東京都奥多摩町にて「誰と どこで どうやって飲むか」をテーマにクラフトビール醸造を担うVERTEREは、ジェイアール東日本都市開発ともに新工場を設立し、醸造を開始する。
奥多摩町のふるさと納税における返礼品の7割は、VERTEREのクラフトビールが占めている。新工場の設立は観光や雇用、税収など奥多摩町にとっても有益な事業となる。新工場では醸造施設のみならず、ボトルショップなどの付加価値施設を設けることとしており、VERTEREを中心に関係機関が連携し、イベント等を通じて地域の活性化に協働・共創して取り組んでいくという。
VERTEREは、2014年に設立されたクラフトビールメーカーで、首都東京にありながら町全体が秩父多摩甲斐国立公園に包含される自然豊かな奥多摩町でクラフトビールの製造販売と直営のタップルームやボトルショップを展開している。タップルームには、週末にたくさんのビール好きが訪れている。
しかし現在、需要に対して生産量が追いついておらず、取引の打診があっても受けられない状態。一般顧客向けの販売に関しても、売り切れてしまう状況が続いているそう。そのために、現在の約4倍の増産が可能となる新工場を建設し、これまで応えることができなかった国内での取引や、海外からの引き合いにも対応できるようになるという。
敷地面積は2708.93㎡、建物面積は567.06㎡(醸造棟446.13㎡・事務所棟120.93㎡)。醸造開始は2024年2月を予定。ボトルショップの開業は、2024年4月を予定している。
【関連ページ】VERTERE(バテレ)

梶原誠司

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