甘いクラフトビールはお好き？“狂ったマインマート”の通販サイトMMM booze shopが推すスイーツ系ビール！

神奈川県茅ヶ崎市にある「マインマート茅ヶ崎常盤町店」は、クラフトビールの品ぞろえが充実した酒販店。SNS上では“狂ったマインマート”として語られる人気のショップです。2021年からはビールに特化した通販サイト「MMM booze shop」の運営もスタートしています！

今回は「MMM booze shop」の“中の人”に、このサイトの特徴をお聞きし、推しビールを教えていただきました。実は、“中の人”は苦味の強いビールよりも甘いクラフトビールがお好みなのだそう。スイーツのように楽しめる推し3銘柄は、クリスマスや年末年始にもぴったりなセレクションです！

MMMとは？ “狂ったマインマート”の通販サイト「MMM booze shop」

「マインマート茅ヶ崎常盤町店」は、20年ほど前から茅ヶ崎で営業を続け、地元のお客様に愛される酒販店です。ワイン、日本酒、焼酎など、お酒全般を扱っていますが、昨今クラフトビールの取り扱いが増え、売り場面積がぐっと拡張しました。

店内には、ワイン、日本酒、焼酎、食品類がずらり。写真の奥にちらっと見えているのがビール売り場

2021年5月には、クラフトビール専門の通販サイト「MMM booze shop」をオープン。ちょっと不思議な名前のサイトですが、MMMとはMadness Mine Martの略。つまり、“狂ったマインマート”……。 boozeはお酒を意味するスラングです。

国内外のクラフトビールがそろう！お得なセットやセールも

「MMM booze shop」のビールの品ぞろえは基本的に「マインマート茅ヶ崎常盤町店」と連動しており、まず地元神奈川県産のビールがかなり豊富。他にも北海道から沖縄まで日本各地の注目ブルワリーや、アメリカ、イギリス、ヨーロッパ、さらにオセアニアやアジアと、世界各地のビールを幅広く取り扱っています。

「マインマート茅ヶ崎常盤町店」のビール売り場。店長の林さん（左）と、「MMM booze shop」を担当する白井さん（右）

運営担当の白井さんはサイトの立ち上げからかかわり、現在も日々入荷される新商品の情報を更新。SNSの投稿数も膨大です。

「MMM booze shop」は、ビールのセット販売などの企画商品も◎。セットで買うと価格的にお得になる場合もあり、1ブルワリーの数銘柄を組み合わせたセットを購入すればいつもと違う味わいに出会うきっかけにもなるかも。

また、季節行事などに合わせた特別セールも不定期に開催。過去には対象クラフトビール（約80種類）が5％オフ、といったセールもありました。

通販サイトを選ぶときには、支払方法や配送会社のチェックも大事。「MMM booze shop」の概要は次の通り。エリアごとの送料等、詳しくは記事の最後にリンクする「MMM booze shop」のサイトをのぞいてみてください。

「MMM booze shop」配送・支払等概要
配送：佐川急便、またはヤマト運輸（冷蔵の商品はクール便での発送）
発送：決済が完了し配送の依頼を受けてから7日以内に発送。
支払い方法：クレジットカード決済（VISA、Master Card、JCB、American Express、ダイナース）、コンビニ決済、銀行振込、paypal、キャリア決済、楽天ペイ、PayPay
※コンビニ決済・キャリア決済は別途支払手数料あり
会員登録：登録しなくてもオーダー可。会員は、新商品入荷情報のメールマガジンを受信可（希望者のみ）。また在庫切れの商品が再入荷した際にメール通知を受け取れる機能もあり。
（2022年12月時点の情報です）

早速、通販を利用してみると、ビールの本数やサイズに合わせてカスタマイズされた再利用段ボールに梱包された荷物が到着。そういえば「仕入れに使用した段ボールを配送用として使用する場合がございます」とサイトに注意書きがありました。荷物がコンパクトで緩衝材も少なく、ごみも軽減。商品のほかにおまけとして柿の種が同封されていました。

“中の人”は甘いビールがお好き？「MMM booze shop」の推しはスイーツ系！

白井さんは苦味が前面に出たビールよりも甘い味わいのクラフトビールや酸味に特徴のあるサワーエールがお好きなのだとか。

今回は白井さんに、甘いビールをテーマに「MMM booze shop」で取り扱いのある推し銘柄をセレクトしていただきました。チョイスしてくださったのはビール（発泡酒）2種と、サイダー1種。限定醸造ですでに完売している商品もありますが、個性的なスイーツ系ビールを定期的にリリースしているブルワリーのガイドにもなっていますので、ビール選びのヒントにしてみてください！

