鬼伝説ビールの人気銘柄「厄払いセット2022」全3種飲み比べレポート

鬼伝説ビール「厄払い2022」
鬼伝説ビール「厄払い2022」全3種

鬼伝説ビールから2月初旬に「鬼は外IPA」「福は内IPA」「BEANS THROW IPA」が販売されました。「厄払いセット」は無病息災や厄払いの願いを込め、毎年旧暦の正月に向けて醸造されています。「厄払いセット2022」は、昨年と比べるとモルトの種類や醸造方法が変わったことから、ポジティブな願いを込めた「攻め系ビール」に仕上がっていました。

今回は、パンチの効いたIPA「厄払いセット2022」の3種「鬼は外IPA」「福は内IPA」、そして3月時点でも公式オンラインストアで買える限定ビール「BEANS THROW IPA」を飲み比べしたのでレビューします。

鬼伝説ビール

鬼伝説ビール
引用元:鬼伝説ビール公式オンラインストア

鬼伝説ビールは北海道・登別の地ビールです。地元の銘菓「わかさいも」を製造する「わかさいも本舗」が「鬼伝説ビール」というブランド名でクラフトビールを展開しています。定番は「赤鬼レッドエール」「青鬼ピルスナー」「金鬼ペールエール」で国内外のビアコンクールにも入賞している実力派ビールです。定番のほかに季節限定ビールを展開しており、個性的な面白ビールを次々に造り出しています。

厄払いセット2022

厄払いセット2022
引用:鬼伝説ビール公式オンラインストア

「厄払いセット2022」は「鬼は外IPA」「福は内IPA」「BEANS THROW IPA」の3種が含まれています。毎年2月に出荷される季節定番ビールですが、醸造年ごとに原料を変えているため、毎年まったく異なる味わいが楽しめます。ビール全3種はすべてIPA(インディアペールエール)というビールスタイルで醸造されており、ホップの香りが豊かで苦みが強いのが特徴です。

ビール全3種は「非加熱処理」「無濾過」で生産されています。生きた酵母がそのまま入っているため、一般のビールに比べ賞味期限が短く、温度管理を徹底することが大切です。必ず10℃以下の冷蔵庫に保管し、ビールを飲む前に取り出しましょう。開栓する前に少し温度をあげるために常温で置いておくと、ワインのように香りやコクが深まります。開栓してからもゆっくり味わうと、空気や温度による風味の違いが楽しめるでしょう。

【参照ページ】鬼伝説ビール「厄払いセット2022」

IPAとは?

クラフトビール

「IPA」とはインディア・ペールエールの略称で、ビールスタイルの一種です。ホップの香りと苦みが特徴で、近年のクラフトビール市場でとりわけ人気のあるスタイルです。IPAは冷蔵庫でキンキンに冷やすよりも、少しぬるめで楽しむのがおすすめです。ビールの風味やコクをよりおいしく感じられるでしょう。

鬼は外IPA

鬼伝説ビール・鬼は外IPA
鬼伝説ビール・鬼は外IPA

「鬼は外IPA」は「モザイク」ホップと「アメリカンイースト」麦芽を使用したIPAで、パッションフルーツのようなトロピカル感とブドウのような香りが楽しめます。3種類のなかでもっとも苦みが強いタイプで、IBU(苦み度)が80です。一般的なビールの苦みと比べると遙かに高く、ガツンとした苦みが効いています。個人的な印象としては、これだけIBUが高いにもかかわらず、飲みやすいことに驚きました。

フルーティーな風味が苦みを和らげてくれているのでしょうか。爽やかな飲み口が食中酒としても合わせやすいです。ビールのコクと風味がしっかりしており、時間をかけて飲むと苦みや風味の変化を楽しめます。アルコール度数が8.5%と高めなので、ゆっくり飲むとよいでしょう。

