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クラフトビールも機能性の時代?「グルテンフリー」(低グルテン)のクラフトビール6選

ビール

健康を気づかう方が増えライフスタイルも変化する中、国内の大手酒類メーカーからは、糖質オフ・プリン体オフ・微アルコールなどの“機能性”アルコール飲料が数多く販売されています。
クラフトビール界でも、飲み手の多様なニーズに応えるビールがリリースされているのを知っていますか? 今回は、麦に由来するグルテンにアレルギーのある方や体質的に合わない方もビールを楽しめる可能性を広げる、「グルテンフリー」(低グルテン)のクラフトビールをピックアップしてご紹介します!

グルテンとは?

グルテンとは、小麦やライ麦、大麦などの穀物類から生成される成分。粘着性のタンパク質です。人によっては、このグルテンを摂取することでアレルギー反応が出たり、体質に合わず身体が不調になるケースもあります。

グルテンフリー・低グルテンのビール

グルテンフリー・低グルテンのビールには大きく分けて2つのカテゴリーがあります。

1つは、そもそも麦類を原料に使わないもの。厳密にいえばビールではありませんが、国産のいわゆる“第3のビール”のなかには、このカテゴリーにあてはまる商品があります。例えば、キリンビール「のどごし〈生〉」の原材料は「ホップ、糖類、大豆たんぱく、酵母エキス」。サッポロビールのビールテイスト飲料「ドラフトワン」は、麦芽を使用しない代わりにエンドウたんぱくを使用しています。いずれもグルテンフリー・低グルテンをうたっている商品ではなく、工場で麦類を扱っている可能性もあるので強いアレルギーのある方にはおすすめできませんが、グルテンを避けたい方の選択肢にはなるかも。

ビール

グルテンフリー・低グルテンのビールのもう1つのカテゴリーは、麦芽を使ってビールを醸造する過程でグルテンを取り除いた(削減した)もの。今回は、このカテゴリーに属するクラフトビールをセレクトしました。海外6ブルワリーのビールをご紹介します。

超フルーティーでヘイジーなペールエール、POHJALA「Helge」

POHJALA (プヤラ)は、北欧バルト3国の1つエストニアのブルワリー。ビール愛好家の4人のエストニア人が、スコットランドのビールメーカーBREW DOGで経験を積んだスコットランド人をヘッドブルワーとして迎え、首都タリンに2011年にオープンした醸造所です。

ビール
POHJALA「Helge」
原料:麦芽、ホップ
スタイル:ヘイジーペールエール
アルコール度数:5%
ビール
「Helge」のグルテン含有量は1kgのビールに対して20㎎以下

POHJALA「Helge」は、Sabro、El Dorado、オーストラリア原産のVic Secret、Galaxyなどのホップをふんだんに使いフルーティに仕上げた「グルテンフリー」(低グルテン)のヘイジーペールエール。シトラス、パイナップル、ココナッツのような味わいで、トロッと濃厚な飲み口。グルテン含有量は1kgのビールに対して20㎎以下、とパッケージに表示されています。

ほのかに酸味のあるジューシーな味わい、BREWSKI「FREE THE GLUTEN」

BREWSKI(ブリュースキ)は、スウェーデン南部の港町ヘルシンボリを拠点にする、2014年創業のブルワリー。地域的にクオリティの高いホップの入手が難しかったため、それを補う形で果物を活かしたビールを醸造。リリースするビールの約8割はベリーや果物を使い、フルーツの組み合わせが楽しめるパイシリーズなどスイーツをビール名に冠したデザート系のビールが人気。パッケージのかわいさも際立っています。

ビール
BREWSKI「FREE THE GLUTEN」
原料:麦芽、ホップ、オーツ、糖類
スタイル:IPA
アルコール度数:5.9%

BREWSKI「FREE THE GLUTEN」は、シトラスとトロピカルフルーツの香りがギュッと詰まった、「グルテンフリー」のIPA。オーツ由来のやわらかい口当たりで、ほのかな酸味とジューシー感が楽しめる、飲み応えのある1本。

アレルギーのあるブルワーが手掛ける、BURNT MILL BREWERY「STEEL-CUT」

イングランド東部のサフォークにあるBURNT MILL BREWERY(バーントミルブルワリー)。繊細でバランスのとれた味わいのビールをリリースし続けており、日本にも多くのファンがいるブルワリーです。

ビール
BURNT MILL BREWERY 「STEEL-CUT」
原料:麦芽、ホップ、酵母、オーツ麦、とうもろこし、そば
スタイル:ペールエール
アルコール度数:4.2%

ヘッドブルワーのソフィー・ドゥ・ロンドさんにはグルテンアレルギーがあり、自身がおいしく飲むことができる「グルテンフリー」ビールを醸造。「STEEL-CUT」はゴールデンカラーの「グルテンフリー」ヘイジーペールエールです。大麦の代わりにたっぷりのオーツ麦を使用し、にごりとボディ感を表現。ホップ由来のレモンバームやピノグリのアロマが印象的なさわやかな味わいのペールエールです。

