近ごろ、賑わいをみせるクラフトビール業界。もともと「地ビール」と呼ばれていたビールが時を経て「クラフトビール」と呼ばれるようになったのは、ほんの数年前のことです。
2015年ごろから徐々に人気を集め、今では日本全国にあるブルワリーの数は500か所以上となり、テレビドラマや雑誌など、広く取り上げられるようになりました。しかし、クラフトビールの人気が高まってきているとはいえ、クラフトビールを飲んだことがない人とクラフトビールの話題になったとき「どこで買うの?」「どこで売ってるの?」などと聞かれることもあります。
そこで今回は、クラフトビールを購入できる場所や方法をご紹介します。迷ったら紹介している場所に行けば大丈夫!きっと、おいしいクラフトビールとの出会いが待っています。
クラフトビールはどこで買えばいい?
今では、さまざまな場所で見かける機会が増えたクラフトビール。そんなに話題になっているなら、1度試してみたいなと思う人も少なくないでしょう。そこで、おすすめの購入場所をご紹介します。ここに行けば、お目当てのクラフトビールがきっとみつかるはずです。
コンビニで購入
日ごろお世話になるコンビニでも、今ではクラフトビールを購入できる場所が続々と増えています。
例えば、ローソン。ローソンでは、大手ビールメーカーのビールをはじめ、クラフトビールを多く手がける「ヤッホーブルーイング」のビールを購入できます。代表的な銘柄である「よなよなエール」やネーミングセンスが光る「水曜日のネコ」、さらにはホップの香りが特徴的な「インドの青鬼」など、今まで飲んだことのないビールがラインナップ!気軽に足を運べるコンビニで、ちょっとした買い物ついでにクラフトビールを購入できるのはうれしいですね。
最近では、購入できるクラフトビールの種類が並ではないコンビニが「狂ったセブン」や「狂ったファミマ」として、SNSほかで話題になるなど、クラフトビールファンから注目されています。通常、コンビニで購入できるのは、数種類のクラフトビールだけ。しかし、この「狂ったセブン」や「狂ったファミマ」などでは世界各国のクラフトビールも含め、約100種類以上を取り扱っています。元酒屋が運営するなどしていて、かなり珍しいクラフトビールを購入できるとあり、ビール好きから人気を集めています。
スーパーマーケットや百貨店で購入
日本全国に多くの店舗数を構える「イオングループ(イオンモール・マックスバリュー・ダイエー・マルエツなど)」では、その地域で製造するクラフトビールを多く取り揃えています。行く先々で、地域に根ざしたクラフトビールと出会えるでしょう。日本だけでなく、海外ビールの品揃えも豊富です。
成城石井や北野エースなどの高級スーパーでも、クラフトビールの取り扱いがあります。こちらでは、全国的に有名なクラフトビールを取り揃えています。日本で初めて「地ビール」を製造した歴史を持つ「エチゴビール」や、最近アサヒビールとの提携を発表した、スコットランドのクラフトビール「ブリュードッグ」など、クラフトビール初心者なら飲んでおきたいビールです。
さらに、三越伊勢丹や阪急デパートなどの大型百貨店でも、クラフトビールの取り扱いを強化。古くからのお付き合いを活かした独自ルートで、他のコンビニやスーパーなどではあまり見かけない珍しいクラフトビールを取り揃えています。
ディスカウントストアで購入
ディスカウントストアもクラフトビールを買う場所としておすすめです。最近、とあるディスカウントストアがオープンして注目を集めました。それは、東京駅直結の「八重洲地下街」にある「お酒ドンキ」。日用品から食品、家電に至るまで何でも取り揃えるドン・キホーテがオープンした酒類専門店です。
「お酒ドンキ」の特徴は、品揃えの良さ!世界のビール100種類以上や、若者に人気のパーティードリンク、高級シャンパンなどのプレミアムなお酒など、そのアイテム数は1,200を超えます。
なかでも注目は、売り場に収まりきらないほどのクラフトビール。常温棚と冷蔵棚の2種類に分けて陳列してあり、ビールに力を入れていることが伺えます。おすすめは、樽から出したてのビールをペットボトルに詰め込んだ「生クラフトビール」!小売店舗で初めての取り扱いということで、今まで生のクラフトビールを飲んだことがない人も身近に購入できるようになっています。