鬼は外IPA

製造者:株式会社わかさいも本舗
ABV:8.5%
IBU:80
酒類:ビール
原材料:麦芽(外国製造)、小麦麦芽、ホップ
スタイル:IPA
内容量:330ml

福は内IPA

鬼伝説ビール・福は内IPA
鬼伝説ビール・福は内IPA

「福は内IPA」は「サブロ」「シトラ」をメインに複数のホップをミックスさせています。柑橘系の酸味が強いヘイジーIPAで、最初にホップの香りがぐっと来て、後味にバナナや柑橘系のフルーティーな香りが残ります。ピリピリとした独特な苦みが特徴ですが、苦みが強すぎず飲みやすいです。

IBUは45でアメリカンIPAのIBU平均値と近く、苦みはそれほど強くありません。ヘイジーIPAは一般的に濁りが強いビールとして知られていますが、そのなかでも「福は内IPA」は濁りが強いビールといえます。公式サイトに「HOP暴れる系」と紹介されているとおり、個性的で記憶に残るビールです。

福は内IPA

製造者:株式会社わかさいも本舗
ABV:6.5%
IBU:45
酒類:ビール
原材料:麦芽(外国製造)、オーツ麦、小麦麦芽、小麦、ホップ
スタイル:ヘイジーIPA
内容量:330ml

BEANS THROW IPA(豆まきIPA)

鬼伝説ビール・BEANS THROW IPA
鬼伝説ビール・BEANS THROW IPA

「BEANS THROW IPA」は「ロンドンエールⅢイースト」を使用した濁りが強いIPAです。ホップの癖と苦みが強く、ヘイジー寄りなIPAです。IPA好きにはたまらない苦みとホップ感といえるでしょう。日頃ピルスナーやヴァイツェン・スタウトを好んでいる人にとっては、ホップが強すぎるかもしれません。IBUは65で、通常のIPAと比べると遙かに苦みが強いです。「BEANS THROW IPA」もまた時間をかけて飲むと風味の変化が楽しめます。

少し置いておくとパイナップルやバナナのような甘みが出て飲みやすくなります。個人的にはIBUの数値に反して、全3種のなかでもっとも風味と苦みが強い印象を受けました。かなり攻めているビールといえます。

BEANS THROW IPA(豆まきIPA)

製造者:株式会社わかさいも本舗
ABV:7.5%
IBU:65
酒類:ビール
原材料:麦芽(外国製造)、オーツ麦、小麦麦芽、ホップ
スタイル:IPA
内容量:330ml

【参照ページ】鬼伝説ビール「BEANS THROW IPA(豆まき)」

まとめ

鬼伝説ビールの「厄払いセット2022」はホップの風味が強烈なパンチの効いたビールが揃っていました。個人的に印象に残ったのが「福は内IPA」です。濁りの強さとピリピリした苦みが独特で、後味にバナナやフルーツに風味がふわっと香ります。一番飲みやすかったのは「鬼は外IPA」です。IBUが80と非常に高い数値ではありますが、フルーティーな風味が苦みを緩和してくれ、クイっと飲める飲みやすさが癖になります。

「BEANS THROW IPA」はとにかく個性的!3種のなかでも一番攻めている印象でした。BEANS THROW IPAは、鬼伝説ビールの公式オンラインサイトでまだ購入できるようなので、ぜひ試してみてください(※3月8日時点)。

【参照ページ】鬼伝説ビール「BEANSTHROWIPA(豆まき)」
【参照ページ】鬼伝説
【関連ページ】節分におすすめ!「まさかの恵方巻きビール」と「鬼伝説ビール」で福を呼ぼう

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サトウ ミズホ

1983年生まれ。神奈川育ちの京都在住。会社員の傍ら、神社仏閣とビールのWEBサイト「MIZUHO.WORK」を運営。好きな国産クラフトビールは「BLUE BEACH BEER@金澤ブルワリー」。スモーキーなフードやドリンクが好きなので、ビールはスタウト派。夢はヨーロッパの海沿いでビールを飲みながら暮らすこと。