ホップの香りがしっかり!STONE BREWING「Delicious IPA」

1996年にカリフォルニア州サンディエゴで創業したブルワリー、STONE BREWING(ストーンブリューイング)。フラッグシップの「STONE IPA」はクラフトビールを愛する人にとっては定番の銘柄ですが、STONEにとってはじめての試みとしてリリースされたのがこの、低グルテンの「Delicious IPA」。原材料は他のビールとまったく同じものを使用。長年STONEへ酵母を供給しているWhite Labsの特別な酵素を用いることで、醸造の過程で生成されるグルテンを取り除き、低グルテンに仕上げています。

ビール
STONE BREWING「Delicious IPA」
原料:麦芽、ホップ
スタイル:IPA
アルコール度数:7.7%
写真提供:ナガノトレーディング

STONEの他のIPAと同様にしっかりとホップの香り・フレーバーを楽しめる1本。新種のホップであるLemondropを中心に、レモン風味が特徴的なワシントン州産のEl Doradoホップでドライホッピング。レモン、シトラスの香りとローストされたモルトの味わいのバランスが◎。

ジューシーで飲みやすい、DESCHUTES BREWERY「Lil’ Squeezy Juicy Ale」

オレゴン州の自然豊かなエリア・ベンド市にあるDESCHUTES BREWERY(デシューツブルワリー)は、1988年に創業。2020年度の全米クラフトビールブルワリー・ビール販売量ランキングでは第10位とビール業界で存在感のあるブルワリーです。開業当初からのフラッグシップはダークでリッチな「Black Butte Porter」。現在はベンドとポートランドの2つのブリューパブにある小規模な醸造装置を使い、実験的レシピで、消費者のトレンドを追った革新的なビールを醸造しています。

ビール
DESCHUTES BREWERY 「Lil’ Squeezy Juicy Ale」
原料:麦芽、ホップ、オーツ
スタイル:ペールエール
アルコール度数:5%
写真提供:ナガノトレーディング

DESCHUTESで人気の「Fresh Squeezed IPA」の妹分のような存在のビール「Lil’ Squeezy Juicy Ale」はグルテンが低減されたヘイジーなペールエール。さわやか、ジューシーで飲みやすく、フレッシュな柑橘とフルーツの皮のようなアロマ、やさしいモルトの味わいが特徴的。

2022年4月日本初上陸、「グルテンフリー」のビールに特化したブルワリーDUCK FOOT BREWING

アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴのDUCK FOOT BREWING(ダックフットブリューイング)は、リリースするビールが全て「グルテンフリー」(含まれるグルテンがFDA<アメリカ食品医薬品局>の定めるグルテンフリー基準値=20ppmを下回る)、という、「グルテンフリー」に特化したクラフトビールブルワリーです。
DUCK FOOTは、CEOのマット・デルヴェッチオさんがセリアック病(グルテン等のタンパク質に反応を示す自己免疫疾患)の診断を受けたことから始まりました。グルテンを含む一般的なビールを飲めなくなったマットさんは「グルテンフリー」のビール造りについて研究を開始。その後、自家醸造家として熟練した技術を持っていたブレット・ゴールドストックさんと出会い、2015年にDUCK FOOTを立ち上げました。

ブルワリー
DUCK FOOT BREWINGのスタッフ
写真提供:ナガノトレーディング
ビール
DUCK FOOT BREWING「Duckzilla」
スタイル:ダブルホワイトIPA
アルコール度数:8.6%
写真提供:ナガノトレーディング

DUCK FOOTのビールはグルテンを減らしていても味にはまったく影響がなく、そのクオリティは高い評価を得ています。2022年4月に日本初上陸の予定で、日本で発売されるラインナップのうちの1本「Duckzilla」は、Double White IPA。小麦を使い、Hazy IPAのようなやわらかさと、柑橘や松の新芽のようなアロマが楽しめます。

多くの人がクラフトビールを楽しめるように!

「グルテンフリー」のビールと聞くと、何か特別な味わいがするんじゃないか、率直に言えばあまりおいしくないんじゃないか……という先入観を抱きがちではないでしょうか。今回紹介したビールのなかで3種のビールを試飲すると、そのバイアスは払拭されました。どのビールも濁った液色が共通していて、味わいもヘイジーなニュアンスがあり、クラフトビールを飲みなれている方、特にヘイジーIPAが好きな方にとっては違和感のない味わいではないかと感じます。

ビール

アレルギーがあったり、食事に制限を設けている当事者にとって、グループでの食事の機会に自分だけが周りのみんなと同じものを食べられない状況というのは寂しいもの。選択肢が増えることで、多くの人たちがクラフトビールを楽しめるようになったらいいですね。食事制限をしている方もしていない方も、「グルテンフリー」のビールを一度試してみては?

※各ブルワリーは「グルテンフリー」とパッケージに記載したり、この記事でも「グルテンフリー」という言葉を使っていますが、グルテンの値がゼロ、ということではなく、各国の基準値以下であるという意味合いです。アレルギー等のある方はその点を十分ご留意ください。

【関連サイト】
POHJALA
BREWSKI(インスタグラム)
BURNT MILL BREWERY(インスタグラム)
STONE BREWING
DESCHUTES BREWERY
DUCK FOOT BREWING

参考:『現代用語の基礎知識』(2019年、自由国民社)、『旺文社 科学事典』(2010年、旺文社)

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