「よなよなエール」でおなじみのビールメーカー・ヤッホーブルーイングは、2023年2月18日、リアルイベント「よなよな 月の道楽座 5種飲み比べ編 ~私にぴったりのクラフトビール探し~」を開催しました!
ヤッホーの定番ビールを飲みながら、ビール選びのヒントが得られるというこのイベント。“お勉強”と身構えずに気軽に参加OKとのことで、飲み比べを楽しんできました! 当日のプログラムで習得したビールの基礎知識や、より深く楽しむためのテイスティングの基本をおさらいしてみましょう。
「よなよな 月の道楽座」リアルイベント開催!テイスティングの基本を学ぶ、飲み比べ体験
「よなよな 月の道楽座」は、「いい大人に、いい遊び舎(や)を」をコンセプトに、好奇心旺盛なビール好きの大人がふらっと集える、新しい学びと出会いを提供する場。2021年にスタートし、これまでオンラインをメインに、テイスティングやフードペアリングなどのテーマでイベントが企画されてきました。
今回開催された「よなよな 月の道楽座 5種飲み比べ編 ~私にぴったりのクラフトビール探し~」は、ヤッホーにとって2023年初のリアルイベント。会場は、公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS(よなよなビアワークス) 赤坂店」。会場内は満席で、参加者も盛り上がっていました!
“5種飲み比べ編・私にぴったりのクラフトビール探し”に参加
席に着くと、テーブルはテイスティング用にセッティングされていました。「BEER MAP」と題されたシートには、なじみのあるビール名と「?」のプリントが。
この日のプログラムは、
❶クラフトビールの原材料を体感
❷色・香り・味わいを捉えるテイスティングのお作法紹介
❸クラフトビール飲み比べ
といった内容。
はじまってみると「5種飲み比べ」とタイトルに掲げながらシークレットの銘柄が1種追加されたり、イベントの終盤に“利きビール大会”が開かれたりと、想定外の展開も。
当日の流れをレポートしながら、イベントで共有したクラフトビールの基礎知識やテイスティングの基本のお作法を振り返ってみます!
❶クラフトビールの原材料を体感
まずは、ビールの基礎知識についてレクチャーがありました。
各テーブルにはビールの原料となる麦芽(モルト)、ペレットのホップ、ホールのホップが準備され、触ったり匂いを嗅いだりして素材を体感。エールとラガーという大まかなビールの分類や150種類以上あるスタイル、醸造方法などについて、スライドの図を見ながら学びました。
❷色・香り・味わいを捉えるテイスティングのお作法
次に、テイスティングの実践へ。
テイスティングの基本の3つのステップは、目(視覚)→鼻(嗅覚)→口(味覚)の順番。最初の印象から後味まで五感を存分に活用してビールを味わいます。ステップごとに解説していきましょう。
目で色を見る
光に照らしながら、ビールの色を見ます。
透き通っていたり濁っていたり。淡い麦わら色から濃い金色・黒色など、色あいもチェック。参加者は配られた資料に掲載されているカラーチャートを参考にしながら、液色をじっくり観察していました。
鼻で香りを嗅ぐ
鼻をグラスに近づけて、鼻の奥・上部にあてるイメージでスッと吸い込みます。
複数のビールの香りを嗅いでいると混乱してきます。その場合は服の袖など、ほかのアイテムの香りを嗅いでリセットしてから再度ビールを嗅ぐといいのだそう。グラスをぐるぐる回してビールに空気を含ませると香りがぐっと広がります。
【口で味わう】
舌の上でビールを転がしながらゆったりと味わいます。
ゴクゴク飲むのではなく、じっくり飲んで苦味・酸味・甘味、炭酸の具合などを確認します。飲み込んだ時に喉の奥から鼻に抜けてくる“もどり香”を感じるのも大切。
❸ヤッホーブルーイング定番ビール5種飲み比べ
テイスティングの基本ステップを習得したところで、ヤッホーの定番ビール5種を飲み比べ! 視覚・嗅覚・味覚を使って味わい、参加者同士で感想をシェアしました。
当日サーブされたビールは……
よなよなエール
イギリスのペールエールがアメリカに渡って生まれたビアスタイル、アメリカンペールエール。レモンやグレープフルーツなどの柑橘類を思わせる香り。
水曜日のネコ
ベルジャンホワイトエールはベルギーの伝統的なビアスタイル。青りんごを思わせる香りとオレンジピールのさわやかな香り、ほのかなハーブ感。僕ビール君ビール
べルギーやフランスの一部で夏の農作業の間に飲まれていたビアスタイル、セゾン。レモンやマスカット、ハーブを思わせるさわやかな香り。
裏通りのドンダバダ
ゴールデンエールをベースに 既存の製法に囚われず再構築したビアスタイル。さわやかな果実香と軽快なウッド香が混じり合った、シャルドネを思わせる個性的な香り。
インドの青鬼
IPA(インディアペールエール)は大量のホップを使ったビアスタイル。深いコクと圧倒的な苦味、グレープフルーツや パッションフルーツの 華やかな香り。
追加でもう1種類、シークレットビールが登場!
最後に、シークレットビールとしてもう1種類、ビールが提供されました。
まずはテイスティング。これまで飲んできた5種類のビールとは一線を画する味わいで、会場から「紹興酒みたい!」の声も。
シークレットビールの正体は、「ハレの日仙人」。バーレイワイン (Barley Wine、バーレーワインとも)は、直訳すると「麦のワイン」。長期熟成を経て造られるビールです。熟成によるシェリー酒のような豊かな香りとベリーやチョコのニュアンス、高アルコール度数の濃厚なボディが特徴。
テイスティングの経験を踏まえて、利きビール!
5種類+1種類のビールをテイスティングした後、各テーブルに再びビールが配られました。
「このビールは、『水曜日のネコ』、『よなよなエール』、『インドの青鬼』、そのほか、4つのうちどれでしょう?」
と、利きビールがスタート。参加者の皆さんはビールをじっくり味わって答えを探ります。
正解は「よなよなエール」!
正解した方もハズした方も、ビールの味に集中する時間が持てたことで、これまで以上に「よなよなエール」を深く味わえたのでは?
次回はオンラインで開催! 今後のイベント情報をチェック
コンビニやスーパーでも気軽に買えるヤッホーのビール。普段から飲み慣れているので味は良く知っているつもりでしたが、テイスティングの3ステップを知った上で改めて5種類(プラス1種類)を飲み比べしてみると、こんな味だったっけ? こんな香りだったっけ? と新たな発見がありました。実際、これまで手が伸びなかったビールやビアスタイルに興味が沸いたので、今後のビール選びが変わってくるかも。
ヤッホーでは今後も「よなよな 月の道楽座」イベントを開催予定。直近では、2023年3月24日にクラフトビール3種飲み比べのオンラインイベントが行われます(イベントの内容等は今回レポートしたものとは異なります)。人気のイベントなので、ご興味のある方は情報をチェックして早めにご応募を!
【関連サイト】
ヤッホブルーイング公式サイト
よなよなエール公式サイト「よなよなの里」(イベント情報など)