酒屋やボトルショップで購入
今ではあまり見かけなくなった町の酒屋。昔は、酒の販売が一般酒類店といわれる酒屋でしか認められなかったため、日本全国に多くの酒屋が存在していました。
そんな酒屋さんですが、生き残りのために専門性を特化し、多くのクラフトビールを扱っているところもあります。もし、こうした専門性の高いクラフトビールを扱う酒屋を探しているなら、現代の技術を駆使して検索を。あなたが住んでいる町で、密かに営んでいる酒屋さんを発見できるかもしれません。
また、最近ではクラフトビールのみを取り扱うボトルショップも続々とオープンしています。コンビニやスーパーなどでは、全国的に知名度があるクラフトビールを多く販売していますが、全国500か所以上もあるクラフトビールから選りすぐりのものをピックアップしたボトルショップもあります。
そして、そのどれもが、見たことも聞いたこともないような珍しいクラフトビールばかりです。ラベルデザインも斬新なものが多く、ピンときたものをラベル買いをしてみるのもおすすめです。
オンラインショップや通販で購入
飲んでみたいクラフトビールが近くで購入できない場合は、公式オンラインショップや大手通販ショップでの購入がおすすめです。
今ではインターネットにつなぐことができれば、大抵のクラフトビールがゲットできる便利な時代。飲んでみたいものがあれば、ぜひチェックしてみてください。なかには店頭でしか販売していないクラフトビールや、販売と同時に売り切れてしまう大人気のクラフトビールもあるので、そうしたクラフトビールとの出会いも楽しんでみてください。
ブルワリーで購入
ブルワリーとは、英語でビールの醸造所のことを指します。できたてのビールをおいしい料理と一緒に味わえるレストラン・ビアバーが併設されたブルワリーもあり、多くの場合、クラフトビールをその場で味わうだけでなく、持ち帰りの瓶や缶、グラウラーなどで買うことができます。
自宅や職場の近くに気になるブルワリーがあれば、足を運んでみてください。ブルワリーでしか購入できない、限定のクラフトビールが販売されていることがあります。珍しいビールをゲットできるチャンスです。
また、ブルワリーでは代表的な銘柄のクラフトビールが常時販売されています。いつ訪れても安定して購入できるのはブルワリーならではです。
【番外編】旅先では駅構内ほかにある土産屋で購入
旅先や出張先では、主要駅の構内ほかにある土産屋でもクラフトビールを買えます。土産屋は、地域に特化した土産を多く取り扱っているため、その場所で有名なクラフトビールを販売しています。多くの人が行き交う主要駅だからこそ、各ブルワリーが手掛ける代表的なクラフトビールを取り揃えています。
【番外編】ビアフェス・イベントで購入
日本全国から有名なブルワリーが多数参加するビアフェスでは、会場で購入して飲むのが一般的です。しかし、一部の参加ブルワリーでは、その場でクラフトビール瓶や缶を購入でき、自宅に持ち帰ることができます。
たとえば、埼玉県のさいたま新都心で、春と秋の年2回行われている日本最大級のビアフェス「けやきひろば ビール祭り」や、日本で長らく開催されている「ビア・フェスティバル」など、多くのビアフェスでは、一部店舗でクラフトビールの瓶・缶を販売しています。
ビアフェスが開催されたときには、会場で飲んで、お気に入りのクラフトビールを見つけてみてください。
まとめ
今や、多くの場所で購入できるようになったクラフトビール。店によって取り扱うクラフトビールはさまざまで、どのクラフトビールがおいしいのかわからないと思います。そんなときは、いつも行くコンビニやスーパーマーケットに並んでいるクラフトビールのパッケージに書いてあるビアスタイルや味わいについての説明文を読んでから買ってみてください。それからは個性あふれるクラフトビールを探しに、高級スーパーや百貨店、酒屋、ボトルショップなどに足を運んでみてください。お気に入りのクラフトビールがみつかりますように。
むなげちゃん
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