2020年も残りわずか。クリスマスや年末年始が迫ってきました。今年の冬季限定ビールはクリスマスのお菓子やデザートの味わいが楽しめるアイテムが勢揃い。人気のブルワリーが手掛けるスイーツみたいな限定醸造ビールをご紹介します。ビジュアルもフレーバーも、ホリデーシーズンにぴったりのセレクションです。
まるでシュトーレン! 奥多摩VERTEREのクリスマススタウト
VERTERE(バテレ)は「誰と、どこで、どうやって飲むか」をキーワードに、自然豊かな東京・奥多摩を拠点としてスタートしたブルワリー。少量生産がゆえに様々なスタイルのビールを生み出しています。
ビールの味わいはもちろんのこと、VERTEREは缶のパッケージも印象的で個性的。「ビールそのものの味に集中してもらいたいので、写真にはあえて意味を持たせない」(スタッフ談)という、手に取った人が自由に想像をめぐらせることができるような写真を使ってデザインされています。2020年のクリスマス限定ビールもスタイリッシュなビジュアルで、テーブルに置くだけで部屋の雰囲気を演出してくれそうです。
VERTEREのクリスマス限定醸造ビールは「Christmas Stout」(クリスマススタウト)と「Christmas Sour」(クリスマスサワー)の2種。
「Christmas Stout」はドイツでクリスマスシーズンに食べられる伝統菓子・シュトーレンをイメージしたテイストで、黒蜜、レーズンペースト、オレンジピール、シナモンを使用しています。まざにクリスマスのお菓子のような甘いスタウト。食後のデザート代わりにじっくり飲むのもおすすめです。
Two Rabbits Brewingのクリスマスエールはプディングのような味わい
滋賀県の近江八幡市に醸造所を構えるTwo Rabbits Brewingは、2018年創業のブルワリー。トロピカルでフローラルな香りが特徴のオーストラリアやニュージーランドのホップを中心に使用し、ホップの個性を引き出した、何杯でも飲みたくなるドリンカブルなビールをラインナップしています。
Two Rabbits Brewingは今年、缶充填機を導入し、缶ビールの販売を開始しました。ボトルに比べて品質保持性・輸送性・環境負荷などが優れている缶製品に移行し、作業効率も上がって販売できるビールの数や種類も増え、品質もこれまで以上に向上。「クリスマスエール」は昨年もリリースされましたが、缶での発売は今年が初です。
「クリスマスエール」は、ミュンヘンモルト、クリスタルモルトを使い、クローブやシナモンのスパイス、さらにドライフルーツや国産の黒糖も入って複雑でリッチなテイスト。グラスに注いでしばらく室温に置いてから飲むとクリスマスプディングのような味わいが楽しめます。シュトーレンやローストダック、ビーフ、チキンなどクリスマスの定番メニューとの相性も抜群です。
IKEAの冬季限定ビールはOmnipollo醸造、北欧のクリスマスを体験できる4種
北欧スウェーデン発のホームファニッシングカンパニー・IKEA(イケア)は、2020年12月、ストックホルムの人気ブルワリーOmnipollo(オムニポロ)が醸造した冬季限定クラフトビールを全国の店舗で販売開始しました。
Omnipolloはブルワーのヘノク・フェンティさんと、デザイナーのカール・グランディンさんが2010年に設立したカンパニー。ビールというものが単なるビール以上の存在になることを目指し「ファッション・デザイン・スタイルを総合し、その全てのエクスペリエンス(経験)を楽しんで欲しい」という新しい解釈でクラフトビールを創造しています。今回の限定ビールも、味わいだけでなく、カラフルなクリスマスツリーがデザインされたパッケージが魅力的。
限定ビールは4種類の展開です。スウェーデンでクリスマス時期に食べるキャンディの香りを再現した「キャンディケイン ペールエール」、さっぱりとしたマンダリン風味の「マンダリン ペールエール」、スウェーデンでクリスマスに飲まれるソフトドリンク、ユールムストの風味の「ユールムスト サワービール」、ジンジャーブレッドの味わいの「ジンジャーブレッド ポーター」。
ジンジャーブレッドは、スウェーデンのクリスマスには欠かせないお菓子。「ジンジャーブレッド ポーター」は濃厚なダークビールで、スパイシーな仕上がり。甘さもありますが酸味も感じます。北欧のクリスマスに思いを馳せながら飲みたいですね。
アルコール度数はいずれも0.3%。低アルコールなのでさまざまなシーンで気軽に飲めそう。どれも気になるフレーバーで、4種類すべて制覇したくなります。
飲めるホットケーキ?Far Yeast Brewingの冬季限定醸造ビール
Far Yeast Brewing が2020年12月から限定発売するビールも、スイーツの味わいをベースにしています。クリスマス用とは銘打っていないものの、パーティーなどで振る舞いたくなるビール。ビール醸造家、ファッション、グラフィック、建築デザイナーなど、クラフトビールを愛する各分野のプロフェッショナルが集まり、2019年末に始動した「NIGHT WATCH PROJECT」から生まれた商品です。
リリースされたのは「Hotcake Hazy IPA」、「Marron Milk Shake IPA」の2種類。「Hotcake Hazy IPA」は“飲めるホットケーキビール”をコンセプトに仕上げた新感覚のスイーツ Hazy IPA。「Marron Milk Shake IPA」は、ほどよい栗感とトロっとした甘いシェイクを飲んでいるようなマウスフィールが楽しめるMilk Shake IPAです。
Far Yeast Brewingのオンラインストアでは販売が開始されており、全国の酒販店、飲食店には2020年12月25日クリスマス当日から入荷予定です。Far Yeast Brewingの直営店舗では先行して味わえるお店もあります。
クリスマス限定・冬季限定ビールは気になるフレーバーばかり!
2020年のクリスマス限定ビール・冬季限定ビールは気になるフレーバーばかり。ビールラバーもスイーツ好きも飲んでおきたいラインナップです。ビジュアルも個性的でオンライン飲み会にも映えそう。ぜひチェックしてみてくださいね。
【関連サイト】VERTERE
【関連サイト】Two Rabbits Brewing
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【関連サイト】「NIGHT WATCH PROJECT」第2弾 まるでスイーツのような味わいのビール 「Hotcake Hazy IPA」「Marron Milk Shake IPA」 12月25日(金)発売