裏切らない甘さ！【台湾】Taihu「Ice Cream Soda Ale」

白井さん推しの甘いビール、1つ目は台湾のブルワリー・Taihu（タイフー）から。Taihuは2013年に会社を創業し、その後クラフトビールのタップルームをオープンさせ、2016年にビールの自社醸造を開始しました。台湾の食文化をベースに新しいビールの世界を創造するブルワリーで、クラシックなIPAやペールエールだけでなく、金柑、桃、ハイビスカスなど果物を活かしたビールやスイーツ系のビールも多数リリースしています。

Taihu のビール — Taihu Brewing「Ice Cream Soda Ale」、臺虎精釀「朦朧冰淇淋汽水」（Fruite Ale）

なかでも白井さんが推すのは「Ice Cream Soda Ale」。2022年夏にリリースされた限定ビールです。アイスクリームがのった炭酸飲料をイメージした1本。原材料の欄には「牛乳」の文字も。

「甘そうな名前のビールというのはいろいろありますが、実際に飲んでみると甘い香りだけだったり、結局苦味のあるビールだったりすることもありますよね。Taihuの甘いビールって本当に甘いんです。Taihuの甘さは裏切らない！今年発売された『Ice Cream Soda Ale』はバニラ風味で、ラムネのような味わいで本当に飲みやすかったです。甘いビールが好きな人にはおすすめです」（白井さん）

名前もパッケージも甘い！【テキサス州】Ingeniousのスタウト

もう1本は、ペイストリースタウトのジャンルから。アメリカ・テキサス州ヒューストンにあるブルワリー・Ingenious（インジニアス）は、少量限定醸造で常に新しいビールをリリースし、スイーツにインスパイアされたビールもラインナップしています。

Ingeniousのビール — Ingenious Brewing「Neapolitan Ice Cream Sundae」（Milk Stout）

白井さんが選んだのは「Neapolitan Ice Cream Sundae」(ナポリタンアイスクリームサンデー)。ナポリタンアイスといえば、チョコレートとストロベリー、バニラの3種類のフレーバーを並べたアイスクリームのこと。これは、その味わいをビールで表現した1本。

「『Neapolitan Ice Cream Sundae』は、カカオ豆とバニラビーンズ、ストロベリーを使用したミルクスタウトです。Untappdで4.0点の高評価！ひと口目はスタウトのしっかりした苦味を感じますが、慣れてくるとチョコ、ストロベリー、バニラの甘い味と香りに包まれる、ハイアルコールな大人のチョコ・ストロベリー・バニラアイスクリームサンデー。キンキンに冷えているよりも室温で温まってくると香りが増して、よりおいしいです」（白井さん）

甘すぎないサイダー！【NY州】GRAFT「Rumors Of Ruin Slushie Cider」

白井さんの推し、最後の１つはクラフトビールではなくあえてサイダー（りんごで造る発泡酒）。

「ビールではなくサイダーなのですが、岐阜のカマドブルワリー、静岡のWest Coast Brewingなど日本のクラフトビールブルワリーもサイダーを醸造しており、気になっている方もいらっしゃると思うので紹介させてください」（白井さん）。

GRAFTのサイダー — Graft Cider 「Book of Nomad Rumors Of Ruin Slushie Cider」（Hard Cider）

チョイスしたのはニューヨークを拠点とするサイダリー・Graft （グラフト）の「Book of Nomad Rumors Of Ruin Slushie Cider」（ブックオブノマドルモアズオブルーインスラッシーサイダー）。

Graftはクラシカルな製法を大事にしながら、さまざまな副原料を使った独創的なサイダーを造っています。「Book of Nomad」はフルーツを使った実験的なサイダーのシリーズで、同じものは2度と造らないという限定醸造品。「Rumors Of Ruin Slushie Cider」は、マンゴー、ドラゴンフルーツ、ハイビスカスを使用し、Slushie（スラッシー）という、ジュースなどを凍らせて造るドリンクの味わいを表現。さわやかでトロピカルなフレーバーが楽しめます。

「マンゴー＋ドラゴンフルーツ＝甘い熟した桃、のような味わいのサイダーです。味も香りも液色も不思議と甘い桃のように感じられます。フルーツの甘味と、ハイビスカス由来のスッキリした酸味があるので、苦味が苦手な方におすすめです」（白井さん）