年越しそば×クラフトビール、密かなブーム?の“旨み系”ビールとそばをペアリング!

そばとクラフトビール

日本の年越しといえば除夜の鐘と初詣。それに、やっぱり年越しそばも食べたいですよね。ビールラバーなら、年越しそばにもビールを合わせたくなります。そこで東京・上野にある、そばとクラフトビールの店「TOWA 麦酒と日本酒と蕎麦」で、そばに合うビールについてお聞きしました。最近リリースが続いている日本ならではの旨みを表現したビールとそばの相性は?

江戸時代からの習慣、そば前をクラフトビールで楽しむ

東京・JR上野駅不忍口の目の前にある「TOWA 麦酒と日本酒と蕎麦」は、クラフトビールとそばを楽しめるお店です。オーナーの塙大輔さんは、アイリッシュパブ「The World End -Irish Pub-」や、そば店「めん処 つるや」など4店舗を上野に展開し、「TOWA」はそのアイリッシュパブとそば店の要素を融合したお店。

「TOWA麦酒と日本酒と蕎麦」店内

「TOWA」店内。れっきとしたそば店だが、カウンターにならぶビアサーバーがビアバーの雰囲気を醸し出す

江戸時代からある、そば前(そばを食べる前に飲むお酒や肴)の習慣を堪能できる場として、板わさや天ぷらなどそば店ならではの一品料理と、自家製のつゆが自慢の二八そば、そして15tapのクラフトビールがオンメニューしています。

※2020年12月時点では、東京都からの営業時間短縮の要請などから、クラフトビールは10tapの展開

そばに合うのはどんなビール?年越しそばのペアリングアドバイス

オーダーをする前に、「TOWA」のフロアマネージャー・小林沙織さんに、そばに合うビールについてアドバイスしていただきました。

フロアマネージャー

フロアマネージャーの小林沙織さん

「TOWA」のそば。ちょっと濃い目の自家製つゆ

「TOWA」のそば。ちょっと濃い目の自家製つゆは、江戸の味わいを意識

クセのないピルスナーか、フルーティーなゴールデンエール

スタンダードなセレクトなら、キレがあってどんな料理にも合わせやすいピルスナーか、フルーティーさのあるゴールデンエールがおすすめ、と小林さん。どちらもクセのない味わいで、そばの香りを邪魔しないビールスタイルです。

うしとらブルワリーのピルスナー「じっくりコトコト仕込んだピルス」、ゴールデンエール「お会計お願いします」のPOP

取材時(2020年12月)の「TOWA」のメニューにある、うしとらブルワリーのピルスナー「じっくりコトコト仕込んだピルス」、ゴールデンエール「お会計お願いします」のPOP

取材時に「TOWA」で提供していたピルスナーは、うしとらブルワリーの「じっくりコトコト仕込んだピルス」。「熟成時間が長く、香りが豊潤。うしとらブルワリーのビールの中でも“濃ゆい”味わいです」(小林さん)。

ゴールデンエールでは同じくうしとらブルワリーの「お会計お願いします」をラインナップ。「こちらはピルスナーよりもフルーティー。うしとらブルワリーのビールはドライでキレがあるものが多いですが、このビールはアロマホップを使用していてモモやパイナップルのようなトロピカルなフルーツの香りが特徴です」(小林さん)。

天ぷらに合わせるならやっぱりIPA

そばには天ぷらがつきもの。天ぷらに合うビールは「やっぱりIPA」(小林さん)。
苦味もキレもあり、ホップの香りが豊か。揚げ物でちょっと油っぽくなった口の中をスッキリとさせてくれます。

「TOWA」の天ぷらはエビが巨大!

「TOWA」の天ぷらはエビが巨大!

T.Y. HARBOR BREWERY「年忘れIPA」のPOP


取材時にラインナップされていた、T.Y. HARBOR BREWERY「年忘れIPA」のPOP

取材時に提供していたのは、T.Y. HARBOR BREWERY「年忘れIPA」。年末にぜひぜひ飲みたいシーズナルな1杯。「T.Y. HARBORは、ハイアルコールなビールを作るのが上手。『年忘れIPA』はインペリアルIPAで、アロマホップを使い香り重視で仕上げられています」(小林さん)。アルコール度数は8%。年忘れとはいえ、飲み過ぎないように注意。

オーダーしたのは“旨み”を感じる個性的な1杯

結局、この日「TOWA」の天ざるそばと一緒にオーダーしたのは、小林さんが「ちょっと面白いセレクトをするなら」とすすめてくれた1杯。うしとらブルワリーの「UMAMI」です。

天ざるそばと、ビール

天ざるそばと、ビール

うしとらブルワリー「UMAMI」

「UMAMI」は、しいたけを使用したラオホビール。ラオホビールは、燻製したモルトを使うビールスタイルです。しいたけの旨みと燻製香で、奥行きのある味わい。「辛口で濃い、うちの店のめんつゆと合うかもしれないですね」(小林さん)。

「日本の“旨み”を活かしたビールはいろいろなブルワリーからリリースされています。海外でも人気らしいです」と小林さんが言うように、これまで、かつお節をふんだんに使ったヤッホーブルーイングの「前略 好みなんて聞いてないぜSORRY うま味一番だしアロマ仕立て ホワイトIPA」や、しいたけ、昆布、かつお節を使った伊勢角屋麦酒の「社長 Special Japanese DASI ALE」など、日本食でなじみ深い旨みのある素材をプラスしたビールは各社からたびたび発売されてきました。

どんな味? といぶかしさを感じる人もいるかもしれませんが、今回オーダーした「UMAMI」は、しいたけそのものの風味はほぼ感じず旨みだけがあって、めんつゆの出汁の旨みとマッチします。“旨み系”のビールは和食とよく合います。

うんちくなし、クラフトビールを気軽に飲める店

「TOWA」について、オーナーの塙さんは、「気軽に入れるのがうちのいいところです。普通のそば屋だと思ってくれれば。クラフトビールのうんちくなんて語らなくても、飲んでおいしいと感じるビールが一番ですよ」と言います。確かに、ビールマニアでなくても入りやすい雰囲気。 ビールのオーダーに迷ったら小林さんに相談もできます。

2020年の年末年始は、外出を控える方も多いかもしれません。この事態が収まってからでも、「TOWA 麦酒と日本酒と蕎麦」で、そばとビールを堪能してください。家で年越しそばを食べる際にも、小林さんのアドバイスを参考にしてビールを選んでみてくださいね。

【関連サイト】「TOWA 麦酒と日本酒と蕎麦」Facebook
【関連サイト】「TOWA 麦酒と日本酒と蕎麦」食べログページ

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My CRAFTBEER 編集部
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