリプルドライホッピングの略で、本来は発酵終了時にホップを投入し香り付けする「ドライホッピング」を3回する手法のこと。このビールでは「ドライホッピング」の定義を広義にとらえ、発酵段階でホップを3回投入し、えぐみを出さずにフローラルな香りのみを抽出しています。
遠野産のホップ「IBUKI」を苦味付けのビタリングホップとして使用し、「エルドラド」「エクアノット」「ローラル」の3種のホップを発酵段階で投入したことにより、ラガーでありながらトロピカルなアロマが際立つ仕上がりに。小麦やオーツ麦を用い大量のホップを投入したことで、霞がかかったような、ヘイジーな見た目となっています。
これからの季節、寒暖差によって、遠野市では「雲海」が、気仙沼市では「気嵐」(けあらし、水面上に水蒸気が発生し霧が立ち込める現象)が見られます。 「BEYOND CLOUDS」には、雲外蒼天(雲の先に青空がある、困難や障害の先には明るい未来がある)の意味が込められ、コロナ禍の先に自然が作り出す美しい風景を共有し、乾杯できることを祈念して名付けられました。
東北の人気ブルワリーのコラボレーション。醸造所の個性が融合した特別なクラフトビールを、ぜひ味わってみてください!
写真提供:上閉伊酒造
【商品概要】
商品名:BEYOND CLOUDS(ビヨンドクラウズ)
パッケージ:330ml瓶、10L樽
品目:ビール(アルコール分:5%)
原材料名:大麦麦芽(ドイツ製造)・小麦麦芽・オーツ麦・小麦・ホップ
予定希望小売価格:330ml瓶600円(税抜)※約4000本限定
出荷開始日:2021年8月30日
販売方法:酒販店・スーパー、上閉伊酒造オンラインショップ
【販売サイト】
上閉伊酒造オンラインショップ
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